完璧な人に惹かれない理由。隙や不完全さこそ恋の魅力?

「完璧な人」って、聞くだけで理想的に思えるかもしれません。外見も性格もスキがなく、いつもスマートに振る舞える人。――でも、実はそんな“完璧すぎる人”には、意外と恋心を抱きにくいもの。今回は編集部のマリ、ナナ、ミユ、リクの4人で「完璧な人に惹かれない理由」について語り合ってみました。共感できるところも、ちょっと笑える本音トークも交えてお届けします。

目次

完璧すぎると近づきにくい?

リク:「僕のまわりにも“完璧だな”って思う人はいるんですけど、正直言って近づきにくいんですよね。仕事も勉強もできて、見た目も整ってて…。話しかける前から自分が劣ってる気がして、距離を感じちゃう」

ミユ:「わかるー!しかもそういう人って、ちょっとドジっただけでめっちゃ目立っちゃうじゃん? だから本人も“失敗しないようにしなきゃ”って気を張ってる感じで、横にいてもリラックスできないんだよね」

ナナ:「完璧って聞こえはいいけど、付き合う相手として考えたらしんどそうだよな。なんか“常に見張られてる”みたいな緊張感があるっていうか。私は一緒にアホできるくらいの余裕がある方がいいわ」

マリ:「そうね。人間って“隙”があるから安心できるんだと思う。完璧すぎる人と一緒にいると、こちらも無意識に比べちゃって、素を出せなくなる。恋愛ってリラックスできる時間も大事だから、その意味で“完璧さ”は逆効果になることが多いのよね」

リク:「なるほど…。完璧って一見理想だけど、近づく側からすると壁になっちゃうのか」

弱さや人間らしさに惹かれる理由

ミユ:「私さ、昔バイト先の先輩がめっちゃテキパキしてて“完璧人間”だったの。でもある日、オーダー取り間違えてテンパって“やっちゃった…”って笑ってたの。それ見て逆にキュンとしたんだよね。あ、こういう人も人間なんだって思った瞬間に距離が縮まった感じ」

リク:「わかります。完璧で隙がないと壁を感じるけど、弱さを見せたときって“信頼してくれてるんだな”とも思えるんですよ。人間らしさを見せられると、こちらも肩の力が抜けて自然体でいられる」

ナナ:「そうそう。弱さを共有できるって大事だよな。自分も完璧じゃないし、お互いに失敗するのが当たり前だって思える相手なら、余計な緊張感なく一緒にいられる。逆に“絶対に弱みを見せない”みたいな人は、なんか信用できない」

マリ:「結婚生活でも同じよ。最初は理想的に見える相手でも、一緒に暮らしていれば弱い部分や不器用な部分は必ず見える。そのときに“そんな姿も含めていいな”と思えるかどうかが、長続きするかの分かれ目。弱さって、実は人を惹きつける魅力になり得るのよね」

ミユ:「そう聞くと、やっぱり“完璧さ”より“人間っぽさ”だよね。私、笑いのツボが合うとか、しょうもないこと一緒に楽しめるとか、そういう相手の方が惹かれるなぁ」

リク:「結局、人は完璧さより共感や安心感に惹かれるのかもしれませんね」

完璧さは時にプレッシャーになる

リク:「僕、昔“なんでもできる優等生タイプ”の人と付き合ったことがあるんですけど、最初はすごく尊敬できて誇らしかったんですよ。でもだんだんと、自分まで背伸びしないといけない気がして…。いつの間にか一緒にいるのが疲れるようになっちゃったんです」

ナナ:「あー、それめっちゃわかる。相手が完璧すぎると、無意識に比べちゃって“私もちゃんとしなきゃ”ってなるんだよな。恋愛なのに勝手に競争みたいな雰囲気になってさ。私は家でスウェットでゴロゴロできるくらいの相手がいい(笑)」

ミユ:「そうそう!私も“おしゃれなカフェでしかデートしません”みたいな雰囲気の人といたとき、全然落ち着けなかったなぁ。こっちはファストフードでも全然楽しいのに、“え?ここじゃダメ?”みたいな。完璧志向って、相手にまでプレッシャーを与えるよね」

マリ:「人は理想に引っ張られすぎると、自分を見失っちゃうのよね。私も若い頃、完璧に見える相手に合わせようとして背伸びしたことがあったけど、結局疲れちゃった。恋愛は努力することも大事だけど、プレッシャーになるほどの理想を押し付け合うのは続かないのよ」

リク:「確かに…。本当は一緒にいて楽しいとか、安心できるとか、そういう部分が大切なのに、“完璧な彼女でいなきゃ”って気持ちにさせられると苦しいんですよね」

ミユ:「だから結局、完璧男子より“一緒にラーメンすすれる男子”の方が最高ってこと!」

ナナ:「わかるわ〜。気取らず自然体でいられるのが一番だよな」

結局、惹かれるのは「不完全な愛嬌」

ミユ:「私ね、結局“笑いのツボが合うかどうか”が一番大事だと思うんだよね。ちょっとドジっても一緒に笑えるとか、“まあいっか”って流せる関係って最強じゃない? 完璧よりそういう愛嬌に惹かれる!」

ナナ:「確かに。私も器用な人より、不器用でも誠実にやろうとしてる人に惹かれるかな。料理下手でも一生懸命つくってくれるとか、そういう方が胸打たれるよな。完璧より“人間くささ”の方が魅力になる」

リク:「僕の場合は“努力中の人”に惹かれます。まだ完璧じゃないけど、目標に向かって頑張ってる姿ってすごく輝いて見えるんです。未完成だからこそ応援したくなるし、一緒に成長していきたいって思えるんですよね」

マリ:「大人になって思うのは、心の余裕を持っている人に惹かれるってことかな。完璧である必要なんてなくて、むしろ“ちょっとくらいダメでも大丈夫”って笑える余裕がある人。そういう人となら、恋愛も長続きするし、一緒にいる時間が安心できるの」

ミユ:「なるほど〜。完璧さより、ドジとか不器用さの方が心を動かすってことだね」

ナナ:「結局“人間味”がある方が愛されるんだよな」

リク:「はい。恋愛って不完全だからこそ相手に惹かれて、お互いを補い合えるんだと思います」

マリ:「そうね。だからこそ、完璧さにこだわらず“お互いの不完全さを楽しめる関係”を見つけられるのが一番幸せなんじゃないかしら」

まとめ

「完璧な人」は一見理想的に見えても、恋愛の相手としては距離を感じさせたり、プレッシャーになったりすることが多い。今回の座談会で出たのは、むしろ“弱さや人間らしさ”にこそ心が惹かれるという意見でした。

隙があるからこそ安心できるし、失敗を共有できるからこそ距離が縮まる。完璧を求めすぎるより、お互いの不完全さを受け入れて笑い合える関係の方が、恋愛も長続きするのです。

完璧じゃなくてもいい。不完全だからこそ愛嬌があって、人は人に惹かれる。――そんなメッセージが、この座談会の結論でした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次