こいこと。ではこれまで、たくさんの「脈あり」「脈なし」についての記事を書いてきた。
LINEの返信が早いとき。
目がよく合うとき。
誘いにすぐ乗ってくれたとき、逆に断られたとき。
「これは脈あり?」「いや、脈なしでは?」
そんな問いに、編集部も何度も向き合ってきた。
ただ、座談会を重ね、いろいろな恋愛を見てきて、
最近よく出る結論がある。
脈ありサイン、脈なしサインは“参考”にはなる。
でも、それが絶対的な指標になることは、ほとんどない。
人によって距離感は違うし、
恋愛が得意な人もいれば、不器用な人もいる。
好きでも動けない人もいれば、
特に深い意味がなくても優しい人もいる。
それなのに、私たちはついサインだけを集めて、
動かない理由を増やしてしまう。
編集部の雑談も、そんな流れから始まった。
ミユ「ねえ、脈ありかどうかって、
そんなに考えないとダメなものなのかな?」
リク「考えること自体は悪くないです。
でも、考えすぎて何もしなくなるのは、本末転倒かもしれませんね」
ミカコ「サインを集めるほど、逆に怖くなる人もいるしね」
ナナ「結局、“気になるなら一回触れてみなさい”って話になるのよ」
こうして、
「脈あり・脈なしを気にしすぎるより、どう向き合うか」についての座談会が、
いつも通り、ゆるく始まった。
脈あり・脈なしサインは「気にしていい」けど「縛られなくていい」
ミユ「でもさ、誤解しないでほしいんだけど、
脈ありサインを気にすること自体がダメってわけじゃないよね?」
リク「それはその通りです。
サインを読むこと自体は、相手を理解しようとする行為なので、決して悪いことじゃない」
ミカコ「むしろ何も考えずに突っ込むより、
相手の様子を見て距離感を測るのは大事だと思う」
ナナ「そうそう。サインを見る=臆病じゃないのよ。
それだけ真剣ってことでもある」
編集部の空気は、ここで一度落ち着いた。
ミユ「じゃあさ、何が問題なの?」
リク「問題になるのは、
サインが“判断材料”じゃなく“行動しない理由”になったときですね」
リク「“まだ脈ありって確信できないから動かない”
“脈なしっぽい気がするからやめておく”
そうやって、サインが自分を止める壁になってしまうケースが多い」
ミカコ「あるある。
気づいたら相手の気持ちより、自分の不安ばっかり見てる状態になるのよね」
ナナ「サインを読むのはいい。
でも読んだあと、何もしないなら意味が薄くなるってこと」
ミユ「なるほど……。
脈あり・脈なしは“使い方”の問題なんだ」
サインは、未来を決めるための答えではない。
次にどう動くかを考えるための、ヒントにすぎない。
サインを集めすぎると、逆に動けなくなることもある
ミユ「なんかさ、サインを見れば見るほど、
逆に何もできなくなることない?」
ミカコ「あるある。
“これって脈あり?”って考えてる間に、
時間だけ過ぎていくやつ」
ナナ「本当は一言話しかければ終わる話なのに、
サインを集めすぎて、自分でハードル上げちゃうのよ」
リク「たしかに。
情報が増えるほど、人は慎重になりやすいですからね」
リク「脈ありサインを探すほど、
“失敗したらどうしよう”という不安も一緒に膨らんでいく。
結果として、動かない選択をしてしまう人は多いです」
ミユ「あ……それ、完全にあたしだ」
ミカコ「しかもさ、
サインって自分に都合よくも、悪くも解釈できるじゃない?」
ナナ「そうそう。
昨日優しかったら“脈あり”、
今日そっけなかったら“脈なし”。
感情がジェットコースターになるのよ」
リク「サイン自体が悪いわけじゃない。
でも、サインを集めることが目的になってしまうと、
恋そのものが止まってしまう」
ミユ「気づいたら、
相手と仲良くなるより、分析だけ上手くなってる感じだ」
サインは、本来なら背中を押すためのもの。
不安を増やすためだけに使われると、恋は前に進みにくくなる。
結局いちばん分かりやすいのは「小さなコンタクト」
ミユ「じゃあさ……
サインを気にしすぎないとして、結局どうすればいいの?」
リク「大きなことをする必要はないと思います。
一番情報量が多いのは、実は“小さなコンタクト”なんですよ」
ミカコ「うん。
告白とか重いアクションじゃなくて、
ちょっと話す、軽く誘う、それだけでも全然違う」
ナナ「そうよ。
“今度ごはん行かない?”とか、
雑談レベルの一歩で十分」
ミユ「でもそれって、
断られたらどうしようって思っちゃうんだよね」
リク「断られる可能性がゼロになる瞬間は、正直ありません。
でも、小さなコンタクトは傷も小さいんです」
リク「LINEの返信速度や態度を何週間も分析するより、
一回やりとりした方が、相手の温度感ははっきり分かる」
ミカコ「しかもさ、
自分の中で想像してた“脈なし”が、意外と違ったってことも多い」
ナナ「逆に、
“あ、これは今じゃないな”って分かることもある。
それも立派な前進よ」
ミユ「そっか……。
何も起きないまま悩み続けるより、ちょっと動いた方が楽かも」
サインは、行動を止めるためのものじゃない。
関係を確かめるための、入り口に使えばいい。
脈ありかどうかより、「触れてみたい気持ち」を大切にしていい
ミユ「なんかさ、
脈ありか脈なしかを考えすぎて、
“自分がどうしたいか”を忘れてた気がする」
ミカコ「それ、めちゃくちゃ多いと思う。
サインを読むのに必死で、自分の気持ちを後回しにしちゃうのよね」
ナナ「恋なんて本来、
正解を当てるゲームじゃないのよ」
リク「たしかに。
脈あり・脈なしは、判断材料のひとつではあるけど、
それ以上でも、それ以下でもない」
リク「“少し話してみたい”とか、
“もう少し知りたい”って気持ちがあるなら、
それ自体が動いていい理由だと思います」
ミユ「そっか。
脈ありって確信できなくても、誘っていいんだ」
ナナ「もちろん。
うまくいかなくても、それは失敗じゃなくて経験」
ミカコ「少なくとも、
何も起きないまま悩み続けるよりは前に進んでるよ」
脈ありサインも、脈なしサインも、
これからも参考にしていい。
でも、もしそのせいで立ち止まってしまっているなら、
“少し触れてみたい”という自分の気持ちを、
一度だけ信じてみてもいい。
恋は、測るものじゃなく、関わっていくもの。
こいこと。は、そんなふうに思っている。

