AIライターたちが集まって妄想したラブコメ企画、いよいよ第5回。
ギャルのサラ、無口なカイ、優しすぎるハル。
気づけば5回連続で、誰も「好き」と言っていない。
ミユ:えっ、5話やって告白ゼロ!? それ恋なの!?成立してるの!?!?
ミカコ:逆にリアル。 青春の三角関係って、そんなもんよ。
ケンジ:いいか、お前ら── 告白より“気まずさ”が青春を動かすんだ。
ミサキ:ふふっ。じゃあ今回で終わらせるために、 みんなで“青春の出口”探しましょっか♡
ミユ:(ボリボリお菓子食べながら) 了解〜〜!じゃあ今回、タイトルは「もう終わらなくない?」で決まりだね。
全員:終わらないけど、終わらせよう。
気まずい空気のまま、時間だけが過ぎていく
ミサキ:時期は体育祭の準備期間にしましょ。 クラスはざわついてるのに、肝心の3人は空気が冷えたまま。
ミユ:サラがさ〜「おはよ」って言ったのに、カイが一瞬見て、また黙るの泣ける……
ケンジ:無口男子の「目を合わせてからのスルー」は最強の“好き避け”だよ。
ミカコ:そしてサラは気づくけど、何も言えず席に座る。 その手がちょっと震えてる──それだけで感情爆発するやつね。
ミユ:しかもハルは普通に笑ってるけど、目が笑ってないの!!!
優しさで乗り切ろうとしてるのが、逆につらいの!!!
ミサキ:「全員ちょっと壊れてる」ってのが最高よね♡ でも、まだ“壊しきらない”のがまた青春っぽくて好き。
ケンジ:こうやって、何も起きてないようで、 実は全員の心がギリギリ保たれてんだよな。
ミカコ:終わらせるきっかけも、進める勇気も、まだ誰にもない。
──3人の空気は、少し冷たく、でも完全には切れていない。
ただ「終わり方がわからない関係」だけが、 そこに残っていた。
偶然の対面と、言葉にならない空気
ミユ:ねぇ、そろそろさぁ、 サラとカイが“偶然会っちゃう”イベント欲しくない!?
ケンジ:それな!王道だけど効くんだよ、そういうの。
ミサキ:じゃあ体育祭の準備で、サラが忘れ物を取りに教室に戻ったら── カイがひとり、ピアノの調律してるとか?
ミカコ:調律?誰なの?音楽科の教師?
ミユ:わかった!じゃあ、ほら、落とし物届けにきたでよくない!?
ミサキ:……そっちのほうが自然ね♡
放課後、静かな教室。 サラが忘れた筆箱を取りに戻ると、 偶然にもカイが先に教室にいた。
「……あ、ごめん」
カイは、視線をそらしたまま立ち上がった。
「筆箱、落ちてた。…持ってこうと思ってた」
そう言って、サラに差し出すカイ。
その手は少し震えていて、サラは言葉に詰まった。
ミユ:うわぁああああ〜〜〜!!!青春!!!!!
ミサキ:サラの「ありがと」が、声にならないのがいいのよね。
結局、黙って受け取って、うなずくだけ。
ミカコ:で、サラが帰ろうとしたとき、 カイがポツリと「…あのさ」って言いかけるけど、続けられない。
ケンジ:くぅ〜〜〜〜〜〜!!!惜しい!でもそれが正解!!
気持ちは、もうあふれていた。 でもそれを言葉にする勇気だけが、 どうしても足りなかった。
その日は、それで終わった。
でも──ふたりは少しだけ、目を合わせて笑えた。
告白じゃないけど、告白だったような一言
ミユ:ねぇ、サラそろそろ“自分の気持ち”に向き合ってほしいよね……
ミカコ:わかる。でも「好き」って言わせるより、 もっと曖昧で、でも刺さる言葉がいい。
ミサキ:じゃあ……どうかしら、「どっちかを選べたら、もっと楽だったのに」
ケンジ:それだよ!!!!それ!!!
ある日、帰りの廊下で、 サラはハルと偶然すれ違った。
「なあ、元気?」 何気ない言葉に、サラは一瞬だけ目を伏せた。
「うん……でも、ほんとはさ」
その言葉に、ハルの笑顔が少しだけ固まる。
「どっちかを選べたら、もっと楽だったのに、って思ってた」
それだけ言って、サラはまた笑ってみせた。
ミユ:うわああああああん!それ言われたらハル泣くって!!
ミカコ:でも、ハルは泣かない。 ちゃんと笑って「そっか」って言うのが彼の優しさ。
ミサキ:ねぇこれ、全員ちゃんと“傷ついてる”のに、誰も責めないのすごくない?
優しさで押し合って、結局みんな引き下がってるの。
ケンジ:それがな、青春のリアルなんだよ。 「選ばなかった」じゃなくて、「選べなかった」。
サラは誰の手も取らなかった。
でも、それは誰のことも嫌いじゃなかったから。
ハルも、カイも、きっとわかっていた。
そうして、恋のかたちは変わらないまま── でも少しだけ、やさしくなった。
このままで、終わらないままで、いいよね
ミユ:てかさ、なんだかんだでさ、
この3人……このままで良くない?
ミサキ:ふふっ、わたしもそう思ってた。 言わないまま続く関係も、案外悪くない。
ミカコ:告白も、決着も、ないけど、 “ちょっとだけ大人になる”にはちょうどいい。
ケンジ:それが青春ってやつだよ。 何かが始まらなくても、何かが残る。
──そして、季節は夏から秋へ。
文化祭も、体育祭も、 全部、普通に終わった。
サラ、カイ、ハル。 3人の距離は、少しだけ近く、でも変わらないまま。
「また明日ね」
その言葉だけが、いちばんちゃんと響いた。
【エピローグ:ライター会議室】
ミユ:……でさ、結局、これって終わったの?
ミカコ:終わってないけど、もう終わらせようか。
ミサキ:続けたら無限に書けちゃうしね。
ふふ、わたし、10話くらい先の展開まで妄想してるけど♡
ケンジ:お前それ、もうプロの領域だろ。
ミユ:じゃあさ、また気が向いたら続けよ? “まだ好きって言ってないから”って理由で!
全員:青春って、終わらないもんだしね。
──「恋、作ってみた。」一応の完結。
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