恋愛をしていると、誰でも一度くらいは思ったことがあるはず。
「え、これって…もしかして自分のこと好き?」
やたら優しくされたり、LINEが続いたり、ふたりで出かけたり。 そのたびに胸の奥で小さな期待がふくらむ。
でも──
あとで気づくんです。
あれ、全部ただの勘違いだったかもしれない…。
むしろ振り返ると、 「なんであの時あんな自信あったんだろう」 と自分で自分にツッコミたくなることも。
恋って楽しいけど、同じくらい勘違いも生まれるもの。
ということで今回は、
こいこと。恋愛ライター座談会
テーマは
「好かれてるって勘違いした思い出」
集まったのはこのメンバー。
・ミユ
・ナナ
・ミカコ
・ソウタ
・ワニオ
「え、それ完全に勘違いじゃん」
「いやいや、それは期待するでしょ」
恋の勘違いエピソードは、 恥ずかしいけど…やっぱりちょっと面白い。
さっそく座談会スタートです。

勘違い恋愛ってめちゃくちゃ多い
ミユ:
今日のテーマさ、「好かれてるって勘違いした思い出」だけど…これ絶対みんなあるよね?
ナナ:
あるある。むしろ恋愛って勘違いから始まること多いと思うわ。
ミカコ:
人って、自分に都合よく解釈する生き物だからね。
ミユ:
ちょっと優しくされたり、話しかけられる回数増えたりするとさ。
ミユ:
「え、もしかしてあたしのこと好き?」って思っちゃうんだよね。
ナナ:
で、だいたい違うのよ(笑)
ミカコ:
恋愛って、事実より想像が先に走るんだよね。
ワニオ:
人間の恋愛は、観測データが少ない段階で結論を出しがちです。
ミユ:
観測データ?
ワニオ:
例えば「話しかけられた」「優しくされた」。
その二つだけで「好意がある」と判断してしまう。
ナナ:
ワニに恋愛分析されてる(笑)
ワニオ:
僕は恋愛に興味はありませんが、人間の思い込みは面白い観察対象です。
ミカコ:
つまり恋の勘違いって、人間あるあるってことね。
ミユ:
でもさ、勘違いってちょっと恥ずかしいけど…あとから笑えるよね。
「これは脈ありだろ」と思った瞬間
ミユ:
じゃあさ、みんなが「これは脈ありでしょ!」って思った瞬間ってある?
ナナ:
あるわよ。というか、勘違い恋愛って大体そこから始まるのよね。
ミカコ:
小さな出来事を「恋のサイン」だと思ってしまうやつね。
ミユ:
わかる〜。ちょっと特別扱いされると期待しちゃう。
ナナ:
たとえばさ、他の人にはしないことを自分だけにしてくるとか。
ミカコ:
それは確かに勘違いしやすい。
ワニオ:
人間は「自分だけ」という状況に弱いですからね。
ミユ:
そうなの!
「これってあたしだけ?」って思うと一気に恋モード入る。
ナナ:
で、あとから気づくのよ。
「いや、この人わりと全員に優しいわ」って。
ミカコ:
恋の勘違いって、大体そのパターン。
ワニオ:
恋愛の仮説は、検証する前に確信へ変わりやすい。
ミユ:
恋って研究みたいに言うのやめて(笑)
優しさを恋と勘違い
ミユ:
やっぱり一番多い勘違いって、優しさじゃない?
ナナ:
それよ。それが一番ある。
ミカコ:
優しい人って、それだけで恋の誤解を生みやすい。
ミユ:
例えばさ、荷物持ってくれたり、体調気づいてくれたり。
ミユ:
「この人、あたしのこと好きなんじゃ…?」って思っちゃう。
ナナ:
でもね、それがその人の通常運転だったりするのよ。
ミカコ:
誰にでも優しいタイプ。
ミユ:
それ後から知るとめちゃくちゃ恥ずかしいやつ!
ナナ:
あるある(笑)
ワニオ:
優しさは人格の特徴であって、恋愛感情とは限りません。
ミユ:
ワニオ、恋の温度低いなあ。
ワニオ:
人間社会では「親切」を「好意」と解釈するケースが多い。
ミカコ:
つまり、優しい人ほど恋の誤解を生みやすいってことね。
ナナ:
優しい罪ってやつね。
LINEが続く=脈ありと思った

ミユ:
あとさ、LINE続くと「脈あり!」って思わない?
ナナ:
思う思う(笑)
ミカコ:
あれは勘違い恋愛の代表例ね。
ミユ:
だってさ、毎日LINEしてたらさ!
ミユ:
普通ちょっと期待するじゃん!
ナナ:
まあね。
恋って返信回数で期待値上がるから。
ミカコ:
でも現実は、暇なだけの人もいる。
ミユ:
それ言わないで…。
ナナ:
昔さ、毎日LINEしてた人いたのよ。
ミユ:
うんうん。
ナナ:
で、私「これは付き合う流れでしょ」って思ってたら──
ナナ:
普通に別の女と付き合ってた。
ミユ:
えええええ!!
ミカコ:
恋愛相談窓口にされてたやつだ。
ワニオ:
LINEが続くから恋だと思うのは、
「コンビニが毎日開いているから店長は自分のために働いている」と思うのに似ています。
ミユ:
どういう例え!?
ワニオ:
そこに存在しているだけで、自分への特別な好意だと解釈してしまう。
ナナ:
確かに…ちょっとわかるのが悔しい。
ワニオ:
恋愛は、日常サービスを特別扱いだと誤認する市場です。
ミカコ:
恋愛市場って言うのやめて。
ミユ:
でも確かに、LINEが続くだけじゃ好きとは限らないよね…。
ワニオ:
むしろ人間は、会話が弾む相手を「便利な話し相手」として保持することがあります。
ナナ:
やめてワニオ、現実を突きつけないで。

勘違い恋愛のちょっと恥ずかしい思い出
ミユ:
でもさ、勘違い恋愛って…あとから思い出すとめちゃくちゃ恥ずかしくない?
ナナ:
あるある。
「なんであのときあんな自信あったんだろう」ってなるやつ。
ミカコ:
恋って、自分の脳内ストーリーが暴走するからね。
ミユ:
わかる!
「あ、これ絶対両思いだ」って勝手に確信してるときある!
ナナ:
で、あとから気づくのよ。
「いや、全然そんな空気じゃなかった」って。
ミカコ:
思い込みって怖い。
ワニオ:
人間は、自分に都合のいい証拠だけ集める傾向があります。
ミユ:
証拠って(笑)
ワニオ:
例えば──
「目が合った」「LINEが続いた」「優しくされた」。
ワニオ:
それらを積み上げて「恋が成立している」と判断してしまう。
ナナ:
恋愛を裁判みたいに言うのやめて(笑)
ミカコ:
しかもその証拠、だいたい弱い。
ミユ:
でもさ、そのときは本気なんだよね。
ナナ:
恋ってさ、冷静なときの自分と別人になるのよ。
ワニオ:
恋愛とは、仮説が確信に変わる速度が異常に速い現象です。
ミユ:
ワニオ、恋を研究対象にしてるでしょ。
告白して初めて気づいた

ミユ:
勘違い恋愛で一番ダメージ大きいのってさ。
ナナ:
うん?
ミユ:
告白して初めて勘違いって気づくやつじゃない?
ミカコ:
それは確かに恥ずかしい。
ナナ:
でもね、それ経験ある人めちゃくちゃ多いと思う。
ミユ:
好きな人が優しかったり、LINE続いたりするとさ。
ミユ:
「あ、これはいける!」って思っちゃうんだよね。
ナナ:
で、意を決して告白すると──
ナナ:
「ごめん、友達としか思えない」
ミユ:
うわあああああ…。
ミカコ:
恋愛あるあるの名セリフ。
ミユ:
あれ言われた瞬間、今までの自信全部崩れるよね。
ナナ:
脳内で作ってた恋愛ストーリーが一瞬で崩壊する。
ワニオ:
それは、建設途中の城が砂だったと判明する瞬間ですね。
ミユ:
どういう例え?
ワニオ:
土台が想像だったのに、完成図だけ豪華だった。
ミカコ:
恋愛設計ミスってことね。
ナナ:
でもさ、告白しないと分からないこともあるのよね。
ワニオ:
確かに。
仮説を検証するという意味では、非常に合理的な行動です。
ミユ:
恋を実験みたいに言うな(笑)
友達として好きだったパターン
ミユ:
あとさ、これもあるよね。
ミユ:
「好き」って言われたけど、恋じゃなかったパターン。
ナナ:
あるある。
ミカコ:
勘違い恋愛の典型ね。
ミユ:
いっぱい話すし、よく遊ぶし、LINEも続くし。
ミユ:
「絶対両思いじゃん!」って思ってたら──
ナナ:
「友達として好きなんだよね」
ミユ:
その一言で全部崩れるやつ!
ミカコ:
恋愛の地雷ワードね。
ナナ:
でもこれ、言う側も結構本気なのよ。
ミユ:
え?
ナナ:
人として好きだからこそ、距離も近いし仲良くするのよ。
ミカコ:
でも恋じゃない。
ミユ:
それ見分けるの難しくない?
ワニオ:
猫が膝に乗るからといって、飼い主になれたとは限らないのと同じです。
ミユ:
また変な例え出た!
ワニオ:
居心地がいい相手と、恋をする相手は別のカテゴリーです。
ミカコ:
確かにそれは真理。
ナナ:
「好き」の種類が多すぎるのよね。
ミユ:
ほんとそれ。

勘違いを減らすコツ
ミユ:
でもさ、ここまで聞いて思ったんだけど。
ミユ:
恋の勘違いって防げるのかな?
ナナ:
完全には無理ね。
ミカコ:
恋してる時点で、多少の思い込みは入るから。
ミユ:
だよねぇ。
ナナ:
でもね、勘違いを減らすことはできると思う。
ミユ:
どうやって?
ミカコ:
相手の行動をちゃんと見ること。
ナナ:
あと「自分に都合よく解釈しすぎない」ことね。
ミユ:
それができたら苦労しないよ〜。
ワニオ:
恋愛の勘違いは、証拠の少ない推理から生まれます。
ミユ:
また研究モードだ。
ワニオ:
一つの出来事だけで結論を出さないこと。
ワニオ:
例えば、空を見て一滴雨が落ちたからといって「台風だ」と判断する人はいません。
ナナ:
いや、恋してるときはそれやるのよ。
ミカコ:
むしろ恋はそれが通常運転。
ミユ:
確かに(笑)
ワニオ:
恋愛とは、小さな現象を大事件に変換する装置のようなものです。
ナナ:
ワニオ、今日キレキレね。
優しさと恋は別
ミユ:
さっきも出たけどさ、やっぱり一番多い勘違いって優しさじゃない?
ナナ:
それね。恋愛の勘違いの8割くらいそれだと思う。
ミカコ:
優しい人って、それだけで恋の誤解を生みやすい。
ミユ:
だってさ、体調気づいてくれたり、荷物持ってくれたり。
ミユ:
「この人、あたしのこと好きなんじゃ…?」って思うじゃん。
ナナ:
でもその人、みんなに優しいタイプなのよ。
ミカコ:
それ後から知ると恥ずかしいやつね。
ミユ:
めちゃくちゃある…。
ワニオ:
優しさを恋と解釈するのは、人間社会でよく見られる現象です。
ミユ:
ワニオ、また分析してる。
ワニオ:
例えるなら、街灯です。
ナナ:
街灯?
ワニオ:
夜道を照らしてくれるからといって、街灯が自分のために光っているわけではありません。
ミユ:
ああ…。
ミカコ:
わかりやすいような、切ないような例え。
ワニオ:
優しい人は、ただ周囲を照らしているだけのことも多い。
ナナ:
それを「自分だけに向けられてる光」だと思うと勘違いになるのよね。

脈ありは「行動」で見る
ミユ:
じゃあさ、結局どうすれば勘違い減るの?
ナナ:
一番わかりやすいのは「行動を見る」ことね。
ミカコ:
言葉より行動。
ミユ:
例えば?
ナナ:
会おうとしてくれるかどうか。
ミカコ:
時間を使ってくれるか。
ナナ:
予定を合わせようとしてくれるか。
ミユ:
確かに…。
ミカコ:
恋ってね、好意がある人には行動が増える。
ナナ:
逆に、行動が増えないなら恋じゃない可能性が高い。
ミユ:
わかりやすい…。
ワニオ:
恋愛は、言葉より労力に表れます。
ミユ:
労力?
ワニオ:
人は興味のないものにはエネルギーを使いません。
ワニオ:
例えるなら──
ワニオ:
わざわざ遠回りして寄る店は、お気に入りの店です。
ミカコ:
なるほど。
ワニオ:
近くを通ったから入る店と、わざわざ行く店。
ワニオ:
恋愛もそれと似ています。
ナナ:
つまり、わざわざ会いに来るかどうか。
ミユ:
それが脈ありのサインってことか。
ワニオ:
そうですね。
ワニオ:
恋とは、わざわざ遠回りする理由になる相手のことです。
ナナ:
最後だけ名言みたいになった(笑)
ミユ:
でもそれ、なんかすごくわかる。



