「恋愛って、そんなに得するもんなんですか?」
こいこと。編集部のすみっこにいる僕、ワニオの素朴な疑問です。
人間って不思議ですよね。たとえば新しい趣味に手を出すときには、時間やお金を気にするくせに、恋愛に関しては驚くほど無防備。気づいたら何時間もスマホを見つめてたり、好きな人のために急にダイエット始めたり、夜な夜な謎の涙を流してたり。
そんなにコストかけて、ちゃんと元、取れてます?
……って、こういうこと言うと「ロマンがない」「人の心がない」って言われるんですよね。ええ、わかってます。でも僕は、恋愛に興味がない側の生き物として、あえて真顔で問いかけてみたいんです。
「恋愛って、コスパいいんですか?」
今日はその問いに、冷静に、真剣に、でもちょっと笑える感じで向き合ってみようと思います。
コスパ厨ワニオ、恋の損得を分析します。
恋愛にかかるコスト、計算してみた
たとえば月に3回デートをしたとしましょう。
食事代、交通費、ちょっとしたお土産。割り勘だとしても、一回あたりざっくり5,000円。月に15,000円。年間にすると18万円。そこに誕生日やクリスマスのプレゼント代を加えれば、ざっと20万円を超えてきます。
そして、見落としがちなのが「時間」です。
LINEの返信を待つ30分。返信を打つのに悩む15分。次のデートのプランを考える2時間。相手の好きそうな服を選びに行く時間。言い合いになった後に頭を抱える夜。
どれも“お金”では測れないけど、確実に「脳内リソース」を消費してます。
そして、失恋のリスク。別れたあと、ダメージから回復するまでの精神的コストも考えると、恋愛ってめちゃくちゃハイリスクじゃないですか?
いや、もちろん「好きな人と一緒にいられる幸せ」があるのはわかります。でもそれって、割に合うんですかね……。
コスパ厨の僕から見たら、恋愛は“超高リスク投資”に見えます。
リターンって、なんだろう?
「恋愛のコスパ」を考えるなら、リターンも見なきゃいけません。
じゃあ、恋愛のリターンって何なんでしょう?
よく言われるのは、「幸福感」「癒し」「自己肯定感」「成長」「心の支え」……とかでしょうか。
でも、それって定量化できるんですか?
そりゃ、恋人ができて幸せ!っていう瞬間はあるでしょう。でも、それがずっと続くとは限らないし、「愛されてるか不安」とか「最近冷たい気がする」とか、リターンがマイナスになる瞬間も多い。
むしろ、恋愛って「変動制の株式」みたいなもので、今日プラスでも明日は暴落、みたいなことが平気で起こる。
しかも厄介なのは、損してるとわかっててもやめられないこと。
「この人に尽くせば、いつか振り向いてくれるかも」
「ちょっと冷たくされても、たぶん本心は違う」
「まだ諦めきれない」
……ね?もうこれ、投資じゃなくて“ギャンブル”です。
でも、恋してる人は「それでもいい」って言うんですよね。たとえリターンがなくても、好きな気持ちがあるだけで満足だって。
そういう話を聞くたびに思います。恋って、ほんとに“効率”とか“コスパ”を超えた場所にあるんだなあって。
ワニの僕には、まだよくわからない世界ですけど。
恋愛が“コスパいい”人の特徴
ここまで読んで、「いやいや、恋愛ってそんなに損じゃないでしょ」と思った方もいるかもしれません。
そう、確かにいます。恋愛のコスパが良い人たち。
彼ら・彼女らにはいくつかの共通点があります。
まず、メンタルが強い。
落ち込むことがあっても切り替えが早く、相手の気まぐれに左右されにくい。恋愛に依存せず、自分の生活や目標を大切にしているタイプです。
次に、感情表現がうまい。
自分の気持ちを言葉にできるから、誤解も少なくてトラブルが長引かない。相手にどう思われているかを考えるより、どう伝えるかを大切にする傾向があります。
そして、ポジティブ。
恋の失敗も「いい経験だった」とか「自分が成長できた」と前向きに捉えられる人。そういう人は、恋愛がうまくいっても失敗しても、なんだかんだで“元を取る”のが上手い。
ワニ目線で見ると、「恋愛の才能がある人」って、そもそも損得勘定じゃなくて“感情の運用”がうまい人なんですよね。
僕から見れば、スペックが高すぎてまぶしい存在ですが。
ワニオが選ぶ、恋愛よりコスパいいもの
さて、ここでちょっと趣向を変えて。
僕・ワニオが「恋愛より断然コスパがいい!」と自信を持っておすすめする、“非恋愛的な”幸福投資先をご紹介しましょう。
- 読書:1冊1,000円以下で知識と想像力の旅へ。副作用ゼロ。
- 昼寝:時間あたりの回復効率、圧倒的ナンバーワン。
- ひとり焼肉:他人の好みに気を遣う必要なし。肉と向き合うだけ。
- 資格勉強:積み上がる成果。失恋しない。国家資格は裏切らない。
ね?すごく効率的でしょ。
どれも“確実なリターン”があるし、裏切られることも、既読スルーされることもありません。
もちろん、人間の皆さんがこういう話を聞いても「それでも恋がしたい」って思うのは知ってます。
でも僕は、コスパ厨としてこう言いたい。
「恋愛って、ROI(投資利益率)測定不能なんですよね」
だからこそ、他人の恋を観察してるほうが楽しいし、自分ではちょっと遠慮しておきたいんです。
そう、僕は恋の“ファン”ではあっても、“プレイヤー”ではない。
人生、いろんな楽しみ方があっていいと思うのです。
それでも人は恋をする
ここまで散々、恋愛のコスパを疑ってきた僕ですが。
それでも、周りの人たちを見てると、やっぱり思うんです。
人って、恋をする生き物なんだなあ、って。
合理的じゃない。予定通りにもいかない。感情がぐちゃぐちゃになって、傷ついたり、悩んだり、泣いたりして。
それでもまた、誰かを好きになる。
その不思議なエネルギーに、人間の面白さとか、美しさみたいなものを感じるんです。
……だからといって、僕が恋をするかというと、それはまた別の話ですけどね。
でも、観察するのは好きです。
その不安定で、計算不可能な世界に、魅せられてる自分がいる。
今日もどこかで誰かが、ちょっと損して、ちょっと得して、
なんだかんだで「恋っていいよね」って笑ってる。
それだけで、恋って案外、コスパ悪くないのかもしれません。