がんばりすぎる恋、やめたいあなたへ──こいこと。が名言にモノ申す!

こいこと。偉人の名言にモノ申す!

今回ピックアップするのは、フランスの文豪スタンダールによる、ちょっとロマンチックな名言。

「愛情には一つの法則しかない。
それは愛する人を幸せにすることだ。」
――スタンダール

……いや、それができたら苦労しないんですよ、スタンダールさん? 思わずツッコミたくなるけれど、それでも“うんうん”と頷きたくなる自分もいたりして。

「相手を幸せにすること」だけが、愛の正解なのか? そもそも“幸せにする”って、どういうこと?

今回は、ミカコ・アカリ・ケンジ・リクの4人が、それぞれの恋愛観と体験をもとに語り合います。 共感?反論?笑いあり、ちょっとグサッとくる話ありの、こいこと。流・愛情論座談会、スタートです! 

目次

「愛する人を幸せにすること」だけが正解?ライター4人の本音トーク

編集部:スタンダールの名言、「愛情には一つの法則しかない。それは愛する人を幸せにすることだ。」──この言葉、皆さんどう感じましたか?

ミカコ:私、最初は「はいはい、美しいこと言ってくれてありがとう」って思っちゃった(笑) だって、“愛する”ってそんなに一方的に何かを与えることなの?って疑問がわいたんだよね。綺麗だけど、ちょっときれいごと感あるな〜って。

アカリ:わかるかも。でも私、ちょっとグッときたよ。 「自分が幸せかどうか」はもちろん大事だけど、相手の笑顔で「あ、今この人幸せそう」って思えたとき、自分も幸せになれるじゃん? その感覚、すごく共感した。

リク:僕はね、この名言は“目的”じゃなくて“基準”を語ってる気がした。 つまり、「相手を幸せにしたいと思えること」が、愛情のスタートライン。結果としてうまくいくかは別として、それがあるかどうかが大事っていうか。

ケンジ:おいおい、いいこと言うじゃねえかリク(笑) 俺も基本的には大賛成派だよ。「この人に笑ってほしい」って思えたら、それが“愛”なんだろうな。 でもさ、“幸せにする”って気持ちだけじゃ空回りするぞ?相手の望んでないことまで突っ走っちゃう……それ、昔の俺な(笑)

ミカコ:あ、それめっちゃわかる! 「良かれと思って」が、実は相手にとってはありがた迷惑っていうパターン。相手の幸せが“何か”をちゃんと見極めないと、愛情がただの自己満になっちゃうよね。

アカリ:そうそう。あと、自分の“幸せじゃなさ”を後回しにしすぎるのも危ない。相手を大事にしようとして、自分がボロボロになる恋もあるし。 だからこそ、バランス大事〜!って思うな。

リク:結局、“相手を幸せにしたい”って気持ちは大切だけど、それって“自分を犠牲にしてでも”じゃないんですよね。 愛って、お互いが“無理せず”笑っていられる状態が理想なんじゃないかな。

ケンジ:そうそう。 「自分も笑えてるか?」ってとこを、見落としちゃいけない。 それに、“相手を幸せにする”っていっても、プレゼントとかサプライズだけが正解じゃない。 一緒にいるだけでホッとできる。そんな関係こそが、いちばん深い“幸せ”なのかもしれないよな。

編集部:なるほど、みなさん“愛=与えること”というより、“支え合いの中で生まれる幸せ”という視点なんですね。では次は、実際の恋愛の中で「相手を優先しすぎた」or「自分を優先しすぎた」経験について、教えてください!

自分を優先した?相手に尽くしすぎた?恋愛の“偏り”エピソード

編集部:それでは次に、実際に「相手を幸せにしたい」と思った恋や、逆に「自分のことばかり考えてたかも…」という恋愛エピソードがあれば、教えてください!

アカリ:私、めっちゃある……。 すごく好きだった人がいて、相手がちょっと元気ないときに「私が支えなきゃ!」って思って、家事も連絡も全部頑張ってたの。 最初は「ありがとう」って言ってくれてたんだけど、あるとき「重い」って言われて…。

ミカコ:うわ、それつら…。アカリは優しいからね、がんばっちゃうのもわかる。

アカリ:ありがとう(苦笑) 結局、自分の“役に立ちたい欲”で空回ってたんだなって思った。相手の気持ちより、自分の達成感を優先しちゃってたかもしれない。

ミカコ:私は逆パターンかも。昔付き合ってた人が、めちゃくちゃ私に尽くしてくれてたの。でも私はそのとき仕事優先で、ぜんぜん気持ちに応えられてなかった。 相手が「俺の存在って、意味あるのかな?」って言ったとき、ハッとしたな……。

リク:“与えすぎ”も“受け取りっぱなし”も、結局バランスを崩すんですよね。 僕も一度、すごく尽くしてくれた人と付き合ったことあるけど、「それって君がやりたいからやってるんだよね?」って思ってしまって。 感謝より先に、プレッシャーを感じちゃった。

ケンジ:俺も昔、めっちゃ頑張った恋があったよ。 相手の好みに合わせて服も変えたし、デートプランも毎回調べて…でも、途中から「俺、なんでこんなにがんばってんだ?」って思い始めて、だんだん苦しくなったんだよな。

ミカコ:それ、わかる……。愛情って、気づかないうちに“義務感”になっちゃうと、一気にしんどくなるんだよね。

リク:でもケンジさん、その恋はどうなったんですか?

ケンジ:最後は別れた。けど、相手から「あなたといると笑える」って言われて救われたんだよ。 結局、プレゼントでもデートの完璧さでもなくて、ただ一緒にいて笑ってもらえたこと。それが“幸せにする”ってことだったのかなって、今なら思える。

アカリ:うわ〜…なんか泣きそう…

編集部:皆さんの体験談から、「相手のために」という気持ちが、時に自分の無理やズレにつながることもあるとわかりました。 では最後に、この名言を“自分の言葉”で言い換えるとしたら?4人それぞれの“愛のかたち”を聞かせてください!

「愛する人を幸せにする」って、どういうこと?私たちなりの言葉で答えてみた

編集部:それでは最後に、スタンダールのこの名言── 「愛情には一つの法則しかない。それは愛する人を幸せにすることだ。」を、みなさんなりの言葉で言い換えるとしたら? 自分の経験や想いを込めて、一言でお願いします!

アカリ:「“一緒に笑っていられる”が、いちばんの愛情表現。」 相手のために何かしてあげようとしすぎるより、ただ隣で笑ってくれる時間が、実はいちばん尊いんだなって思う。

ミカコ:「幸せにする、じゃなくて“幸せになろうとする姿勢”が愛。」 幸せって、なにか与えれば成立するものじゃないから。お互いに向き合って、手を伸ばす意志そのものが愛情なんじゃないかな。

リク:「“あなたでよかった”と思い合える関係が、きっと幸せ。」 相手を変えようとするんじゃなくて、今のその人を受け入れて、選び続けること。その積み重ねが“愛”ってことだと思います。

ケンジ:「愛ってのは、“一緒にいて楽”がすべての答えだと思う。」 幸せにしようって気負うより、そばにいてホッとすること。無言でも笑えること。そういうのが最強の愛なんじゃねえかな。

編集部:どの言葉にも、それぞれの人生と恋愛が詰まっていましたね。 “幸せにする”という想いはきっと尊い。けれど、それをどう届けていくかは、人の数だけ形があるのかもしれません。

「幸せにしたい」から始まる愛に、正解なんていらない。

スタンダールが言った「愛する人を幸せにすること」。 その想い自体は、やっぱりまっすぐで素敵だと思う。

でも実際の恋の中では、自分の気持ちが空回ったり、相手の笑顔が見えなかったり、うまくいかないこともたくさんある。

大事なのは、相手を“幸せにしてあげる”って気負うことよりも、 お互いに「ここにいてよかった」と思い合えることかもしれません。

あなたにとっての“愛の法則”は、どんな形ですか?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次