こいこと。偉人の名言にモノ申す!
今回ピックアップするのは、シェイクスピアのこんな名言。
「ほどほどに愛しなさい。
長続きできる恋はそういう恋だよ。」
――ウィリアム・シェイクスピア
恋は落ちるもの、燃えるもの。そんなふうに思っていると、この“ほどほどに愛しなさい”という言葉、ちょっと物足りなく感じませんか?
でも実際、燃えすぎた恋がすぐ燃え尽きてしまったこと、ありませんか? 落ち着いた関係が続いたとき、「これって本当に愛なのかな?」って悩んだり。
今回は、マリ・ハルキ・ナナ・ミサキの4人が登場! 愛の“熱量”と“長続き”のバランスについて、正反対の視点も交えながら、こいこと。流にモノ申します!
恋の“ほどほど”って、誰のため?何のため?
編集部:さて、シェイクスピアの名言「ほどほどに愛しなさい。長続きできる恋はそういう恋だよ」。これを読んで、最初にどう思いましたか?
ハルキ:最初に言っていい? 俺これ、ちょっと納得いかなくてさ。「ほどほど」って誰の基準なの?って思うのよ。 恋ってさ、アクセル踏み切ってナンボじゃない? ちょっと引いてたらチャンス逃すし。
マリ:まあ、わからなくもないけど(笑) でも私、この言葉わりと好きよ。勢いで突っ走る恋も楽しいけど、“長く続く恋”って、気持ちに余白があるからこそ育つ気がするの。
ナナ:うんうん。私もね、「全部全力」だと息切れしちゃう派。 でもそれにしても“ほどほどに”って、言い方がザックリすぎてウケた(笑) なんか母親に「適当にしときなさい」って言われるのと似た雑さない?
ミサキ:雑だし、他人が言う“ほどほど”ほど信用できないものはない。 そもそも私は、感情のコントロールを前提に恋愛するタイプなので。 ……って言うと怖い?(笑顔)
ハルキ:うん、ちょっと怖い(笑)
マリ:でもミサキの言うこと、ちょっとわかる。大人になると「感情に振り回されない恋」を目指すようになるよね。
ミサキ:私は効率重視で行きたいだけですよ。 熱くなりすぎると判断力が落ちるから、恋も仕事も“適温”がベスト。 ただし、外面ではちゃんと燃えてるふうに見せますけどね?(にっこり)
ナナ:出た、ミサキの怖い笑顔(笑) でもほんと、「どっちかが熱すぎて、どっちかが冷めてる」みたいなズレって、続かない原因になること多いかも。
ハルキ:俺、逆に“全力で愛し合って爆発した恋”って、短くても価値あると思うんだよなあ…。 長続き=正義、ってわけじゃないでしょ?
マリ:それも正論よ。でも、長く続く恋には、情熱とは別の“信頼”とか“落ち着き”が必要になるんだと思う。
編集部:なるほど。 “勢い”と“安定”、どちらを大事にするかでこの名言の印象も変わってくるんですね。では次に、みなさんの実体験──熱くなりすぎてダメになった恋、逆に温度が低すぎて終わった恋、などを聞かせてください!
恋の温度差ってムズかしい!うまくいかなかったあの恋の話
編集部:ここからは、実際に「熱量が高すぎて失敗した恋」や「逆に冷めすぎて終わってしまった恋」など、恋の“温度差”にまつわる体験を聞かせてください!
ナナ:私さ、昔すっごい一方的に燃えてた恋があってね。 毎日LINEしてたのに、返信のテンションが明らかに落ちてるの気づかなくて……気づいたときには「あれ、私ひとりで盛り上がってた?」ってなるやつ。
ハルキ:あるある!俺も学生時代、めっちゃアピールして全力デートプラン立てて、サプライズして、手紙まで書いて…… そしたらある日、「重いかも」って言われて終了(笑)
ミサキ:ふふ……恋のオーバーヒート現象ですね。燃費悪くて走行距離ゼロみたいな。
マリ:ミサキ、例えがシュール(笑) 私も若い頃は結構“燃えすぎる恋”ばかりしてたかも。すれ違ってるのに無理して続けようとして、結局ぐったりしちゃう。
ミサキ:逆パターンでいうと、私は“冷めすぎて終わった恋”が印象的だったな。 相手の熱が高かったんだけど、こっちは「情熱より安定」モードで…。あまりにテンション違って、 最後には「…で、俺たちって何?」って聞かれて、心の中で「さあ?」って答えてた。
ナナ:それ口に出したら事件(笑)
ミサキ:出してないからセーフです♡ でもね、私なりに“長く続けよう”って頑張ってたの。感情の爆発は避けようとしてたし、相手を大事に扱おうとはしたんだけど……
マリ:でも結局、自分の“温度”と向き合わなきゃ続かないってことよね。
ハルキ:うん、テンションの差って、地味に効いてくる。 付き合ってすぐは楽しくても、1ヶ月、2ヶ月経ったときに“あれ?俺たちペース違う?”って気づいた瞬間、ちょっと冷めたりする。
ナナ:そうなんよ!「テンポ合わん!」ってなるやつ。 お互いに悪気ないのに、すれ違って終わっちゃうパターンが一番切ない。
ミサキ:人はパンだけで生きてるんじゃないけど、恋愛は“温度”だけで続くわけでもないのよね。 でも温度がズレたままだと、恋の賞味期限、あっという間。
ハルキ:やっぱ“ちょうどいい温度”って、感覚の近さだよね。 無理して上げても、無理して下げても、続かない。
マリ:燃えた恋も、静かに続いた恋も、どちらにも“学び”がある。 だから「どっちが正解」じゃなくて、自分にとってしっくりくる恋が一番なのかも。
編集部:なるほど…… 一人ひとりの“恋の温度感”を尊重することが、長く続く恋のヒントかもしれませんね。 それでは最後に、この名言をみなさんなりの言葉で言い換えてもらいましょう!
「ほどほどに愛しなさい」って、こういうことだと思う。
編集部:それでは最後に、シェイクスピアの名言「ほどほどに愛しなさい。長続きできる恋はそういう恋だよ。」を、みなさんなりに言い換えてみてください!
マリ:「余白のある愛は、長持ちする。」 愛しすぎない、っていうより、埋めすぎないって感覚かも。沈黙も、ひとりの時間も、ちゃんと愛の中にあっていいんだと思う。
ハルキ:「全力でぶつかって、自然と落ち着いていくのが最高の恋。」 最初から“ほどほど”なんて無理!って思うタイプ(笑) でも本当に合う相手なら、だんだんちょうどよくなる気がするんだよね。
ナナ:「お互いの“ちょうどいい”を探せる恋が、一番強い。」 抑えるとか我慢じゃなくて、「あ、今ちょっと熱いかな」「ちょっと引こうかな」って自然に調整し合える関係が、長続きのコツかも。
ミサキ:「愛は、長期的利益の視点で最適化せよ。」 ……って言いたいけど(笑)ほんとは、 「相手の温度をちゃんと見て、自分を調節できるのが本物の愛」かな。無理せず、でもちゃんと観察して、狙っていく。それがミサキ式♡
編集部:4人とも、“ほどほど”の解釈がそれぞれ違っていて面白かったです。 愛を長続きさせるって、燃やすことより、“燃やし方を知る”ことなのかもしれませんね。
“ちょうどいい恋”は、ふたりで見つけるもの。
「ほどほどに愛しなさい。長続きできる恋はそういう恋だよ。」
このシェイクスピアの言葉に、こいこと。ライターたちがモノ申しました。
全力の恋も、静かな恋も、どちらも間違いじゃない。 大切なのは、どれだけ“長く続いたか”よりも、どれだけ“自分らしく愛せたか”。
あなたにとっての“ほどほど”は、どんな恋のかたちですか?