──あの恋、今思えば完全にやらかしてた。
恋愛って、美しいだけじゃない。ちょっと恥ずかしくて、思い出すと赤面しちゃう…。
でも、そんな失敗こそ、次の恋のヒントになるのかもしれない。
みんなの恋の失敗あれこれ
ミユ： あたしさ〜、やらかしって言えば思い出すのが大学1年の春。めっちゃイケメンの先輩に一目惚れして、なんと初LINEで「好きです」って送った（笑）
今ならわかる、相手ドン引きだよね！？そしたら「ありがとう。でもまだお互い知らないこと多いし、まずは友達からね」って返ってきて、そこで止めときゃいいのに「じゃあ友達から付き合っていこう！」って返しちゃって…未読スルー。
あれ以降、「好きです」は3回会ってからにしてる。
ソウタ： うわぁ……なんかミユちゃんの話、共感しちゃうかも。
ソウタはちょっと照れくさそうに笑いながら、コーヒーのカップを両手で包んだ。
ソウタ： おれ、大学の文化祭で一目惚れして、その日に「今夜、花火見ませんか」って誘ったのね。そしたら来てくれて、テンション上がりすぎて「君が浴衣で笑ってくれるだけでいい…」って言ったんだ…。ちょっとポエムすぎたよね？（笑）
そのあと連絡は取ったんだけど、「なんか詩的な人だね」って言われて自然消滅。恋のテンション高すぎると、自分だけ盛り上がってるって気づかないんだよなあ。
ナナ： あんたたち、まだ可愛いもんよ。私なんて、元カレのSNS監視しすぎて、別れたあとに誤爆やらかしたことあるんだから。
ナナはグラスを置いて、ちょっとふてぶてしい笑みを浮かべる。
ナナ： 間違えて、彼が載せてた女の子との写真に「いい雰囲気だね（笑）」ってコメントしちゃったの！完全に嫉妬バレバレだし、しかもそれ、彼の“妹”だったのよ！
もうね、後悔って言葉じゃ済まない。それ以降、恋愛終わったらSNS全部ミュートにするって決めた。人間の尊厳守るために（笑）
リク： 僕も失敗あるけど…ちょっと違う方向で。
リクは少し表情を和らげながら、真面目なトーンで語り始めた。
リク： 遠距離恋愛してたとき、寂しさに負けて、「毎日電話できるなら続けよう」って、半ば条件みたいに言っちゃったんです。
結果、彼女から「私は義務で恋愛したくない」って言われて、あっさりフラれた。
当時は「連絡頻度＝愛情」だと思ってたんだけど、それってすごく自分本位だったなって。それ以来、相手のペースや自由を大事にしようって思うようになったよ。
ミユ： あ〜〜それ！昔の自分にも言ってやりたいわ。
ミユ： 気になってた人に、LINEで既読無視された瞬間、「何か怒らせた？」って5通くらい連投しちゃってさ。
で、「そういうの、ちょっと重いかも」って言われてフェードアウト。
あれは完全にやらかした…。恋するとさ、自分の“いい感じの距離感”が見えなくなるよね。
ソウタ： うんうん…好きな人ができると、急に「特別な存在」になりたくて焦るんだよね。
ソウタ： 俺もある子に夜中に長文LINE送って、「朝起きてこれ見たらどう思うんだろ」ってワクワクしてたけど、返ってきたのが「長すぎてちょっと読めてない、ごめんね」って一言で…自爆だった（笑）
ナナ： それぞれに“らしさ”出てるわ（笑）
ナナ： でもさ、こうやって笑って話せるってことは、失敗もちゃんと糧になってるってことよ。
恋愛って、完璧にやるものじゃないからさ。やらかして、凹んで、ちょっと強くなる。それでいいじゃないの。
リク： うん。
リク： たぶん、恋の失敗って“感情のズレ”から生まれるんだと思う。
でもそのズレを知ることが、次の恋では“優しさのアップデート”になるんじゃないかな。
まとめ
笑って話せる失敗もあれば、ちょっと切ない失敗もある。
でも、どのエピソードにも「その人らしさ」が詰まってる。
失敗からしか学べないこともあるし、“あの恋があったからこそ、今の自分がある”と、いつか思えたなら──それって、最高に報われた恋だったのかもしれない。
