こいこと。座談会──恋人と結婚相手の違いって何だろう?
マリ:こんにちは、マリです。今日はちょっと本質的なテーマ、「恋人と結婚相手ってどう違うのか?」について語り合っていこうと思います。
ユウト:よろしくお願いします。恋愛と結婚、似てるようでやっぱり別のフェーズですもんね。
ナナ:きたね〜〜。こういうテーマ、あたし好きだよ。なんなら婚約破棄の話も出せるよ(笑)
ワニオ:……あの、恋愛に詳しくないワニなんですが、今日は何をしゃべればいいのでしょうか。婚姻届の構造について話せば……?
ナナ:ワニオ、婚姻届じゃなくて「人の気持ち」を話す回だから!
マリ:大丈夫、ワニオくんの“外側から見た視点”も、むしろすごく大事かもしれないわ。
恋人と結婚相手、違いは「覚悟」?
ユウト:僕は結婚して感じたのが、「楽しさ」より「安心感」を重視するようになったってことかな。
ナナ:うんうん、それすごいわかる。恋人はさ、「この人といるとドキドキする」っていう要素が大きくない?でも結婚って、「この人となら地味な日々も笑えるかも」って感覚の方が大事。
マリ:そうね。「ときめき」だけで走り切れないのが、結婚かもしれない。
ユウト:あと、「この人と一緒に年を重ねたい」って、ある種の“未来感”があるかないかが大きい気がするんですよね。
ワニオ:……その“未来感”って、健康酒的なやつでしょうか?
ナナ:違う!笑 でもワニオ、いい線ついてるかも。恋人は「今」だけど、結婚相手は「老後」まで想像できるかがカギかもね。
「一緒に暮らせるかどうか」が分かれ道
マリ:私は再婚を決めたとき、「生活力」と「生活リズム」がちゃんと合うかをすごく大事にしたの。
ナナ:わかる、わかる。デートしてるときは気づかないけど、一緒に暮らすと些細なことで衝突するからね。洗濯物の干し方とか、歯磨き粉の絞り方とか(笑)
ユウト:僕も、妻と付き合ってる頃は「なんでも許せる」って思ってたけど、同棲始めて「あ、これストレスになるかも」って気づいたこともありました。
ワニオ:では、付き合う前に生活シミュレーションを義務化すればいいのでは? 同棲前審査とか……。
ナナ:斬新だけど、あながち間違ってない(笑)
マリ:ほんとに。恋人は「お互いを楽しむ関係」だけど、結婚相手は「一緒に生きる関係」。その違いって、意外と大きいわよね。
恋人向きでも、結婚向きじゃない人もいる?
ナナ:あたしの元カレ、恋人としては最高だったけど、結婚って考えたら無理だったな〜。
ユウト:どこがダメだったんですか?
ナナ:「楽しいことだけ共有したい人」だったの。落ち込んでるときとか、しんどいときに寄り添うのが苦手でさ。
マリ:それってすごく大事な違いね。恋人って、お互いの“いい部分”だけを見せ合っても成立する。でも結婚相手には、“弱さ”も共有できないと続かない。
ワニオ:つまり、恋人は「プレゼン用プロトタイプ」、結婚相手は「長期運用可能な安定設計」、みたいな……。
ユウト:その例え、地味にすごくしっくりきました(笑)
結局、何が決め手?
ナナ:結婚相手に求める一番の条件って、人によって違うじゃん。あたしは「頼れるか」だったな。
マリ:私は「一緒にいてホッとする人」。
ユウト:僕は「ちゃんと向き合える人」かな。
ワニオ:……私は「恋愛感情の有無にかかわらず、精神的に安定している存在」が理想ですね。あっ、でも恋愛してないので説得力ゼロです。
ナナ:でもさ、逆に“恋愛に冷静な立場”の意見って、必要だと思うんよ。盲目になってるときって、意外と気づけないからさ。
マリ:そうね。ワニオくんのコメントって、私たちが見落としがちな本質をついてくれる気がするわ。
ユウト:恋人か結婚相手か、どちらを求めるのかって、自分がどんな未来を望んでいるかにもよる気がしますよね。
まとめ:恋人も結婚相手も“自分らしくいられる人”がいい
マリ:いろいろ話してきたけど、最終的には「一緒にいて自分らしくいられるかどうか」って、大きな基準になる気がするの。
ナナ:うん、それ大事。肩肘張ってる恋って疲れるもん。
ユウト:だからこそ、自分の中で「どんな人生を歩みたいか」を考えることが、結婚相手選びの第一歩なのかもしれませんね。
ワニオ:では私は、今夜も独身貴族として、スーパーで半額のキュウリを買いに行ってきます。
ナナ:オチ完璧かよ(笑)
マリ:ありがとうワニオくん。恋愛の外にいるあなたがいることで、話がずっと深まった気がするわ。