「いい人だよね」「話しやすいよね」──そう言われるのに、なぜか恋愛が進まない。告白されない、デートはするのに付き合えない、相談相手で終わる…。そんな“いい人止まりループ”から抜けたい人のために、こいこと。メンバーでじっくり話してみました。今回は、ロジカル担当のリク、辛口だけど愛のあるナナ、共感力MAXのミユでお届けします。
ロリポップ公式サイト「いい人止まり」って、どんな状態?
ミユ:あたしさ、恋バナ相談受けるときに一番多いのが「いい人って言われるんだけど、そこから進まない」ってやつなのよね。褒められてるのに、ちょっと置いてかれてる感じ、あるじゃん?
リク:あるね。しかも「やめてって言われるほどの失敗はしてない」って人に多い。失点はないのに、加点もされてない状態。
ナナ:そうそう。人としては満点に近いんだけど、恋愛としては“0点のまま”ってやつね。安全運転すぎるのよ。ブレーキばっかでアクセル踏んでない。
ミユ:うわ、わかる〜!相手のこと気遣って、嫌われないようにして、聞き役になって……で、気づいたら「〇〇くんってほんといい人」って言われて終わるやつ。
リク:で、その「いい人」って言葉、言った側からすると“ごめんね、でも恋愛対象じゃないんだよね”のオブラートだったりする。
ナナ:あたしも若いころやったわよ。「いい人なんだけどね〜」って言いながら、別のちょっと雑な男の方に行くやつ。人ってね、“ちょっとだけ自分を揺らす人”に惹かれんのよ。
ミユ:それそれそれ! 「めっちゃ優しい人」と「ちょっと気になる人」だったら、恋愛的には後者に行きやすいもんね。
リク:ここで定義しておくと、“いい人止まり”っていうのはこういう状態かな。
- 嫌われてはいない
- 人としては信頼されている
- でも「この人とキスしたい」「この人と付き合いたい」とまでは思われてない
リク:つまり、“人としての評価”と“恋愛としての評価”がズレてる状態なんだよね。
ミユ:あ〜それ言語化された〜! 人としては好き。でも恋愛とは別。これが“いい人止まり”か。
ナナ:あとさ、いい人で終わる人って、相手の領域に一切入ってこないのよ。ちゃんと距離守ってくれるの。で、それは大人としては超ありがたいんだけど、恋愛ってちょっと踏み込んでくる人の方が記憶に残るのよね。
ミユ:「休み何してるの?」だけじゃなくて「そこ行ってみたい!今度一緒に行く?」みたいなね。誘いまで行く人の方が、恋愛っぽい。
リク:そう。いい人止まりの人は“共感”で終わって“提案”をしない。だから“優しい人”フォルダにずっと入ったままになる。
ナナ:そしてそれが長く続くとどうなるか。はい、「恋愛対象に見れなくなってきた〜」ってあのパターンです。あれ残酷よね。
ミユ:う……相談者さんでめっちゃいた。最初は脈あったのに、動かなかったから“いい人”にランクダウンしちゃったパターン。
リク:だから今日のテーマは、「いい人のままじゃ終わらないために何を足すか」だね。性格をガラッと変えなくても、行動を少し変えるだけで突破口はあるから。
ナナ:「いい人でいるのをやめろ」じゃなくて、「いい人に“もう一味”足そう」って話ね。じゃ、次から具体的に行きましょ。
デートまで待つだけ。確実に出会いを増やすなら【バチェラーデート】なぜ「いい人」では恋愛が進まないのか?
ミユ:じゃあさ、そもそも“いい人”のままだと恋愛に発展しにくいのって、なんでなんだろうね?
リク:うん、これは心理的な話でいうと、相手が“安心”を感じすぎるから。恋愛ってある種の“刺激”と“ドキドキ”で成り立ってるんだけど、いい人すぎるとその要素が抜けちゃうんだ。
ナナ:そうそう。優しい=退屈ってわけじゃないけど、恋愛って“ちょっとだけ不安”なほうが燃えるのよ。完全に安心しきっちゃうと、“友達でいいや”になりやすい。
ミユ:あー!それわかる! 友達としては最高なんだけど、恋愛の“ときめきゾーン”に行けない感じ。
リク:要するに、恋愛感情のスイッチが入るには“心の揺れ”が必要なんだ。予想外な一言、ちょっとした主張、軽いスキンシップ。そういう“差分”がないと、印象が残らない。
ナナ:あと、いい人止まりになる人って、相手に合わせすぎるのよ。「どっちでもいいよ」「君の好きなほうでいいよ」って全部譲っちゃうタイプ。
ミユ:うんうん。優しいんだけど、“自分が何したいか”がわかんないのよね。それって相手から見たら、なんか物足りない。
リク:そう。“主体性が見えない人”は恋愛対象になりにくい。人は“惹かれる相手”にリーダーシップとか決断力を求める傾向があるから。
ナナ:ほんとそれ! 別に俺様系になれって話じゃなくて、「こう思う」「こうしたい」って言える人が魅力的に見えるのよ。
ミユ:あたしも、なんかちょっと強引にでも誘われたほうがドキッとするかも。「行けたら行く?」より「行こう!」って言われたい♡
リク:(笑)それね。優しさに“推進力”が加わると、ようやく恋愛になるんだ。だから「いい人」って悪いことじゃないけど、“動かない優しさ”はただの静止画なんだよ。
ナナ:名言出たね(笑)。“動かない優しさは静止画”。恋愛は動画で見せなきゃ。
ミユ:リク、今日ちょっと冴えてるね(笑)
リク:だって、いい人が損するのはもったいないんだよ。誠実で優しいのに、恋愛のステージに上がれないなんて不公平じゃない?
ナナ:うん、それはほんとに思う。だから次のセクションでは、“どうやったらそこから一歩踏み出せるのか”を話そっか。
「いい人止まり」から抜け出す3つのステップ
ミユ:よし、じゃあいよいよ「いい人止まり」脱出法いくよ〜!ここが一番知りたいとこでしょ♡
ナナ:そうね。まず大前提として、いい人でいること自体は悪くないのよ。ただ、「いい人=恋愛の対象にならない人」になってるのが問題。だからここでは“印象に残る人”に変えていくステップを話していきましょ。
リク:結局のところ、相手の中にちゃんと「あなた」という存在が立ってないと、恋愛のスイッチは入らないんだよね。だから今日は“存在感の出し方”を3段階で整理してみようと思います。
① 自分の意見・感情を伝える勇気を持つ
ナナ:まず最初はここ。「なんでもいいよ」「そっちに合わせるよ」ばかり言ってると埋もれるのよ。優しいんだけど、心に残らない。
ミユ:わかる〜!やさしいのに印象に残らない人っているもんね。「それ食べたい!」とか「次ここ行ってみたいな」って言ってくれた方が、一緒にいる感じがする♡
リク:恋愛って、ちょっと主張してくれる人の方が関係性が立体になるんだよね。 「今日は会いたいな」とか「今ちょっと寂しい」とか、そういう小さな感情を出せると、相手も「この人ってこういう気持ちになるんだ」ってわかる。
ナナ:逆に言うと、感情が見えない人は“人としてはいいけど、恋としては足りない”って評価になりがち。だからちょっと照れくさくても、まずは小さな自己主張からね。
② 「好かれよう」としすぎない距離感をつくる
ミユ:これも「いい人止まり」あるあるなんだけど、好かれようとすればするほど“無害な人”になっちゃうんだよね。
リク:うん。人って、ちょっとわからない部分がある方が「もっと知りたい」って思う。全部合わせてくれて、全部わかってくれて、全部先回りされちゃうと、そこに“追いかける余白”がなくなる。
ナナ:だから、あえて予定を全部明けない。LINEも全部すぐ返さない。自分の生活や好きなことをちゃんと持っておく。これだけで「この人ってこの人の世界があるんだな」って伝わるのよ。
ミユ:「この人モテたいんじゃなくて、ちゃんと自分の暮らしがあるんだ」って思えると、急に魅力的に見えるもんね♡
③ 相手への“ドキッ”を一つだけ差し込む
リク:最後はここ。いい人止まりの人って、安心感はあるけど刺激がないことが多い。 だからどこかで一回、相手の記憶にひっかかる瞬間を作るといいです。
ミユ:たとえば急に真面目な顔して「今日めっちゃ可愛いね」って言うとか?♡
ナナ:そうそう!それ!いつも柔らかい人が、ふと目を見てちゃんと褒めてくれるとね、こっちも「…え、今の何?」ってなるのよ。 ギャップって恋愛スイッチに一番効くから。
リク:“全部を変える”じゃなくて、“ワンポイントで色気を足す”くらいがちょうどいい。髪型・香り・目線・言葉のどれかでいいんです。
ミユ:まとめると、 ①気持ちを言葉にする ②自分の世界を持って距離をあける ③たまにドキッとさせる ってことね♡ うん、これなら“いい人止まり”からちょっと抜け出せそう!
「いい人」から“恋される人”へ──まとめと読者へのメッセージ
ミユ:今日の話、めっちゃ勉強になったね!「いい人」で終わっちゃう人って、ほんとに優しすぎるんだよね。でもその優しさを、ちょっと“恋の方向”にチューニングするだけで変わる気がする!
ナナ:そうそう。恋愛って、“優しい”だけじゃ動かないのよ。 「ちゃんと自分を出す」「相手に興味を持たせる」「安心と刺激のバランスを取る」。この3つができれば、印象がガラッと変わる。
リク:“いい人止まり”って、悪いことじゃない。むしろ、いい人であることはベースとして最高。 ただ、そこに“人間味”や“個性”を足していくことで、恋愛の対象に変わるんです。
ミユ:うんうん。恋って、「安心」と「ドキドキ」のミックスドリンクみたいなもの♡ どっちかに偏ると味が薄くなる。ちゃんと自分の“スパイス”を混ぜることが大事なんだね。
ナナ:結局、“いい人”のまま終わるか、“好きな人”として記憶に残るかは、ほんの一歩の違い。 その一歩を踏み出せる人が、恋をつかむのよ。
リク:だから、「自分の感情を出してみる」「少し距離を取る」「たまにドキッとさせる」。 この3つを意識するだけでも、恋愛のステージは確実に変わります。
ミユ:読んでくれてるみんなも、“優しいだけの人”で終わらないようにね。 「いい人」を超えて、“愛される人”になろう♡
──こいこと。編集部は、そんな恋を応援しています。

