ナナ:
あたしさ、昔ね。元彼と一回、復縁したことあるの。
マリ:
そうなのね。
ナナ:
当時は「やっぱりこの人だ」って思ってたし、
正直、期待もしてた。
ナナ:
でもね、結果から言うと……うまくいかなかった。
リク:
復縁って、気持ちが残っている分、
前向きに見えやすいですよね。
ナナ:
そうそう。
「一回ダメだったけど、今度は大丈夫」って思うじゃない?
ナナ:
でも現実はさ、
別れた理由って、そんな簡単に消えてなかった。
マリ:
好きという気持ちと、
一緒にうまくやれるかどうかは、別の話なのよね。
ワニオ:
分解して再接続した機械が、
必ずしも新品同様に動くとは限りません。
ナナ:
ちょっと怖いたとえだけど、でも近いかも。
リク:
「復縁は難しい」と言われるのは、
気持ちの問題だけではないからですね。
ナナ:
今回は、あたしの失敗談も含めて、
なんで復縁は難しいのか、
それでもうまくいくケースはあるのか、
ちゃんと話していこうと思う。
マリ:
復縁を考えている人が、
自分を責めすぎなくて済むようなお話にしたいわね。
復縁が「難しい」と言われる理由
別れた原因は、気持ちが戻っても消えない
ナナ:
あたしが一番思ったのはね、
「好き」は戻っても、別れた原因は戻らないってこと。
リク:
感情は再燃しやすいですが、
問題の構造はそのまま残りやすいんです。
ナナ:
そう。
会って話したら楽しいし、懐かしいし、
「やっぱこの人だわ」って一瞬なるの。
ナナ:
でもね、生活に戻ると、
前に揉めたところでまた引っかかる。
マリ:
時間が経つと、
つらかった記憶より、良かった記憶の方が残りやすいものね。
ワニオ:
人間の記憶は、
痛みよりも安心を優先的に保存します。
ナナ:
だから「なんで別れたんだっけ?」って、
都合よく忘れちゃうのよ。
「今度はうまくいくはず」という期待が高くなりすぎる
リク:
復縁の場合、
最初の交際よりも期待値が上がりがちです。
ナナ:
わかる。
一回失敗してるからこそ、今度は成功させたいの。
マリ:
でもその分、
相手に求めるものも増えてしまうのよね。
ナナ:
そうなの。
「前よりちゃんとしてほしい」
「今度はわかってほしい」って。
ワニオ:
修理済みの製品に、
新品以上の性能を求める状態です。
ナナ:
例えが的確すぎてグサッとくる。
リク:
期待が高すぎると、
小さなズレも「またダメだ」と感じやすくなります。
マリ:
結果として、
復縁の方が苦しくなる人も多いのよね。
ナナの復縁がうまくいかなかった理由
情は戻ったけど、信頼までは戻っていなかった
ナナ:
正直に言うね。
情は、めちゃくちゃ早く戻った。
ナナ:
声聞いたら落ち着くし、
一緒にいると楽しいし、安心する。
マリ:
長く一緒にいた相手ほど、
その感覚は強いわよね。
ナナ:
でもね、信頼は別だった。
リク:
一度壊れた信頼は、
感情とは別の工程が必要です。
ナナ:
そう。
「また同じことになるんじゃないか」って、
どこかで疑ってた。
ナナ:
相手の言葉も、
前ほど素直に受け取れなくなってたと思う。
ワニオ:
安全確認が解除されていない状態で、
再稼働させたようなものです。
ナナ:
あたしの心、ずっと警報鳴ってたわ。
「変わったつもり」で、実際は何も変わっていなかった
リク:
復縁時によくあるのが、
変わったという“宣言”だけで進んでしまうケースです。
ナナ:
まさにそれ。
お互い「もう大丈夫」って言ってた。
ナナ:
でもさ、
問題の向き合い方は前と同じだった。
マリ:
行動や選択が変わらなければ、
関係性も変わらないものね。
ナナ:
ケンカしたときの逃げ方とか、
話し合いを避ける感じとか、全部一緒。
ワニオ:
設定を変更せずに、
再起動しただけの状態です。
ナナ:
ほんとそれ。
「あ、これ前と同じ道だ」って途中で気づいた。
リク:
復縁は、
「もう一度始める」ではなく、
「別の関係を作り直す」作業なんですよね。
マリ:
そこを飛ばしてしまうと、
同じ場所でつまずいてしまうの。
それでも復縁がうまくいくケースはある?
別れの原因を「感情」ではなく「構造」で見直せた場合
リク:
ここまで難しい話をしましたが、
復縁がすべて失敗するわけではありません。
マリ:
うまくいく人たちには、
いくつか共通点があるのよね。
ナナ:
正直に言うけど、
あたしの復縁には、それがなかった。
リク:
うまくいくケースは、
「寂しかった」「やっぱり好き」だけで戻っていない。
ワニオ:
問題を「感情」ではなく、
仕組みとして捉えています。
ナナ:
仕組み?
ワニオ:
例えば、雨漏りする家を、
「気合い」で住み続ける人はいません。
ワニオ:
原因を探し、
屋根を直すか、住み方を変えます。
ナナ:
恋愛でそれやる人、少ないよね。
マリ:
「どこが壊れていたのか」を
一緒に確認できる関係は強いわ。
時間と距離をちゃんと置いてから再会している
リク:
もう一つ大きいのが、
別れてからの「時間」です。
ナナ:
あたしは正直、
早すぎたと思う。
マリ:
感情が落ち着く前だと、
判断が過去に引っ張られてしまうの。
ワニオ:
熱を持ったまま触れると、
正確な形は測れません。
ナナ:
今度は理科っぽい。
ワニオ:
十分に冷ましてからでないと、
本当のサイズは見えないのです。
リク:
時間を置くことで、
「相手が好きなのか」
「過去に執着しているのか」が分かれてきます。
マリ:
そこでまだ向き合いたいと思えるなら、
復縁の土台はできているかもしれないわね。
復縁を考えている人が、自分に問いかけてほしいこと
「復縁したい理由」は、前向き?それとも寂しさ?
ナナ:
あたしね、今振り返ると、
「好きだから」っていうより、
「一人になるのが怖かった」のも大きかったと思う。
マリ:
それ、すごく正直で大切な気づきね。
リク:
復縁を考えるとき、
理由が「不安」や「孤独」だけだと、
同じ問題を繰り返しやすいです。
ナナ:
当時は気づかなかったけど、
「この人じゃなきゃ」じゃなくて、
「この関係がなくなるのが嫌」だったのかも。
ワニオ:
空腹のときに買い物へ行くと、
本来欲しくない物まで手に取ってしまいます。
ナナ:
あ、それめちゃくちゃ分かりやすい。
マリ:
心が空腹なときの判断は、
少し慎重になった方がいいのよね。
もう一度別れる可能性を、受け入れられる?
リク:
もう一つ大事なのは、
「もし再び別れることになっても大丈夫か」です。
ナナ:
あたしは正直、
そこまで考えてなかった。
マリ:
復縁は、
前より強い関係になることもあるけど、
同じ痛みをもう一度経験する可能性もある。
ワニオ:
再挑戦には、
失敗の再体験も含まれます。
ナナ:
ズシッとくる言い方だね。
リク:
でも、その覚悟がある人ほど、
相手と丁寧に向き合える傾向があります。
マリ:
「戻れたら幸せ」だけじゃなくて、
「また終わる可能性も含めて、それでも選ぶか」
自分に聞いてみてほしいわ。
ナナ:
それができてたら、
あたしの復縁も、少し違ったかもしれないな。
ワニオ:
選択に重さを感じられる人は、
同じ選択を雑にしません。
まとめ|復縁は「難しい」からこそ、自分を守る視点を
ナナ:
復縁ってさ、
希望があるように見える分、しんどい。
ナナ:
「一度ダメだったけど、今度こそ」って、
どうしても期待しちゃうから。
マリ:
でも、難しいからこそ、
慎重になるのは悪いことじゃないわ。
リク:
整理すると、
復縁が難しくなりやすい理由はこのあたりですね。
- 別れた原因が解消されていないまま戻ってしまう
- 期待値が高くなりすぎてしまう
- 情と信頼を混同してしまう
ワニオ:
同じ道に戻るなら、
靴を変えるか、歩き方を変える必要があります。
ナナ:
いいこと言うじゃん、今日は。
マリ:
それでも復縁を選ぶ人は、
自分の気持ちと、現実の両方を見てほしい。
リク:
復縁は、
「正解か不正解か」ではなく、
「覚悟を持って選べるか」だと思います。
ナナ:
もし今、復縁で悩んでる人がいたらさ。
ナナ:
自分を責めすぎないでほしい。
悩むくらい、ちゃんと好きだったってことだから。
ワニオ:
難しい選択に悩むのは、
感情が正常に機能している証拠です。
マリ:
どんな選択をしても、
あなたがあなたを大切にできる道を選んでね。
ナナ:
復縁するにしても、しないにしても。
次は、少しだけ楽な恋をしてほしいな。

