幸せなはずなのに、なんだか寂しい

隣にいる人は、優しい。 LINEもマメで、デートのプランもちゃんと考えてくれる。 プレゼントだってくれるし、「愛しているよ」って言葉もちゃんとくれる。

でも──なぜか、寂しい。

一緒にいるのに、どこかひとりぼっち。 笑ってるのに、心のどこかが冷たい。

そんな矛盾した気持ちを抱えてる人、意外と多いんじゃないかな。


「これって贅沢な悩み?」って、自分を責めちゃう人へ

「好きな人と付き合えてるだけで幸せでしょ?」 「もっと寂しい人だっているんだから」

そうやって、周りの声とか“正しさ”で自分の寂しさを打ち消そうとしてない?

でもね、寂しいって気持ちは、他人と比べて決めるもんじゃない。 「今の自分が、そう感じてる」っていう事実こそがすべてなんだよ。

気持ちには、理由がある。 その理由を無視して“いい人”を演じてたら、心が壊れてく。


どうして“幸せなはず”なのに、寂しいんだろう

原因は人それぞれだけど、多くの場合はこの3つに集約されると思ってる。

1. 会話の内容が表面的すぎる

話してるようで、心は全然触れ合ってない。 「今日は何食べた?」「仕事どうだった?」 それ、もちろん大事なんだけど、本音をぶつけるような会話が減ると、心の距離はじわじわ開く。

2. 自分が“理解されていない”と感じている

相手に悪気はない。でも、何かを話しても“わかってもらえてない”感じが残る。 この“通じてない感”が積もると、安心よりも孤独が大きくなる。

3. 幸せの“型”に合わせすぎて、自分を置き去りにしている

「彼氏が優しい=幸せなはず」 「毎週デートしてる=満たされてるはず」

でも、“世間的な幸せ”と“自分が感じたい幸せ”って違うこともある。 そのズレに気づかないまま、「足りないけど、足りてるフリ」をしてると、心が空っぽになる。


わたしも、寂しさに気づくのが遅れたことがある

昔、付き合ってた人がいた。 周りからは「めっちゃいい彼氏じゃん!」って言われてた。

でも、ふとしたときに思った。 「この人、わたしのこと、ほんとに見てる?」

記念日も祝ってくれるし、連絡もくれる。 でも、泣きたい夜に黙って隣にいてくれるような“近さ”が、なかった。

そのとき初めて、「優しさ」って外側からの評価じゃなくて、 “自分がちゃんと感じられること”なんだって気づいた。


寂しさを感じたとき、できること

「寂しい」と思ったときに、自分がどう行動するかで、関係って変わってくる。 以下、ナナ的・寂しさとの向き合い方をいくつか紹介するね。

1. 相手の“態度”より、“距離感”を見直す

相手が何をしてくれたかより、「そのとき、自分はどう感じたか」に注目してみて。 意外と、行動じゃなくて“距離の取り方”に寂しさの原因があったりする。

2. “話せる自分”になれてるかを確認する

言いたいこと、ちゃんと伝えてる? 無意識に我慢して「わかってもらえない」って思ってない?

寂しさって、伝えることで解けることもある。

3. “今の恋”に、自分がちゃんといるか見てみる

誰かと付き合うことで、逆に“自分”が薄れてる気がするなら、 その恋はちょっと見直したほうがいい。

寂しさって、「自分が置き去りにされてる」って感覚から来ることもあるから。


最後に──「寂しい」は、“ちゃんと幸せになりたい人”のサイン

幸せなのに寂しいって、ある意味“欲張り”に聞こえるかもしれない。 でも実際は、「本当の意味で満たされたい」っていう、まっすぐな気持ちの表れなんだよ。

寂しさって、心のセンサーみたいなもん。 「もう少しこうしてほしい」「もっとつながっていたい」っていう、 大事なサイン。

だから、自分の気持ちを見て見ぬふりしないで。 “ちゃんと幸せでいたい”って願うあなただからこそ、感じたことなんだから。

あのね、寂しさは悪者じゃない。 気づいたら、向き合えばいい。 その一歩が、もっと本音で繋がれる恋に変えてくれるから。

──ナナ

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