恋愛をしていると、ふとした瞬間に不安を感じることってありますよね。
「彼は本当に私のことが好きなのかな」「この先、うまくいくのかな」「LINEの返信が遅いのは、気持ちが冷めたから?」…。
些細なきっかけが、不安を呼び起こしてしまう。恋をしているからこそ、心が揺れる。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
特に大人になってからの恋愛は、人生の方向性と深く関わってきます。
子どもの頃の恋とは違い、「この人とこのまま付き合っていっていいのかな」「いずれは結婚も意識すべきなのかな」と、現実的な未来がふと頭をよぎる。
そしてその分、恋に対する不安も、より複雑で重たくなっていくものです。
今回は、恋愛における「不安」という感情とどう向き合うかについて、いくつかの視点からお話ししていきます。
不安になるのは悪いこと?
まず最初に伝えたいのは、「不安になる自分を責めないで」ということです。
不安になるというのは、それだけ相手のことを大切に思っている証拠です。
期待しているから、好きだからこそ、不安も生まれる。
「こんなことで不安になるなんて、自分って重いのかな」なんて思わないでくださいね。
不安は悪者ではありません。不安は、恋をより真剣に考えている自分の証。
まずはその気持ちを、やさしく認めてあげてください。
恋愛中、不安になりやすい瞬間
恋をしていると、どんな場面で不安が募るのでしょうか。代表的なきっかけをいくつか挙げてみます。
- 連絡の頻度が急に減ったとき
- 約束していた予定が延期になったとき
- SNSで相手の交友関係を見てしまったとき
- 相手の何気ない一言に、価値観のズレを感じたとき
- 仕事や趣味を優先されているように感じたとき
どれも決して珍しいことではありませんよね。でも、恋していると、つい一つひとつを重く受け止めてしまいがちです。
「私のこと、もう好きじゃないのかな」「他に誰かいるのかな」と、不安がどんどんふくらんでしまう。
そんなとき、大切なのは“事実”と“感情”を分けて考えることです。
「不安になった」ことと「彼が冷めている」ことはイコールではありません。
わたし自身が感じた「不安」
少し、わたし自身の話をしてもいいでしょうか。
まだ30歳になる少し前の頃。私は、当時付き合っていた人との関係に強い不安を感じていました。
彼は穏やかで優しい人でしたが、仕事が忙しくなるとぱったり連絡が減るタイプで、私はどこか「置いていかれる」ような感覚に襲われていたんです。
ある日、珍しく彼から連絡が来て、「今週も会えなそう」とだけメッセージが送られてきたとき、私はなぜか泣いてしまいました。
寂しさというよりも、「このまま私は一人になってしまうのかもしれない」という強い不安に包まれてしまって。
その後、思いきって自分の気持ちを正直に伝えてみたところ、彼は「そんなふうに感じてたんだね、ごめん」と言ってくれて。
言葉にしてはじめて、ちゃんと伝わるものがあるんだと、私はそのとき学びました。
恋愛における不安って、ただのネガティブな感情じゃなくて、自分と相手を見つめ直す“チャンス”でもあるんですよね。
不安に飲み込まれないためのヒント
- 気持ちをアウトプットする
紙やスマホに「なぜ不安になったのか」を書いてみましょう。思考が整理され、少し冷静になれます。 - 客観的に状況を見てみる
忙しいだけかも? 他の視点から見ることで思い込みを手放せます。 - 自分だけの楽しみを持つ
恋愛以外にも心の居場所を持つことで、不安に飲まれにくくなります。 - 信頼している人に話してみる
身近な人に聞いてもらうだけでも、気持ちは軽くなります。 - タイミングを見て、相手に伝える
我慢しすぎるより、冷静に共有することで関係が深まることも。
まとめ:不安はあなたを守ろうとする感情
恋愛における不安は、あなたの心が“大切なものを守ろう”としているサインでもあります。
大事な人との関係だからこそ、揺れる。だからこそ、自分の感情を丁寧に扱ってほしいと思います。
そして忘れないでほしいのは、不安を感じたときにこそ、成長できるチャンスがあるということ。
自分の心のクセに気づいたり、相手との関係を見つめ直したり。
そのすべてが、恋をより強く、しなやかなものにしてくれるはずです。
あなたの恋が、安心と信頼に満ちたものになりますように。