「嫌いじゃないのに、なんか疲れる」
そんな人、周りにいませんか?
職場の同僚、友達、恋人…関係性はさまざまですが、距離を取らないと自分がしんどくなる、そんな“疲れる人”との関係に悩んでいる人は意外と多いもの。
今回は、一緒にいると疲れる人の特徴15選と、その理由を徹底解説します。
さらに、「どう関わっていけばいいのか」という視点から、こいことライターたちのリアルな声と、具体的な対処法10選も紹介します。
無理して合わせ続けるのではなく、自分を守る距離感を考えるヒントになれば嬉しいです。
一緒にいると疲れる人の特徴15選【性格・行動・会話】
1. 常にネガティブ思考
話すたびに「でも」「どうせ」が返ってくると、こちらの気力も削られます。ポジティブな提案も受け入れられず、進展しない会話に疲れてしまいます。
2. 愚痴や悪口が多い
共感を求めるつもりの愚痴も、頻度が多すぎるとストレス源に。相手の負の感情を受け止め続けるのは、想像以上に心の負担になります。
3. 自分の話ばかりする
会話の主導権を手放さないタイプは、他人の反応や感情に無頓着。聞き役に回る時間が長いと、エネルギーを消耗してしまいます。
4. マウントを取りたがる
「私の方が大変だった」「それ、前にもやったよ」など、自慢や比較で優位に立とうとする人は、無意識に人を疲弊させます。
5. 被害者意識が強い
些細なことも「自分は被害者」と捉えがちな人は、周囲に気遣いや謝罪を強いる傾向があり、関わるだけで気を使って疲れてしまいます。
6. 相手の気持ちを考えない発言
思ったことをそのまま言う、相手の状況を考慮しない言動が目立つ人は、知らず知らずのうちに他人を疲れさせます。
7. 話が極端に長い・まとまらない
要点がわからないまま話し続けられると、聞いている側は集中力が途切れ、脳が疲れてしまいます。
8. 常に同意を求めてくる
「ね?そうだよね?」と同意を迫るタイプは、相手の自由な意見や気持ちを尊重せず、窮屈さを与えがちです。
9. 気分の浮き沈みが激しい
昨日は笑ってたのに今日は無視…感情の波が激しい人と過ごすと、相手の機嫌に振り回され、常に緊張状態になります。
10. 話を盛りすぎる
事実と誇張の境界が曖昧な話は、聞いている側の信頼感を損ねます。虚構に付き合うこと自体が疲れる要因になります。
11. SNS依存・リアルと乖離した言動
会話中にもスマホを手放さず、SNS基準で現実を語る人とは価値観がすれ違いやすく、居心地の悪さを生みます。
12. 人をジャッジしたがる
「あの人ってさ〜」と人を評価・批判するのが癖になっている人のそばにいると、自分もいつか言われるのでは…という不安から疲れてしまいます。
13. 話題の選び方が極端に自己中心的
相手の関心を無視して、自分の好きな話だけを延々とする人とは、対話が成立しにくく、疲れを感じやすくなります。
14. 相手をコントロールしたがる
予定を仕切る、返信速度を強制するなど、相手のペースを支配しようとする傾向がある人は、心理的プレッシャーを与えてしまいます。
15. 話の内容がいつも“過去”
「あの時はよかった」「昔は〜だった」と過去の話ばかりする人は、前向きな会話にならず、希望や刺激が得られにくくなります。
一緒にいて疲れる人ってどんな人?どうしてる?
「嫌いじゃないけど、一緒にいると疲れる人」って、どんな存在なんだろう?
今回はこいことライターのミカコ・リク・マリ・ユウトが、それぞれの視点から語り合いました。
■「人の機嫌に振り回されるのが一番しんどい」──ミカコ
ミカコ:私はね、相手の機嫌に左右される状況が一番しんどい。何もしてないのに急に不機嫌になられたりすると、こっちが理由を探しちゃうでしょ?あれが疲れる。
マリ:分かるわ…。無意識に気を使っちゃうし、「地雷踏んだかも?」って考えちゃう。
ミカコ:そう。しかも「別に」って返されるともう終わり。大人同士なら、せめて言葉で共有してほしいと思うよね。
■「ずっと話し続ける人、たまに息切れします」──ユウト
ユウト:僕は、話が止まらないタイプの人がちょっと苦手かも…。
聞き役に徹するのは嫌いじゃないんですけど、相手が一方的すぎると、途中で「今、僕必要?」ってなる(笑)。
リク:あるあるだね(笑)。会話が成立してる感覚がないと、体力も精神力も消耗する。
ユウト:相槌すら空しく感じちゃう時、あるかもしれません。
■「“察してちゃん”には、ちょっと距離を置く」──リク
リク:僕がしんどくなるのは、“察してほしい”が強すぎる人かな。
言葉で伝えず、態度で何かを察してもらおうとする…それが続くと関係に疲れが出てきちゃう。
マリ:自分の気持ちは自分で言葉にしてほしいよね。相手にだけ察する努力をさせちゃうと、関係が不平等になりやすい。
リク:そうそう。僕自身があまり人の顔色を読むのが得意じゃないから、余計に疲れちゃうのかも。
■「私は、“癒されない人”とは距離を置くようにしてる」──マリ
マリ:私にとっての“疲れる人”は、素でいても癒されない人。
一緒にいると緊張するとか、気を張ってしまうとか。そういう人は、大人だからこそ自然と距離を取るようにしてるかな。
ユウト:“癒されるかどうか”って、すごく大事な軸ですよね。
マリ:若い頃は、無理して付き合ってた時期もあった。でも今は「この人といると、自分はどうなるか」っていう軸で人間関係を見てる。
ミカコ:それ、すごく納得。自分の心を疲れさせる相手と無理に付き合い続ける必要はないよね。
──それぞれの体験や考え方に共通していたのは、「嫌いじゃないけど、しんどい人」とは、意識的に距離をとる必要があるということ。
無理して合わせ続けるより、まずは“自分がどう感じているか”に正直になることが、大切なスタートラインなのかもしれません。
一緒にいて疲れる人への対処法10選
「嫌いじゃないけど、しんどい…」そんな相手との距離感に悩んだとき。
少しの工夫で、自分の心を守りつつ、良い関係を保てるかもしれません。
1. 「今日は疲れてる」と正直に伝える
無理に付き合おうとせず、「今日は自分のペースで過ごしたい」と素直に伝えるのが大切。
心のバッテリー残量を相手に伝えることで、不要な誤解やイライラを防げます。
2. 会う頻度を“心地よいペース”にする
毎週会うのがきついなら、隔週でもいい。
「また会いたい」と思える間隔を意識することで、心の余白を保てます。
3. “話題チェンジ”で空気をリセット
話が重くなりすぎたり、疲れる方向に流れてきたら、思いきって話題を切り替えて。
自分が楽しく話せるトピックを差し込むのも、空気をラクにする方法のひとつです。
4. 物理的に「距離をとる」
同じ空間にいながらも、席を少し離す・休憩を入れるなど、微妙な距離感を調整するだけでも、心の負担が軽くなることがあります。
5. 「反応しすぎない」練習をする
相手の言動にいちいち心を揺さぶられると、自分が疲弊してしまいます。
「また始まったな」くらいのマインドで構えると、ちょっとだけラクになるはず。
6. 自分に“ごほうびタイム”を設ける
疲れる人と会ったあとは、好きなスイーツを食べる、ひとりカフェに行くなど、自分を癒す習慣をセットにしておくと、モヤモヤの解消につながります。
7. 距離をとる勇気をもつ
付き合いが長くても、疲弊し続ける相手なら、一時的に距離をとるのも選択肢。
「離れる=拒絶」ではなく、「自分を守るための距離感」もあるのです。
8. 共通の友人に相談してみる
自分だけで抱え込まず、第三者の視点を借りてみると、意外なヒントやバランスの取り方が見えてくることも。
9. 伝え方を工夫する
「あなたが○○だから疲れる」ではなく、「私はこう感じた」など、自分の気持ちを主語にする伝え方で、衝突を避けながら本音を伝えられます。
10. それでもつらいなら、関係を見直す
「一緒にいるとずっとしんどい」。そんな状態が続くなら、その関係性自体が自分に合っていない可能性も。
無理して関係を続けるより、自分らしさを取り戻せる人間関係を選ぶ勇気も、時には必要です。
まとめ
「一緒にいると疲れる人」──それは決して“嫌い”ではなくても、心がすり減る相手。
相手の性格や行動の特徴を知ることで、自分がなぜ疲れてしまうのかが見えてきます。
そしてその感情は、決してわがままでも、悪いことでもありません。
疲れやすい人間関係には、ちょっとした工夫や距離感の調整で、ラクになれるヒントがあるもの。
自分の心を守りながら、無理のない付き合い方を見つけていきましょう。
大切なのは、「疲れること」に気づいた自分の感覚を否定しないこと。
人と人との関係は、もっと自由で、もっと優しくていいはずです。
