──裏テーマは“Gossip Love”。
【ミサキ発案・最新版】Go-Ship-Love(ゴー・シップ・ラブ)完全ルールブック
こんにちは、ミサキです。
前回の記事でわたしが提案した“恋リア革命”──Go-Ship-Love(Gossip Love)。
みなさんから「本当に番組化してほしい」「ミサキ様、天才では?」と反響をいただきましたので、
さらにブラッシュアップして決定版ルールブックを書きました。
はい、わたし、こういうの本気になるタイプなのよ。

■ この企画のコンセプト(ミサキver.)
恋愛リアリティーショーって、だいたい“泣いて・笑って・告白して”でしょ?
正直、そろそろ飽きたわよね。
だからわたしは考えました。
「恋は撮られたら終わり、という世界で戦わせれば?」
豪華客船での世界一周。
恋を育てたいのに、誰かに見られたらその恋は破滅。
とんでもないサバイバルよ。素敵でしょう?
■ 勝利条件(ミサキが選びたいのは“ドラマ性”)
勝利条件は最終地点まで残ること。もうひとつ、参加者同士でカップルになった時点で、寄港地で行なわれる恋琴(こいこと)ミッションをクリアして、少額の賞金と一緒に下船する途中離脱もありよ。
最後まで残ったカップルは多額の賞金(1千万円くらいかしら?)が得られるの。
そしてカップルには、究極の選択が待っている──
「賞金を分け合う?」
「それとも、総取りのために裏切る?」
人間、欲望が出た瞬間がいちばん美しいのよ。
■ そして──“戦略カップル”が最後に残った時が、いちばん面白い
それとね、わたしが密かに楽しみにしているのは、
恋愛感情ゼロのまま、計算だけで勝ち残った“戦略カップル”がファイナルに残る瞬間。
普通のカップルなら2人で勝ち残りを選んで賞金は仲良くわけあうはず。でも戦略カップルは違うわ。
恋なんてしていないはずの2人が、賞金のためだけに手を組んできたのよ? そんな2人が最後の最後で問われるの。
──本当に総取りを選ぶの?
──それとも気づかないうちに恋が芽生えてた?
お金か、欲望か、まさかの“愛”か。
計算で動いてきた2人の心が、最後の選択で揺れはじめる──その瞬間こそ、最高のドラマだと思わない?
わたしはこういう「予定外の感情」が暴れるところを見たいのよ。 人生も恋も、計算どおりにいかないから面白いんだから。
■ デートの仕組み(恋は“義務”にもなる)
自由にデートしてOK。ただし──
10日間デートがない人は強制下船。
恋愛偏差値が低くても戦わなきゃいけない世界。
“動かない者から消えていく”というのは、恋も人生も同じよね?
10日間は長すぎるかしら?3日間くらいのほうが緊張感があるかもしれないわね。
そしてデートにはリスクがあるの。他の参加者にデートしているところを撮影されたら最悪下船しなくちゃならないの。それは撮影者に選択権がある。
すなわちカップルは周囲にデートしている関係を隠すほうが生き残れる可能性が高くなるわ。うわさ(gossip)にならないように行動するのが基本よ。
■ ルールの心臓部:撮影カード(ミサキ監修)
参加者全員に何枚かの撮影カードを配ります。これは参加人数とかで調整する必要がありそうね。
使うとターゲットのカップルをこっそり撮影できるの。
ただし、これは“攻撃”であり“防御”でもあるのよ。
▼ 撮影成功のメリット(強欲レベルMAX)
撮影成功者は撮影された側に対して下船させる権利が与えられるの。
・デートしていた2人とも下船させる
・どちらか1人のみ下船させる
ふたりまとめて下船させるもよし、恋のライバルだけ下船させるもよし、いろいろ戦略が練れるの。最高でしょ?
あと撮影する意欲がわくように、以下のようなメリットも与えるわ。
- 次のデートで自分が撮られてもアウトにならない“免疫権”
- デートカウント+1。強制下船10日が伸びる(モテなくても延命できる)
- 賞金ボーナスが入る(優勝賞金が増える)
つまり──攻めるほど恋も金も有利になるわけ。
■ 恋琴(こいこと)ミッション
カップルになることが目的の人たちは途中で勝ち抜けできるわ。
寄港地ごとに発生する特別ミッションをクリアすればいいのよ。
「撮られる前に名所でキスを成功させて」みたいな、ロマンとスリルが混ざった試練ね。
成功すれば恋琴を獲得して、賞金を持って下船可能。 ただし、撮影されると権利は消滅。 下手すれば下船することになる。
まったく、人生って残酷よねぇ。
■ 終盤戦──ここから先は“恋”じゃなくて“生存戦略”
「カップルで協力して生き残るゲーム」に見えるけれど、 この企画はそうじゃないのよ。途中で相手を変えるのは全然ありよ。
残り6人。 たとえば A-B、C-D、E-F の3組のカップルが残ったとして── 表向きは「カップル同士の戦い」。でも実際は違うの。
男女それぞれが“最後の1枠”を奪い合う、生存レースに変わる。
Aは本当はDが気になっているかもしれないし、 Bは「Fと組んだほうが勝てる」と打算しているかもしれない。
恋心と損得勘定が、ぐちゃぐちゃに混ざるのが終盤の醍醐味なのよ。
だって人間って 「好きな人」より「勝てる相手」を選ぶときがあるでしょ? あるいはその逆で、 「勝ち」を捨てても守りたい相手」ができるときもある。
ここから先は、 “カップルで生き残るゲーム”じゃなくて、“最後の男女1名ずつが生き残るゲーム”なの。
たとえばAよりFと組みたいBはEとFのデートを撮影してEを下船させる。B-FがカップルになりAはあまる。
こんどはB-FのデートをAが撮影に成功すればB-Fを下船させられる。ようは最後の2名に残ればいいのよ。
■ 最後に残った2人は──愛か、金か、どっちを選ぶ?
最終的に残るのは男女1名ずつ。 恋人同士として残るケースもあれば、完全に戦略で辿り着いた2人の場合もある。
そんな2人に待っている最後の選択はひとつ。
「賞金を分け合う?」 「それとも総取りして裏切る?」
もし恋愛感情ゼロの“戦略カップル”なら、総取りも当然。 でもね──長い旅の中で、気づかないうちに心が動いていたら?
裏切ったら、相手が泣く。 でも分け合ったら、自分が損をする。
この瞬間こそ、わたしが一番見たい終盤のドラマなのよ。 人は最後の最後で、欲望か、ロマンスか、どっちを選ぶと思う?
■ ミサキより締めの言葉
恋をしたい人間と、勝ちたい人間。
心で動く人と、お金で動く人。
裏切る人と、守る人。
すべてがこの船の上で暴かれる。 ──わたしが考えた最高の恋リアよ。
本当に番組化されたら? もちろんMCはわたしに決まってるでしょ?ふふっ。

