「色気のある女性が好き」──誰もが一度は聞いたことのあるセリフ。
でも、その“色気”って具体的に何のこと?
ミニスカ?ボディライン?香水?それとも……。
今回は「女子の色気の正体ってなんなの?」という永遠のテーマについて、4人のメンバーが本音で語り合います。
参加するのは、落ち着きと包容力で定評のあるマリ、説教と色気を語らせたら止まらないケンジ、天然感覚派のソウタ、そして丁寧だけど鋭い──ブラック担当のミサキ。
恋愛メディア「こいこと。」らしく、ちょっと笑えて、でも深い。そんな色気トーク、始まります。
露出が多い=色気?その思い込みに物申す
ケンジ:「色気ってのは肌の露出だろ」って、昔は本気で思ってたんだよな。ミニスカとかノースリーブとかさ。今思えば、だいぶ浅かった。
マリ:うん、それって色気というより“分かりやすい刺激”なのよね。目を引くけど、心までは動かない。
ミサキ:露出って、たしかに手っ取り早いんですよね。でも、効く相手も限られてて。
それに、だいたい“露出で勝負してる感”って、伝わっちゃいますし。
ソウタ:ぼく、肌出してる人を見ると、逆にちょっと「あっ、すごいな…!」って引いちゃうことあります…。
ミサキ:ですよね。あと、露出が多いと“選ばれたくて必死なんだな”っていう雰囲気が出ちゃう。
すみません、ちょっと意地悪な言い方ですね(笑)
ケンジ:いやいや、それが本音だろ。俺も正直、若い頃は“露出=色気”って信じてたけど、それってこっちが勝手に興奮してただけだったんだよな。
マリ:本当に色気がある人って、むしろ肌をあまり出さないわよ。
でも、立ち姿とか、ふとした仕草で「この人、綺麗だな」って思わせるの。
ソウタ:あー、なんか“動きがきれい”って人、いますよね。なんか空気まで静かになる感じの。
ミサキ:ああ、わかります。色気って、“視線を集める”んじゃなくて、“空気を静かに変える”力なのかもしれません。
ケンジ:おお、それ名言じゃん。
ミサキ:ふふ、ありがとうございます。今日のノルマ、ひとつ達成です。
色気のある女性って、何が違うの?
ソウタ:えっと…なんか、その人がいるだけで空気がやわらかくなる感じって、ありませんか?
ぼく、そういう人に「色気あるな」って思います。
マリ:あるわね。雰囲気にしっとり感があるというか、声のトーンが落ち着いてて、目の動きがやさしいとか。
ケンジ:そうそう。あと“待てる女”な。自分のペースで動いてて、余裕がある。
そういうのって年齢関係なくて、20代でも出てるやつは出てる。
ミサキ:色気って、“自分の輪郭を知ってる人”に出ると思うんです。
どこまで踏み込んでいいか、どこで引くべきか。そのバランス感覚が自然にできてる人って、無理してないぶん魅力的に見えます。
ケンジ:なるほどね。逆に言うと、「全部見せます!全部話します!」ってタイプは、色気は薄いのかもな。
ミサキ:はい。全部出すって、わかりやすいけど…ちょっと“売り切りセール”感ありませんか?
その場では目立つけど、後に何も残らないっていうか。
ソウタ:売り切りセール……あっ、なんかわかる気がします(笑)
マリ:たしかに、色気って“余白”なのよね。
わかりやすさよりも、「もう少し知りたい」って思わせる曖昧さがあると、人って惹かれるの。
ミサキ:そう、“謎の余白”と、“察しのよさ”の両立。
どっちかだけだと色気にならなくて。バランスが大事です。
ケンジ:おいおい、今日のミサキ、仕上がってるな。メモ取らせてもらうぞ?
ミサキ:恐縮です(笑)でもこれ、昔ちょっと失敗して学んだことでもあるので…
むしろ今だから言えるやつです。
色気とエロはどう違う?
ケンジ:これ、俺ずっと言いたかったんだけどさ──色気とエロって、似てるようで全然違うよな。
マリ:うん、エロは“見せるもの”、色気は“にじむもの”って感じ。
ソウタ:にじむ…ですか?あ、なんか香りみたいな…?
ミサキ:まさにそれです。エロって、“刺激してやろう”っていう能動性が強い気がしてて。
でも色気は、「見られてもいいけど、別に見せるつもりはない」くらいの余白がある。
ケンジ:わかる。こっちが勝手にドキッとしてるだけなのに、相手は全然そんなつもりないってのが、本当の色気。
ミサキ:あと、色気のある人って“匂わせて、消える”のが上手なんですよね。
ソウタ:……忍者ですか?
ミカコ:(※いない)ちょっと今、空耳でミカコさんのツッコミ聞こえた気がする(笑)
マリ:ふふ、忍者的かもしれないわね。でも実際、色気って“後に残るもの”でもあるのよ。
ぱっと見て「セクシー」って思うのと、後からふと思い出して「あの人、なんか素敵だったな…」って思うのは、違うじゃない?
ケンジ:後者が“色気”か。確かにそっちのほうが深い。
ミサキ:あとエロは“目を奪う”、色気は“記憶に残る”。そんな気がします。
ソウタ:色気って……なんか怖いです。でも、いい怖さ。
マリ:そうね。“危うさ”も色気の一部かもしれないわ。
本当の色気は、どこからくる?
マリ:色気って、最終的には「生き方」がにじみ出るものなのかもしれないって、最近は思うのよね。
ケンジ:わかるわかる。仕草とか姿勢とか、もちろんあるけど──
結局“生き方の余裕”が出てるやつが強いんだよ。
ミサキ:私、“幸薄そうな人に色気を感じる”って話、ちょっと共感します。
ソウタ:あ、それあります…。
なんか、「助けてあげたい」とかじゃないけど、“この人に何かが起きそう”って気配、すごく惹かれます。
マリ:わかるわ。そういう人って、“人生の静けさ”みたいなものを纏ってるのよね。
誰にも邪魔されずに、自分の世界で立ってる感じ。
ミサキ:「笑ってるけど、どこか空っぽに見える」みたいな…。
感情がこぼれそうで、こぼれないギリギリのとこにいる人って、すごく色っぽいと思います。
ケンジ:でもあれだぞ、そういう人に近づくと大体地獄見るパターン多いからな?
ミサキ:そうですね(笑)でも、それも含めて“色気”じゃないですか?
危険なのに引き寄せられるって、ある意味すごい魅力だと思うんです。
ソウタ:なんか……“悲しさ”って、すごく静かな色気になること、ありますよね。
マリ:そうね。がんばってる人の明るさも素敵だけど、静かに戦ってる人には、別の魅力があるのよ。
ケンジ:結局、色気って“生き様の匂い”みたいなもんかもな。
ミサキ:“生き様の匂い”、いいですね。それ、ちょっと今日持ち帰ります。
結論:色気とは、“自分を生きてる人”ににじむ空気
マリ:今日の話を通して思ったのは、色気って“装うもの”じゃないってことね。
ケンジ:ああ。若い頃は「見せ方」ばっか意識してたけど、
結局のところ、“その人自身の空気”がいちばん残る。
ミサキ:誰かの目を意識してるときよりも、“自分の世界に集中してるとき”のほうが、魅力って出るのかもしれませんね。
ソウタ:なんか……“その人が生きてる証”みたいなものが、静かに香ってくる感じ。
マリ:無理せず、媚びず。
自分に手をかけて、自分の心に嘘をつかない。そんな姿勢のある人に、色気はにじんでくるのよね。
ケンジ:最後にちゃんと締まったな。よし、これで俺の色気も上がった気がする!
ミサキ:……ケンジさん、それはきっと“ユーモアの色気”ってやつです(笑)
ソウタ:ぼくも、“空気からにじむ系”になれるようにがんばります!
マリ:ふふ、いいわね。今日のこの空気が、もうちょっとだけ“色っぽい”気がしてきたわ。