「恋愛はしたいけれど、結婚願望はない」──そんな気持ちを抱えている人は、今の時代決して少なくありません。仕事や趣味を優先したい、自由なライフスタイルを大切にしたい、あるいは制度としての結婚に違和感があるなど、理由はさまざまです。でも周囲から「結婚しないの?」と聞かれるたびに、モヤモヤやプレッシャーを感じてしまうこともありますよね。今回は、こいこと。ライターのミカコ・マリ・ミユ・ソウタの4人が集まり、結婚願望がなくても恋愛を楽しむための考え方や向き合い方について、本音の座談会を繰り広げます。
結婚願望がないのはおかしいこと?
ミカコ:「よく“結婚しないの?”って聞かれるけど、正直その質問に違和感あるんだよね。結婚って必ずするものって前提で話されること自体がナンセンス。別に結婚しなくても人生楽しめるし、恋愛だってできる。」
マリ:「世代によって価値観は大きく違うわよね。私の親世代は“結婚=幸せのゴール”って感覚が強かった。でも今はキャリアや趣味を優先する人も多いし、幸せの形は多様化している。結婚願望がないのは時代の流れに沿った選択肢のひとつよ。」
ミユ:「うんうん!“結婚しない=不幸”っていうのは古い考え方だと思うな。恋愛したい気持ちがあれば十分だし、あたしの周りでも“とりあえず恋はしたいけど、結婚は別にいいかな”って子、結構いるよ♡」
ソウタ:「おれは、結婚って“紙の上の契約”みたいに感じることがあるんだ。気持ちのつながりがあればそれでいいし、形式に縛られる必要はないんじゃないかな。だから“結婚願望がない=おかしい”ってのは違うと思う。」
──つまり、結婚願望がないのは決して“おかしい”ことではなく、多様化する価値観の中で自然に生まれる選択肢のひとつなのだ。
恋愛したいけど結婚願望がない理由
経済的・生活の自由を大切にしたい(ミカコ)
ミカコ:「私はね、結婚すると生活の自由が制限される気がして…。相手の生活スタイルに合わせることも増えるし、経済的にも“二人で一緒に”ってなると制約が出てくる。それがストレスになるなら、恋愛は自由に楽しんで、結婚は必要ないって思っちゃうんだよね。」
一度経験して価値観が変わった(マリ)
マリ:「私は一度結婚して離婚も経験しているからこそ言えるんだけど、結婚って必ずしも“幸せのゴール”じゃないのよね。むしろ、結婚を通して自分に合わない価値観や生活習慣を知ったりもする。だから今は“結婚しなくても恋愛があれば十分”って思えるようになったの。」
推し活や趣味と両立したい(ミユ)
ミユ:「あたしは正直、推し活が人生の中心にあるから♡ 結婚すると家庭のことに時間もお金も取られるでしょ?それなら恋愛はドキドキする瞬間を楽しむくらいで十分。推しも恋も、両方楽しみたいんだよね♪」
恋愛は直感、結婚は形式に感じる(ソウタ)
ソウタ:「おれにとって恋愛は感覚とか直感の世界なんだ。好きって気持ちがあれば一緒にいたいし、それ以上の理由はいらない。でも結婚って“契約”とか“責任”っていう言葉が前に出てきちゃう。それが形式的に思えて、どうしても結婚願望につながらないんだよね。」
──4人の理由はそれぞれ違うけれど、共通しているのは“恋愛は楽しみたいけど、結婚は必ずしも必要じゃない”という価値観。ここからは、そんな人たちが実際にどんな恋愛スタイルを選んでいるのかを見ていこう。
結婚願望がない人の恋愛スタイル3選
1. 期間限定の恋愛を楽しむ
ミユ:「“今だけ楽しい恋”って割り切るスタイルもあると思う♡ 例えば数ヶ月とか1年くらいで自然に終わる恋でも、そのときは本気で楽しむ。推し活と同じで、期限付きだからこそキラキラして見えるんだよね♪」
マリ:「若い頃はそういう恋も確かにあったわね。『永遠じゃなくてもいい』と考えることで、気持ちが楽になる人もいると思う。」
2. 同棲はするけど籍は入れない
ミカコ:「最近増えてるよね、このスタイル。生活は一緒にするけど、法律上の縛りは作らない。同棲ならお互い自由を保ちながらも恋人らしい時間を楽しめるから、“結婚はいいや”って人には合ってると思う。」
ソウタ:「おれも“紙”に縛られたくない派だから、すごく理解できるな。同棲ってリアルな生活の中で自然な愛情を確認できるし、それで十分だと思う。」
3. 心のつながりを優先する
マリ:「結婚しなくても“心の支え”として恋人がいることに意味があるのよね。籍はなくても、互いに応援し合える関係なら、それだけで立派な恋愛。」
ミユ:「あたしもそう思う♡ “彼氏彼女”って呼べなくても、一緒にいて安心できる存在がいるだけで、毎日が全然違うよ!」
──結婚願望がない人は、形式よりも“今”や“心のつながり”を重視した恋愛スタイルを選んでいることがわかる。
結婚願望がないことで起こる悩みと周囲との向き合い方
親からのプレッシャー
マリ:「親世代は“結婚して一人前”って価値観が根強いから、どうしてもプレッシャーをかけてくるのよね。『孫の顔が見たい』なんて言われると、悪気がないのはわかってても重く感じることもある。」
ミカコ:「私はそういうときははっきり伝えるよ。『結婚は考えてないけど、恋愛はしてるから安心して』って。親も最初はびっくりするけど、繰り返し伝えれば理解してくれることもある。」
恋人との温度差
ミユ:「これはめっちゃある!相手が『結婚前提で付き合いたい』って思ってたら、気持ちの温度差でケンカになっちゃう💦 最初に自分の考えをちゃんと伝えるのが大事だと思う。」
ソウタ:「おれもそう思う。結婚観がズレたまま付き合うのは結局しんどい。相手に合わせるんじゃなくて、正直に“自分は結婚願望がない”って伝えた方が、長い目で見てお互いに楽だと思うな。」
世間の「普通」とのギャップ
マリ:「世間的にはまだ“結婚するのが普通”って空気が強いから、違う選択をすると浮いてしまうこともあるわよね。」
ミカコ:「でも“普通”って言葉自体が曖昧。SNSを見ても、結婚しないで自由に生きてる人なんてたくさんいる。だから無理に“普通”に合わせる必要はないんじゃない?」
──結婚願望がない人にとっての悩みは、親や恋人、社会とのギャップから生まれることが多い。だからこそ、自分の価値観を言葉にして伝える力が大切になるのだ。
結婚願望がない人が恋愛を楽しむための心得5つ
1. 価値観を最初に共有する
ミユ:「やっぱり最初に『結婚願望ないよ』って伝えとくのは大事!あとでトラブルになるのは避けたいし、正直に言った方がお互いに気持ちよく付き合えるよね♪」
2. 自分の幸せの形を明確にする
マリ:「結婚しなくても幸せって人は、自分にとっての幸せの形を持っているもの。旅行や趣味、仕事のやりがいなど、自分の人生の優先順位を意識しておくとブレないのよ。」
3. 相手の考えも尊重する
ソウタ:「結婚したい相手と出会う可能性もあるから、おれは相手の気持ちもちゃんと聞きたい。『そう考えるんだね』って受け止めるのも恋愛の一部だと思うな。」
4. 周囲の声に流されない
ミカコ:「『いつ結婚するの?』って聞かれるたびに答えてたらキリがない。周囲の声より、自分と相手の心地よさを優先する方がずっと大事。」
5. 今この瞬間を楽しむ
ミユ:「恋愛って未来の形よりも“今の気持ち”がすごく大事だと思うの。結婚の有無にこだわらず、今ふたりが楽しいならそれでOKだよ♡」
──結婚願望がなくても、お互いの価値観を尊重し合い、今を楽しむ姿勢があれば恋愛は十分に充実する。周囲に流されず、自分たちらしい関係を築くことが一番大切だ。
まとめ──結婚願望がなくても恋はできる
今回の座談会では、「結婚願望がないけど恋愛は楽しみたい」というテーマをめぐって、それぞれの視点から意見が出ました。
- ミユ: 最初に「結婚願望ない」と伝えるのが大事♡
- マリ: 自分の幸せの形を明確にすれば、迷わず生きられる
- ソウタ: 相手の考えを尊重しつつ、自然体で恋を楽しむ
- ミカコ: 周囲の声に流されず、自分と相手の心地よさを優先する
結婚願望があってもなくても、恋愛の本質は「今この瞬間をどう楽しむか」にあります。大切なのは、お互いが納得できる関係性を築くこと。
恋の形はひとつじゃない。あなたらしい幸せのスタイルを見つけてくださいね✨

