【名言に】疑い深いから疑う──シェイクスピアが突きつける恋の真実【モノ申す】

こいこと。偉人の名言にモノ申す。

今回取り上げるのは、シェイクスピアの悲劇『オセロー』の中で語られるこの言葉。

嫉妬をする人は、わけがあるから疑うのではありません。
疑い深いから疑うのです。
──シェイクスピア『オセロー』

……なかなか、手厳しい。

「嫉妬するのには理由がある」
「怪しい行動をされたから不安になる」

そう思ってきた人ほど、
この言葉には少し胸がチクッとするかもしれない。

この名言が突きつけてくるのは、
嫉妬の原因は相手ではなく、自分の内側にあるのではないかという問いだ。

疑う理由があるから疑うのではなく、
もともと疑う目を持っているから、理由を探してしまう。

恋愛でも、人間関係でも、
この構図に心当たりがある人は少なくないはず。

こいこと。ではこの言葉をきっかけに、
「嫉妬はどこから生まれるのか」
「疑う心は、悪者なのか」
そんなテーマを、ライターたちがそれぞれの視点で語り合っていく。

嫉妬は、弱さなのか。
それとも、人間らしさなのか。

正解を決めるためではなく、
いまの自分を少し理解するために。
こいこと。らしく、モノ申していこう。

目次

この名言、どう思う?

編集部:まずは率直に。この言葉、どう感じました?

ミカコ:
うーん、正直きつい言い方よね。でも嫌いじゃない。
「相手が怪しいから疑う」って言いたくなるけど、
実際は自分の中にある不安が暴れてるだけ、ってケースも多い。

ナナ:
あたしは半分賛成、半分反対かな。
疑い深い性格の人もいるけど、
どう考えても相手が黒すぎる場合もあるじゃん?
それ全部「あなたが疑い深いから」で片付けるのは乱暴。

マリ:
でもね、この言葉は
「一度自分を疑ってみなさい」っていう忠告にも聞こえるの。
本当に相手の問題?それとも、過去の傷が反応してる?って。

リク:
僕は…この名言、恋愛初期ほど刺さる気がします。
相手をまだよく知らないからこそ、
情報が足りなくて、想像が疑いに変わる。

ワニオ:
結論から言うと、嫉妬は「証拠」じゃなくて「性質」です。
疑う人は、材料がなくても疑う。
逆に疑わない人は、多少の違和感があっても保留にする。

編集部:
早くも意見が割れましたね。

嫉妬は相手のせい?それとも自分の問題?

編集部:ここが一番気になるところです。嫉妬って、どこから来るんでしょう。

ナナ:
経験上だけどさ、
嫉妬される側が無自覚に火をつけてるケースも多いよ。
「説明しない」「曖昧に笑ってごまかす」
それ続けたら、疑われても仕方ない。

ミカコ:
それはそう。でもね、
同じ行動をされても平気な人と無理な人がいる。
つまり、嫉妬は“出来事”より“受け取り方”の問題でもある。

マリ:
嫉妬って、相手を疑ってるようで、
実は「自分が愛されなくなる不安」なのよね。
だから怒りより、怖さの感情が近い。

リク:
僕、昔は「疑われる=信用されてない」って思ってました。
でも今は、
「不安を処理する方法が分からないだけ」
ってことも多いんじゃないかと思ってます。

ワニオ:
嫉妬は防衛反応です。
心のセキュリティが弱いと、警報が鳴りやすくなる。
相手の行動はトリガーであって、原因ではない。

編集部:
なるほど。「疑う=悪」ではないけれど、
放置すると関係を壊す力も持っている、と。

疑い深さと、どう付き合えばいい?

編集部:では最後に、嫉妬や疑いとどう付き合えばいいのか、話していきましょう。

ミカコ:
まずね、「嫉妬しちゃダメ」って思わなくていい。
嫉妬する自分を否定すると、余計こじれるから。
問題なのは、嫉妬を相手への攻撃に変えちゃうこと。

マリ:
大事なのは、
「私は今、不安になってるんだ」って自分で気づくこと。
不安だと分かれば、相手を責めずに言葉にできる。

ナナ:
嫉妬してる側も、されてる側も、
どっちも悪者にしないのが理想だね。
「あたし今ちょっと不安」って言える関係は強い。

リク:
疑われたとき、
すぐ反発しないのも大事だと思います。
「信じてほしい」より先に、
「何が不安だった?」って聞けると変わる。

ワニオ:
嫉妬をゼロにするのは無理です。
だから管理する。
感情は消すものじゃなく、扱うもの。

編集部:
嫉妬は関係を壊す爆弾にも、
本音を共有するきっかけにもなり得る。

疑う心を否定するより、
どう使うかを考えるほうが、ずっと建設的なのかもしれません。

この名言を、自分なりに言い換えるなら

編集部:最後に、この言葉をそれぞれの言葉で言い換えてもらいましょう。

ミカコ:
「疑う理由を探してる時点で、もう心は疑ってる。」
相手の行動より、自分の期待と不安を見たほうが早い。

ナナ:
「疑うクセは、恋のセンスを鈍らせる。」
不安を溜め込むより、ぶつけ方を覚えたほうがいい。

マリ:
「嫉妬は、愛が壊れそうだと感じた時のサイン。」
相手を責める前に、自分を守ってあげて。

リク:
「疑いは、信頼が育つ前に出てくる感情。」
焦らず、知ろうとする時間が必要なんだと思います。

ワニオ:
「疑いは事実ではなく、思考の癖。」
癖は矯正できるし、放置もできる。選ぶのは自分です。

編集部:
嫉妬は、恥ずかしい感情でも、消すべき欠陥でもありません。

疑う自分に気づけたとき、
そこから信頼の形を作り直すこともできる。

シェイクスピアの言葉は、
誰かを裁くためではなく、
自分の心のクセを見つめるための問いなのかもしれません。

こいこと。はこれからも、
名言をそのまま信じるのではなく、
今の私たちの感情に照らして、語り直していきます。

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