ピュアな感性を持つハルキと、おちゃめで恋に一直線なアカリ。
そんなふたりが、昼下がりのカフェでまったり恋バナ。
初恋のときめき、好きな人への思い、告白のタイミング──
ゆるやかに流れる時間の中で交わされた、リアルで等身大の恋愛トークをお届けします。
昼下がりのカフェにて──ふたりのまったり恋愛トーク
アカリ:ねぇハルキ、なんかさ〜、昼間のカフェって“恋バナしてください”って空気じゃない?まったりしてるし、ちょっと妄想タイム入りたくなる〜!
ハルキ:うん……なんか日差しがあったかいと、恋のこともちゃんと考えたくなる気がする。アカリって、今“好きな人”いるんだっけ?
アカリ:うぇっ、急にそこくる!? いるよ〜。でも“恋してる!”って感じより、なんか…「その人といたら、無言でも落ち着くな〜」って思う人。
ハルキ:わかる、それ。好きって感情もあるんだけど、“隣にいてくれるだけで安心する”みたいなやつだよね。
アカリ:うんうん!でさ、LINEとかでバカなやりとりしてても、急に「今日寒かったね」って一言くると、……キュン、ってなる(笑)
ハルキ:それ、わかる……!俺も“どうでもよさそうな優しさ”にグッとくるタイプかも。
アカリ:そういう優しさって、狙ってるんじゃなくて、ふと出ちゃうんだよね。だから“優しい”って、恋の強スキルだと思う。
ハルキ:俺、“優しさで恋される”って人生で一度は言われてみたい。でもさ、それって自分じゃ気づけないんだよなぁ。
アカリ:そうなのよ!“優しい人ほど、自分が優しいって思ってない”説〜!ハルキって、そういうタイプじゃん。無自覚でまっすぐだからズルい。
ハルキ:……ず、ずるい!?なんか照れるな。アカリは、告白って“されたい派”?
アカリ:うーん……「されたいけど、自分から言っちゃいそう」ってタイプ(笑)ハルキは?自分から言える?
ハルキ:……言える。でも、“ちゃんと好きだ”って思うまで時間かかる。気持ちがぐらぐらのままじゃ、伝えたくないんだ。
アカリ:……その感じ、いいな。ハルキ、恋に対して“誠実”って感じする。そーゆーの、たまにグサッと刺さるのよ……。
ハルキ:アカリも、ちゃんと見てるんだね。恋ってふわふわしてるけど、根っこに“ちゃんと向き合おう”って気持ちがあると、強くなるんだと思う。
アカリ:え、今日のハルキさ、なんか名言しか言ってないんだけど……。このカフェの空気、ピュア度高くしてない?笑
ハルキ:そうかも(笑)……でもさ、こういう時間、ちょっと好きかも。
アカリ:うん。わたしも、今ちょっとだけ恋したくなった。
ゆるやかな午後に交わされた、ふたりの恋愛トーク。
「好き」の始まりは、こんな何気ない時間の中にふと現れるのかもしれません。
ピュアでまっすぐなハルキと、素直でかわいいアカリの会話は、読む人の心にもやさしい余韻を残してくれます。