「優しい彼氏」って言葉、誰しも一度は憧れたことがあるんじゃないかな。けど、そんな彼の優しさが、時にモヤモヤや違和感につながることも。今回は、こいこと。の4人──マリ、ミカコ、ナナ、ユウトが“優しさ”について深掘りします。
マリ:優しさって、見極めが難しい
マリ:私、若い頃は「優しい人が一番」って思ってた。実際、そういう彼と付き合ったこともある。でもね、「私の意見に全部合わせてくれる人」に対して、だんだん『私って何がしたいんだっけ?』って感覚になっちゃったことがあるの。
ミカコ:あー、それすごく分かる。優しい彼って、こっちの希望を全部飲み込んでくれちゃうから、気づいたら「自分の感情を抑えてる人」って印象になったりする。
ユウト:僕も男性として、優しくあろうと心がけてるけど、それが「自己主張しない」に見えてるなら、ちょっと切ないな。
ナナ:いや、それな。優しいのって、めっちゃ大事。でも、「本音が見えない優しさ」って、正直ちょっと怖いのよ。人間って、全部受け入れられると逆に距離感じるときある。
ミカコ:「優しさ」の裏にあるもの
ミカコ:優しさって、裏返せば“嫌われたくない”って感情でもあると思う。喧嘩したくないから譲る、とか。だから、優しい彼氏が苦手って人の多くは、「本音でぶつかってこないから不安」なんじゃないかな。
マリ:そうね。優しさの形が「迎合」になってると、恋愛というより、保護者と子どもみたいな関係になってしまう。対等じゃなくなる。
ユウト:でも、ぶつかりすぎるのも難しいよね……。僕、過去にちょっと強く言いすぎたことがあって、それ以来慎重になってる。
ナナ:でもユウトは、その分ちゃんと自分の考え話してくれるよね。それって“本物の優しさ”だと思う。
ナナ:優しさに安心するには「信頼」が必要
ナナ:ぶっちゃけ、「なんでそんなに優しいの?」って不安になるのって、その人をまだ信用しきれてないときだと思う。過去に裏切られた経験とか、重ねて見ちゃうときある。
マリ:確かに。どれだけ優しくされても、その“優しさ”がどこから来てるのか分からないと、安心できないのよね。
ユウト:だから、優しさって行動だけじゃなくて、ちゃんと「言葉で説明すること」が大事なのかも。
ミカコ:それ、めっちゃ共感。たとえば「君のためを思って」って言われると、逆に「私の気持ちは?」って思う。
ナナ:本当そうだよね。君のためって押し付けでしかない。こっちの思いに配慮する気持ちがほしい。
ユウト:優しさに「芯」があるかどうか
ユウト:僕の中では、「優しさ=相手のために考えること」だと思ってる。だから、時には厳しい言葉を選ぶことも優しさなんだよね。
ミカコ:そうそう。全部受け入れることが優しさじゃないよね。共感しつつ、時には指摘してくれる人にこそ信頼感じる。
マリ:「優しい彼氏」がしんどいっていう人は、「自分が我慢してないか」って、一度立ち止まって考えてみるといいかもね。
ナナ:優しさって、ふわっとしてるけど、実はめっちゃ深いテーマだったな。恋愛って、結局“距離感”と“誠実さ”だわ。
編集部まとめ
一見うれしいはずの「優しい彼氏」でも、その優しさの形や向き合い方次第で、モヤモヤが生まれることも。大切なのは、表面的な優しさに惑わされず、お互いの“気持ちの芯”と向き合っていくことかもしれません。
