最近、周りがやけに落ち着かない。
結婚相談所に登録した話。
マッチングアプリで真剣交際に進んだ話。
「今年中に決めたいんだよね」という、ちょっと力の入った声。
ミサキ:別にね、婚活を否定したいわけじゃないの。
みんなそれぞれ、自分のタイミングで動いてるだけだと思うし
ただ――。
ミサキ:じゃあ、あたしはどうかって言われると。
正直、そんなに急いでないのよね
結婚したくないわけじゃない。
一生ひとりで生きるって決めてるわけでもない。
ミサキ:でも、「今すぐ?」って聞かれたら。
うーん……今じゃない、って感覚のほうが近いかも
年齢のことを考えれば、
何も考えていないわけじゃない。
焦りがゼロかって言われたら、そんなこともない。
ただ、その焦りに背中を押されて決断したいとは思わない。
ミサキ:これって、そんなにおかしいことかしら
こいこと。編集部で、そんな話をぽつりとこぼしたら、
それぞれ違う立場のメンバーが、ゆっくり顔を上げた。
結婚を急ぐ人。
急がなかった人。
今まさに選択の途中にいる人。
今日は、「結婚を急ぎたくない」という気持ちについて、
少しだけ、ちゃんと話してみることにした。
結婚を急ぎたくない女性の本音
焦っていないわけじゃない。でも「今じゃない」
ミサキ:勘違いされたくないんだけど、
あたし、結婚そのものを否定してるわけじゃないのよ
ミサキ:ただね、「そろそろでしょ?」って空気に合わせて、
自分の気持ちを置き去りにしたくないだけ
マリ:それ、とても自然な感覚だと思うわ。
急いでいない=何も考えていない、ではないものね
ミサキ:そう。
考えてないわけじゃないからこそ、軽く決めたくないの
ユウト:男性側から見ても、
「周りが動いてるから」って理由で焦る人は、正直多いですね
ユウト:でも、その焦りって、
自分の幸せより“世間の進度”を基準にしてしまっていることもある
ミサキ:そうなのよ。
あたし、誰かの人生のスケジュール表をなぞる気はないのよね
ワニオ:人間社会は、一定の年齢でイベントが発生する
「リマインド通知」が多すぎます
ワニオ:しかし、通知が来たからといって、
すぐに実行しなければならない義務はありません
ミサキ:ちょっと、スマホ扱いなのね、人生
マリ:でも、言い得て妙よ。
「今はスヌーズにしているだけ」って考えると、少し楽になるわね
ミサキ:そうそう。
無視してるんじゃなくて、あとでちゃんと向き合う予定はあるの
ミサキ:ただ、そのタイミングを、
周りじゃなくて“自分”で決めたいだけなのよ
なぜ「今すぐ結婚したくない」と感じるのか
人生の優先順位が、今はそこじゃない
ミサキ:たぶんね、あたしの場合は単純。
今、結婚が人生の最優先じゃないのよ
ミサキ:仕事もあるし、やりたいこともある。
「結婚しないと埋まらない穴」があるわけでもない
ユウト:それって、すごく健全だと思います。
結婚を“不足の穴埋め”にしないってことだから
マリ:結婚は人生のゴールじゃなくて、暮らし方の選択肢。
今の暮らしに納得できているなら、急がないのは自然よ
ワニオ:「急いでいない」を「やる気がない」と誤解されるのは、
電子レンジの前で待っている人が、
ただ固まって見えるのと同じです
ミサキ:ちょっと待って。
あたし、温められてる側じゃないわよね?
ワニオ:待っている側です。
しかし、見た目は静止しています
ミサキ:……まぁ、面白いからいいけど
「決めること」が怖いのではなく、「雑に決める」のが嫌
ミサキ:誤解しないでほしいんだけど、
結婚が怖いわけじゃないの
ミサキ:ただ、焦って決めて、
「違った」ってなるのが嫌なのよ
ユウト:そこ、大事ですね。
結婚って、決めること自体より、
決めた後に“日々が続く”ほうが本番だから
マリ:勢いで選んだ暮らしは、
後から自分を苦しくすることもあるものね
ワニオ:衝動買いした家具ほど、
部屋のサイズに合わない傾向があります
ミサキ:それ、あるあるね。
「かわいい!」で買って、家で見たら巨大なやつ
マリ:ふふ。結婚も、生活に置いたときのサイズ感があるのよね
周囲のスピードに巻き込まれたくない
ミサキ:周りが婚活始めるとさ、
空気がちょっと焦る方向に動くじゃない?
ミサキ:あれに飲まれると、
自分の気持ちが見えなくなるのよ
ユウト:「みんながやってるから」って理由は、
背中を押す力にもなるけど、
自分の意思を薄めることもありますね
ワニオ:集団の移動は、
目的地ではなく“流れ”で進むことが多いです。
そして、流れはたまに海ではなく用水路へ向かいます
ミサキ:最後の急に怖い。
用水路はイヤよ
結婚を急ぎたくない理由は、人によって違う。
でも多くの場合、そこには自分の人生を丁寧に扱いたいという意思がある。
結婚を急がない=結婚したくない、ではない
「いつかはしたい」と「今すぐしたい」は別の話
ミサキ:これ、よく混同されるんだけど。
結婚を急いでない=結婚願望がない、って話じゃないのよ
ミサキ:あたしは「いつかはしたい」側。
ただ、「今すぐ」じゃないだけ
ユウト:男性側でも、そこは誤解しやすいですね。
急いでないって聞くと、
「本気じゃないのかな?」って不安になる人もいる
マリ:でも実際は、
本気だからこそ慎重、という人も多いわ
ミサキ:そうなの。
雑に決めたくない=どうでもいい、ではないのよ
ワニオ:人は「今買わない商品」を、
「一生買わない」と誤認しがちです
ミサキ:ちょっと待って、
あたしの結婚をセール品扱いしてない?
ワニオ:扱っていません。
“熟考案件”です
マリ:ふふ。
時間をかけて選ぶものほど、大切にできるものね
急いで決めた結婚が、必ず幸せとは限らない
ミサキ:正直な話さ、
「そろそろ年齢的に」って理由で決めた結婚、
全部が幸せかって言われたら、違うじゃない?
マリ:ええ。
勢いで始めた暮らしは、
後から調整が必要になることも多いわ
ユウト:結婚って、スタートよりも、
その後の生活のほうが長いですからね
ユウト:焦って始めると、
「こんなはずじゃなかった」が積み重なりやすい
ワニオ:短距離走のつもりで参加したマラソンほど、
途中で膝を壊します
ミサキ:それは確かにイヤね。
膝も心も
「今じゃない」と言えるのは、自分を大切にしている証拠
ミサキ:あたしね、
「今じゃない」って言えるのって、
自分の人生をちゃんと見てる証拠だと思うの
ミサキ:何も考えてなかったら、
流されるほうが楽だもの
マリ:そうね。
立ち止まれる人ほど、
本当は未来を真剣に考えている
ワニオ:即答しない人は、
故障しているのではなく、
処理能力が高い場合があります
ミサキ:ちょっとその言い方、
パソコンみたいで腹立つけど…まぁ、悪くないわね
結婚を急がない選択は、
迷っている証拠ではなく、考えている証拠。
その時間は、決して無駄ではない。
ロリポップ公式サイト周囲からの「結婚どうするの?」への向き合い方
無理に説明しなくていい
ミサキ:正直さ、
「まだなの?」とか「そろそろじゃない?」って、
悪気なく言われること多いのよね
ミサキ:でもね、全部に丁寧に説明する必要、ないと思ってる
マリ:そうね。
人生の決断を、
周囲に納得してもらう義務はないもの
ユウト:「今は考えてない」だけでも、
十分な答えだと思います
ワニオ:質問が多い場では、
簡易回答を繰り返すのが有効です。
詳細設定は省略してください
ミサキ:そうね。じっくり語る必要なんてないわ。
自分のスタンスを一言で決めておく
ミサキ:あたしはね、
聞かれたらだいたいこれで返してる
ミサキ:「いつかはしたいけど、今は自分の時間を大事にしてるの」
マリ:いいわね。
否定もしないし、
自分の意思も伝えている
ユウト:男性から見ても、
その言い方はすごく誠実に聞こえます
ワニオ:立場表明は、
長文より短文のほうが誤解が少ないです
ミサキ:今日はやけに使えること言うわね
他人のスピードと、自分のスピードは違う
ミサキ:周りが早いからって、
自分も早くしなきゃってこと、ないのよ
マリ:本当にそう。
人生はレースじゃないもの
ユウト:同じ年齢でも、
置かれている状況も、価値観も違いますからね
ワニオ:全員が同時に咲く花壇は、
管理が大変です
ミサキ:例えが急に園芸寄りね。
でも、嫌いじゃないわ
結婚を急がない選択は、
誰かに遅れている証拠ではない。
自分の人生を、自分の速度で進んでいる証拠だ。
まとめ|「今じゃない」と思える自分を信じていい
結婚を急がない女性は、
決断力がないわけでも、
逃げているわけでもない。
ただ、自分の気持ちと人生を、
丁寧に扱っているだけ。
ミサキ:あたしはね、
「今じゃない」って言える自分、結構好きよ
ミサキ:ちゃんと考えてる証拠だし、
ちゃんと幸せになりたいって思ってるから
マリ:急がない選択も、
立派な前進よ
ユウト:自分のペースを守れる人ほど、
後で後悔しにくいと思います
ワニオ:待つ判断ができる人は、
人生の操作説明書を読んでいます
ミサキ:……最後まで例えが独特だけど、
まぁ、悪くない締めね
結婚を急がないという選択は、
自分の人生を信じている証拠。
その感覚を、無理に手放さなくていい。

