偉人の名言にこいこと。がモノ申す!「愛とは見つめあうことではなく──同じ方向を見ているということ」

「愛とは見つめあうことではなく、たとえ外に目を向けていても、見ている方向が一緒であることだ。」
――アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(『星の王子さま』の作者として知られるフランスの作家)

誰かと愛し合うとはどういうことなのか。
お互いを見つめ合うよりも、同じ未来を見ているかどうかが大切だと言われたとき、あなたはどう感じますか?

こいこと。のライターたちが、この言葉をきっかけに“愛と方向性”について、静かに、そして深く語り合いました。


登場ライター

  • ミカコ(自立志向。冷静に見つめながらも、愛には揺れる)
  • ユウト(誠実で穏やか。長年のパートナーと暮らす既婚者)
  • マリ(再婚経験あり。人生と愛の両方を味わってきた大人女性)
  • リク(思慮深く、ロジカルに愛を語るタイプ。恋愛経験も豊富)

ミカコ:そもそも「見つめ合う愛」に違和感がある

ミカコ:
「見つめ合う愛」って、実はちょっと苦手なのよね。
お互いが相手しか見てない状態って、一見ロマンチックに見えるけど、息苦しく感じることもあった。
依存と執着の境界って、案外あいまいだから。

マリ:
わかる。若いころは「この人だけを見ていたい」って思ってたけど、
大人になると、自分の人生を生きながら誰かと隣にいることの方が、ずっと豊かだと思えるようになったな。

ユウト:
僕は、「同じ方向を見る」って言葉がすごくしっくりくる。
今の妻とも、何かを一緒に育ててる感じがあって。
子どもとか、生活とか、もちろん感情もそうだけど、“ふたりで何かを目指してる”っていう空気が、安心感になる。

リク:
視線が重なるより、ベクトルが重なるほうが強い絆を感じるってことですね。
恋愛の初期はどうしても「見つめ合いたい」が勝っちゃうけど、
それを経たあとに「一緒に歩く」段階に進めるかどうかが、本当の愛情なんじゃないかって思います。


マリ:一度壊れたからこそ、方向の一致が必要だと思えた

マリ:
私は一度離婚してるから、過去の経験も重ねちゃうんだけど……
やっぱり「価値観」とか「歩幅」が違うと、どれだけ想い合っててもすれ違うんだなって実感したのね。

ミカコ:
マリが言うと、重みがあるわ。

マリ:
今のパートナーとは、「どっちを見てるか」よりも「何を大切にしたいか」で話せるの。
共通の未来を描けるって、恋愛というより“人生の同志”に近いかも。

ユウト:
それって、すごく理想ですね。
でも、そこにたどり着くまでに、たくさんの「見つめ合い」の時期も必要だったんじゃないですか?

マリ:
もちろん。ずっと同じ方向ばかり見てたら、顔色ひとつで気づけないこともあるから。
だからこそ、たまには立ち止まって“見つめ合う時間”も大事なのかもね。


リク:恋と愛の“重なり方”が見える言葉だと思う

リク:
この名言、最初に読んだときに、恋愛初期の“熱”と、成熟した“静けさ”の両方が詰まってると思いました。
たとえば、付き合いたてのころはLINEが来ないと不安だったり、予定が合わないと落ち込んだりするじゃないですか。
でも「この人とは同じ未来を見てる」って思えるようになると、その揺れが減るんですよね。

ミカコ:
“安心の器”が育つ感じよね。

リク:
そうそう。向き合うことでしか見えないものもあるし、
同じ方向を見るからこそ、隣にいる意味が生まれる。

ユウト:
言い換えるなら、「恋は見つめ合うこと、愛は同じ方向を見ていること」って分けてもいいのかもしれないですね。


最後に:この名言、自分の言葉で言い換えるとしたら?

ミカコ:
「愛って、誰かと未来を半分こするってことかもしれない。」
見てる方向が違ってきたら、その都度すり合わせて。
完璧じゃなくていいから、歩幅を合わせていけたらそれでいい。

ユウト:
「隣にいてくれるだけじゃなくて、同じ夢を見られること。」
結婚して、子どもが生まれて、日々が流れていく中で、
“ただ一緒にいる”だけじゃ足りないときもあるんですよね。
でも「この人となら、これからも」って思えるのが、たぶん愛です。

マリ:
「愛は、同じ風景を眺めながらも、それぞれの痛みを抱えて寄り添うこと。」
目の前にある現実と、心の中にある過去や不安や希望。
それを持ったまま、誰かと同じ景色を共有できることが、大人の愛だと思う。

リク:
「向き合うことより、同じ地図を持つこと。」
会話がなくてもわかる、じゃなくて、
お互いがどこを目指してるかを、ちゃんと確かめ合える関係。
そういう愛に、僕は憧れます。


編集部:
見つめ合うより、同じ未来を見られること。
愛という言葉の奥にある“方向”を、4人の言葉で浮かび上がらせる座談会となりました。
あなたは今、誰とどこを見つめていますか?

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この記事を書いた人

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