こいこと。が名言にモノ申す!
今回のテーマは、ロシアの文豪レフ・トルストイのこんな名言。
「結婚は急いでする必要はない。
結婚は果物と違い、いくら遅くても季節はずれにはならない。」
――レフ・トルストイ(1828〜1910)
……まるで、「焦らなくていいんだよ」と肩を叩かれているようなこの言葉。
でも現実には、「早く結婚しなきゃ」「いつまでも独身だと…」そんな空気がまだまだ根強くあるのも事実。
本当に“いくら遅くても”いいの?果物じゃないけど、やっぱり熟れすぎるってこともあるの?
今回はマリ・ミカコ・ナナ・ソウタの4人が、この時代を超えた名言に、現代の視点からモノ申します!
「いくら遅くても季節はずれにならない」って、本当?
編集部:さて今回の名言、「結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれにはならない」──これを最初に読んだとき、どう思いましたか?共感?それとも違和感?
ミカコ:はい、まず私いいですか。これ最初読んだとき、「いや、そんな甘くねぇよトルストイ!」って言いたくなった(笑)理屈ではわかるんですよ。でも、現実は“賞味期限”みたいな視線があるのも事実で。
マリ:うんうん、たしかに“圧”はある。でも私はこの言葉、すごくしっくりきたな。自分が再婚したのが40代だったから、当時「もう遅いかも」って思ってたの。でもね、ちゃんと“旬”だったのよ。私にとって。
ナナ:めっちゃわかる!あたしも30すぎた頃から“焦れプレッシャー”えぐかった。でも若いときに変な勢いで結婚しなくて、逆によかったって今は思ってる。ほんま“早さ”と“幸せ”は比例せん。
ソウタ:おれはこの言葉、ちょっと詩みたいで好きでした。「遅い」って言われても、まだ咲く気持ちがあるなら、それは“今が季節”なのかなって。恋ってさ、人によって春のタイミング違う気がするだよね。
ミカコ:あんた急に詩人だな(笑)……でもそうね、結婚って“全体の正解”はないんだよね。問題は“自分にとってどうか”で。
ナナ:そうそう。でもそれでも焦る時期ってあるんよな。親戚の集まりとかマジ地獄(笑)
マリ:あれは本当に“果物扱い”されてる感あるわよね。「早く熟さないの?」って言われてる気分になる。
ソウタ:でも熟した果物って、味が濃くてうまいよね。おれ、そういう人に惹かれる。
ミカコ:……あんた、たまに名言出すから油断ならないんだよな。
編集部:なるほど、それぞれの“感じた温度差”が見えてきましたね。では次は、「実際に焦ったことある?それとも待ってよかったことある?」そんな体験談も交えて、深掘りしていきましょう!
「早くしなきゃ」は本当?焦りと納得、それぞれの“タイミング”
編集部:さてここからは、みなさんの体験談も交えて“結婚のタイミング”について深掘っていきます。焦ったこと、逆に「待ってよかった」と思えたこと、あれば教えてください!
マリ:私はやっぱり「焦りは敵」って思うわね。最初の結婚はまさに“タイミング”に流された感があって。でも2度目の結婚は、自分の心が整ってから選べたの。焦らないことで、ちゃんとした愛情に気づけたっていうか。
ミカコ:私は正直、30手前の頃がいちばん苦しかったな。周りは次々と結婚していくし、親からも「今が勝負」みたいな空気をバンバン出されてて。でも、そんな焦ってる自分って、自分の価値下げてたなって今は思う。
ナナ:めっちゃわかる。あたしも焦って変な男と付き合ったことあるよ(笑)「もうこの人でいいかも…」みたいな弱気になって、結果えらい目見た。でも今は逆に、「焦ってなくてよかったなー!」って思える。ギリギリ自分でブレーキ踏めてよかった。
ソウタ:おれ、焦ったことないかも…。なんか、まわりがどうとかってより、自分が“いいな”って思える人に出会えたときが、その人との季節な気がするんだよね。 いつかちゃんと咲くなら、待つのも全然いいと思ってる。
ミカコ:ソウタ、それたぶん結婚適齢期に言われるとムカつくやつ(笑)でも今このタイミングで聞くと沁みるの、なんでだろうね。
ナナ:でもそれも正論やなぁ。ってか“自分の季節”って言い方、ちょっと詩人すぎん?
ソウタ:んー、なんか…咲く花って、ちゃんと自分のタイミングで咲くじゃん。人もそれと似てる気がするんだよね。
マリ:あら素敵。急いで咲かせた花より、自分のリズムで咲いた方が香り高いものよね。
ミカコ:それ名言(笑)てか今日みんな詩人気味なんだけど、大丈夫?
編集部:たしかに、今回は名言率が高いですね(笑) ではいよいよ最後、「この名言を自分の言葉で言い換えるなら?」を聞いてみましょう。あなたなりの“結婚の季節”とは?
「結婚の季節は人それぞれ」──私ならこう言い換える!
編集部:では最後に、このトルストイの名言を「自分の言葉」で言い換えるとしたら?あなたなりの“結婚の季節”への想い、ぜひ聞かせてください!
マリ:「結婚は、心が熟したときに味わうもの」 果物に例えるなら、私たちは自分で“実りの時”を決められる存在だと思うの。急いで収穫するより、じっくり甘くなるまで育てるのも、すごく素敵よ。
ミカコ:「“今じゃなきゃ”って焦っても、“今”じゃないときがある」 私、だいぶ遠回りしてきたから言えるけど、焦って選んだタイミングってたいていズレてる。だからこそ、“今かも”って思える日を、ちゃんと信じたい。
ナナ:「その人と出会ったときが、ベストシーズン」 結婚って“いつ”じゃなくて“誰と”なんよな。出会いのタイミングが最高なら、それがその人の結婚適齢期やと思う!
ソウタ:「おれは、ちゃんと咲けたときが“季節”だと思う」 なんか、誰かに「もう遅い」って言われても、自分の気持ちが咲いたなら、それがタイミングなんじゃないかなって。恋も、結婚も。
編集部:それぞれの言葉に、それぞれの“時間”が詰まってましたね。トルストイが言う「いくら遅くても」の意味、少しずつ見えてきた気がします。
あなたの“季節”は、きっとこれからも訪れる。
「結婚は果物と違って、遅くても季節はずれにならない」──そんなトルストイの言葉に、こいこと。ライターたちがモノ申しました。
誰かと比べて焦ってしまったり、もう遅いかもと感じたり。 でもきっと、本当に大事なのは“今の自分”をちゃんと見つめること。
あなたが「この人だ」と思える誰かと出会ったとき、 それが、あなただけの“結婚の季節”になるのかもしれません。
焦らなくていい。 自分のペースで咲く恋も、ちゃんと実を結びます。