片思いってさ、どこで区切りをつければいいんだろうね。
頑張れば振り向いてもらえる気もするし、
でも正直、もうしんどい気もする。
こいこと。編集部でそんな話題が出たのは、
何気ない雑談の流れだった。
ミユ:あたしさ、片思いしてるときに一番悩むのが、
「これって、もう諦めるタイミングなのかな?」ってとこなんだよね
アカリ:わかる。
まだ好きなのに諦めるのもつらいし、
でも期待し続けるのもしんどいし
ナナ:その状態、もう十分頑張ってる証拠よ。
悩むってことは、それだけ本気ってことだから
ユウト:片思いを諦めるタイミングって、
正解が一つじゃないからこそ難しいんだよね
少し離れた席で話を聞いていたワニオが、
静かに口を開いた。
ワニオ:人間は「続けるべきか、やめるべきか」という判断を、
感情が残っている状態で行おうとします。
それが、この悩みを難しくしている要因ですね
ミユ:うわ…それ言われると、ちょっと刺さるかも
ワニオ:好きという感情が存在する限り、
撤退や手放しの判断は、どうしても遅れがちになります
諦めたいわけじゃない。
でも、このままでいいのかも分からない。
片思いを諦めるタイミングで悩む人の多くが、
この曖昧な気持ちの中で立ち止まっている。
そこで今回は、
片思いを諦めるべきサインや、
気持ちの整理の仕方について、
こいこと。編集部の座談会でゆっくり話していく。
片思いを諦めるタイミングで、なぜこんなに悩んでしまうのか
片思いをしていると、
「もう無理かもしれない」と思う瞬間と、
「でも、まだ可能性あるかも」と思う瞬間が、何度も行き来する。
好きな気持ちが残っているから
ミユ:正直さ、諦めたほうがいいって頭では分かってても、
好きって気持ちが残ってると、簡単には切り替えられないよね
アカリ:うん。
気持ちがある状態で「はい終わり!」ってするの、無理ゲーすぎる
ナナ:それは甘えじゃないわよ。
本気で好きだった証拠だから
まだ可能性がある気がしてしまう
ユウト:相手のちょっとした優しさとか、
たまの連絡があると、「もしかして…」って期待しちゃうんだよね
ミユ:そうそう。
一回でもいい反応があると、全部それに引っ張られちゃう
ワニオ:人間は不確定要素が残っている状態を、過大評価する傾向があります。
確率が低くても「ゼロではない」と感じると、手放せなくなるのです
諦めたあとに後悔しそうで怖い
アカリ:諦めたあとで、
「やっぱり頑張ればよかったかも」って思うのも怖いんよね
ユウト:未来の後悔を想像して、
今の決断ができなくなることは多いよね
ナナ:でもさ、
動かずに時間だけ過ぎる後悔も、同じくらい重いわよ
片思いを諦めるタイミングで悩むのは、
あなたが優柔不断だからでも、未練がましいからでもない。
それだけ真剣に人を好きになった
その事実があるからこそ、判断が難しくなるのだ。
片思いを諦めたほうがいいサイン
「まだ好き」という気持ちがあっても、
状況によっては、無理に続けることで自分を消耗させてしまうことがある。
ここでは、片思いを諦めるタイミングの判断材料になりやすいサインを整理する。
何度も脈なしの反応が続いている
ユウト:連絡の頻度や内容がずっと一方通行だったり、
こちらの好意に対して反応が薄い状態が続くなら、
一度立ち止まって考えたほうがいいかもしれない
ミユ:たまたま一回そっけない、じゃなくて、
毎回そうだと、やっぱりしんどくなるよね
ワニオ:同じ条件で何度も試行して結果が変わらない場合、
その確率は今後も大きく変動しにくいと考えられます
自分ばかりが頑張っている状態になっている
アカリ:誘うのも、連絡するのも、
気を遣うのも、全部こっち…ってなると、
だんだん苦しくなるんよね
ナナ:恋ってさ、本来は二人でやるもんでしょ。
片方だけが必死になる関係は、長く続かないわ
ユウト:相手がまったく動かない状態が続くなら、
それも一つのサインだと思う
都合のいい存在になっていると感じる
ミユ:暇なときだけ連絡来たり、
困ったときだけ頼られるのって、
好きな人相手だと余計つらいよね
ワニオ:必要なときだけ呼び出される関係は、
長期的な協力関係には発展しにくい傾向があります
ナナ:それ、恋じゃなくて便利枠よ。
気づいた時点で、自分を守る判断していい
これらのサインがいくつも当てはまる場合、
それは気持ちを整理するタイミングが近づいている合図かもしれない。
それでも、片思いを諦めきれない気持ちについて
「諦めたほうがいいサイン」は分かっていても、
気持ちがすぐに追いつくとは限らない。
諦められないのは、弱さじゃない
ミユ:正直さ、
サイン見ても「はい、じゃあ終わり!」ってできるなら、
そもそもこんなに悩んでないと思うんだよね
アカリ:わかる。
好きになった気持ちって、
スイッチみたいに切れないし
ナナ:諦められない自分を責める必要ないわよ。
それだけちゃんと人を好きになったってことなんだから
ワニオ:人間の感情は、
使用期限が書いていない食材のようなものです。
「もうダメだ」と思っても、なぜか冷蔵庫に残り続けます
ミユ:え、ちょっと待って。
その例え、地味にわかるのやめて
気持ちが残ったまま、諦めてもいい
ユウト:諦めるって、
気持ちを完全に消すことじゃなくてもいいと思う
アカリ:好きなまま距離置く、
みたいなのもアリなんかなって最近思う
ワニオ:はい。
走りながらブレーキを踏むのは難しいですが、
減速しながら止まることは可能です
ナナ:ワニオ、今日は例えがちょっと優しいじゃない
ワニオ:本日は曇りのため、比喩も柔らかめです
「諦める=すべて無駄」ではない
ミユ:諦めたら、
今までの気持ちとか時間が全部無駄になる気がして、
それも怖いんだよね
ユウト:でも、その時間があったから、
自分がどんなふうに人を好きになるかも分かったんじゃないかな
ワニオ:途中で下車した列車も、
移動距離がゼロになるわけではありません。
ちゃんと、ここまで来ています
ナナ:今日のワニオ、
たまにいいこと言うの腹立つわね
諦めきれない気持ちがあってもいい。
その気持ちごと、自分を否定しなくていい。
片思いを諦めるのは、負けじゃない
片思いを手放すことに対して、
「負けた気がする」「逃げたみたいで嫌だ」と感じる人は多い。
諦めるのは、自分を守る選択
ユウト:諦めるって、
相手に負けることじゃなくて、
自分の気持ちを守る選択だと思うんだ
ミユ:確かに…。
好きな人のことで毎日落ち込んでたら、
それって自分を大事にできてないかも
ナナ:そうよ。
恋は頑張るものだけど、
自分を削るものじゃないわ
ワニオ:壊れかけの靴で走り続けるより、
一度立ち止まって靴ひもを結び直す方が、
結果的に遠くまで行けます
アカリ:ワニオ、その例えわかりやすい。
なんか今の自分にちょうど刺さった
「もう十分やった」と言えることも大切
ミユ:諦めるって決めるとき、
「まだ何かできたかも」って思っちゃうんだよね
ユウト:でも、
ここまで悩んで考えてきたなら、
もう十分向き合ったって言っていいと思う
ワニオ:作業を途中で終了しても、
ログが消えるわけではありません。
努力の履歴は、ちゃんと残っています
ナナ:同意。実らない恋でも無駄な時間じゃないのよ。
次の恋に進むための準備期間になる
アカリ:諦めたあとって、
すぐ次に行けるわけじゃないけどさ
ユウト:うん。
無理に切り替えなくても、
少しずつ前を向く準備期間でいいと思う
ワニオ:電源を落とした直後の機器は、
再起動までに少し時間が必要です。
それは故障ではありません
片思いを諦めることは、
何かを失うことではない。
これからの自分を大事にするための、
一つの選択肢なのだ。
まとめ|苦しくなったら、それが一つの「諦めるタイミング」
片思いを続けるか、諦めるか。
その答えは、誰かが決めてくれるものではない。
ユウト:好きでいることがつらくなったら、
それは気持ちが限界に近づいているサインかもしれないね
ミユ:「好きだから頑張らなきゃ」って思いすぎると、
自分の心の声、聞こえなくなっちゃうよね
ナナ:恋は根性論じゃないのよ。
苦しい恋から離れるのも、立派な決断
アカリ:諦めるって言葉、
前よりちょっと優しく聞こえるようになったかも
ワニオ:長時間の片思いは、
心のバッテリーをじわじわ消耗します。
充電のためにコードを抜く時間も必要です
片思いを諦めることは、
あなたの価値が下がることでも、
恋に負けた証拠でもない。
「ここまで好きになれた自分」を認めて、
次に進む準備をするタイミングなのだ。
もし今、
・考えるだけで苦しい
・期待と不安を繰り返して疲れた
・自分らしさを失っている気がする
そんな状態なら、
一度立ち止まってもいい。
恋は、あなたを幸せにするためにある。
あなたを苦しめ続けるためのものじゃない。
この気持ちに出会えたことも、
きっと、次の恋につながっていく。

