「婚活って、理想を追い求めるべき?それとも現実を見たほうがいい?」──編集部の雑談から、こんなテーマが浮かび上がった。 理想の条件を掲げて出会いを探すのは自然なこと。でも、その通りにいくかと言えばなかなか難しいのが現実。
今回はこいこと。ライターたちが集まって「婚活、理想か現実か」をテーマに語り合うことにした。 参加メンバーは、人生経験豊富なナナ、冷静に分析するミカコ、落ち着いた包容力のマリ、そして妄想力たっぷりのミユ。 それぞれの視点から、婚活のリアルと理想の間で揺れる本音トークをお届けする。
婚活で求める理想って?
ミユ:あたしはやっぱり「見た目が好み♡」とか「価値観がぴったり」とか、夢見ちゃうんだよね。映画やドラマみたいな出会いに憧れるし。婚活だからこそ、理想を掲げてもいい気がするの。
ナナ:わかるけどさ、理想だけ言っててもキリがないよ。私なんか結婚前は「背が高い人がいい!」とか言ってたけど、実際に結婚したのは平均的な身長の人。結局、毎日生活を共にする相手としての安心感や、家事を分担できる誠実さの方が大事になったんだよね。
ミカコ:理想は出すのは自由だけど、現実的に考えた方がいい。たとえば「年収1000万の人がいい」と言っても、実際にその層の人と出会える確率はかなり低い。それよりも「経済的に安定していて、無駄遣いしない人」みたいに現実的な条件に置き換える方が、自分にとっても婚活が進みやすい。
マリ:そうね。年齢や環境によっても理想は変わると思うわ。若い頃は「かっこいい」「楽しい」だけで十分でも、30代40代になると「健康」「価値観の共有」「家庭を持つ準備ができているか」が現実的な課題になる。自分に降りかかる現実的な問題を踏まえたうえで理想を考えることが大切ね。
ミユ:なるほどね〜。たしかに「理想の条件リスト」を作るとキラキラしちゃうけど、それを全部満たす人に出会えるかは別問題だよね。でもやっぱり「好きになれる人」って条件も外せない気がする♡
現実とのギャップ
ムームードメインナナ:婚活で一番実感するのは、やっぱり「理想と現実のギャップ」だよね。私も独身の頃は「優しくて、仕事も安定してて、趣味も合う人」なんて思ってたけど、現実はそんな完璧な人、そうそう転がってないのよ。結婚した今も「完璧じゃないけど、この人で良かった」と思える部分で支えられてる。
ミユ:あたしの友達も「理想の条件ばっちりの人とやっとマッチングした!」って喜んでたんだけど、実際会ったら会話が全然盛り上がらなかったんだって。条件は完璧でも、一緒にいて楽しくないと続かないんだよね。
ミカコ:そうそう。あと、自分に現実的な問題が降りかかることもある。仕事が忙しくて時間が取れなかったり、年齢的に出会える数が減ってきたり。「出会えない」って悩む人は、条件が厳しいからというよりも、自分のライフスタイルや状況が大きく影響してるケースも多いと思う。
マリ:私は再婚の経験があるからこそ言えるけど、最初の結婚は「理想」に寄りすぎて失敗した部分があったの。背伸びして選んでも、結局日々の生活で疲れてしまう。現実的に「自分に合う人」を見つける方が、幸せを感じやすいって気づいたわ。
ナナ:結局ね、理想を持つのは悪くないけど、現実に直面したときに柔軟になれるかどうかが大事。「理想に近づける努力」より「現実を受け入れる勇気」が、婚活を前に進めるコツなんだと思う。
理想と現実の折り合い方
マリ:理想と現実のバランスを取るのって、本当に難しいわよね。でも大切なのは「条件を全部捨てること」じゃなくて、自分にとって本当に必要なものを見極めることだと思うの。たとえば「年収」じゃなく「お金に対する価値観が合うか」とか。
ミユ:あ〜それわかる!あたしも「イケメンがいい」って思ってたけど、実際にデートしてみると「ちゃんと話を聞いてくれる人」が一番安心できるんだよね。最初の理想は夢見がちな条件だったけど、現実的に大事なのは一緒にいて落ち着けるかどうかかも。
ミカコ:理想を下げるっていうより、「自分の幸せに直結する部分」を優先する感じだよね。逆に、そこまで重要じゃないところは妥協できる。人によっては「年齢差は気にしないけど、誠実さは絶対必要」とか。優先順位をつけることが現実との折り合いになると思う。
ナナ:あと大事なのは、自分も相手から見られてるって意識することかな。理想を語るのは自由だけど、現実的に自分がその相手に選ばれるかどうかは別問題。自分に降りかかる現実として、健康や見た目、性格をどう磨くかも重要だよ。婚活って「相手探し」でもあるけど、同時に「自分磨き」でもあるんだよね。
マリ:ほんとその通り。理想と現実の折り合いは、相手に合わせるだけじゃなくて、自分を見直すことから始まるのよね。
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今回のテーマ「婚活、理想か現実か」。4人の本音トークから見えてきたのは、理想と現実の両方に意味があるということだった。
理想を掲げるのは、未来への希望やモチベーションになる。でも、現実を無視すれば、婚活は進まずに疲れてしまう。大事なのは、条件を全部捨てることではなく「自分にとって何が大切か」を明確にすることだった。
また、婚活は「相手を探す旅」であると同時に、「自分を見つめ直す時間」でもある。相手にばかり条件を求めず、自分自身もどう磨いていくかを考えることが、理想と現実を橋渡しするカギになる。
結局のところ、理想も現実もどちらも必要。理想は夢を描くために、現実は幸せをつかむために。 その間で揺れ動きながらも、婚活は「自分らしい幸せ」を探すプロセスなんだと、改めて感じる座談会だった。

