「たくさんの女性を愛した人間よりも、たった一人の女性のみを愛し続けた人間のほうが、よほど深く女性を知っている。」
──トルストイ
人気企画になりつつある、「こいこと。偉人の名言にモノ申す」。今回のテーマはこの名言。すごくストレートで重みもあるけど、ちょっと考えちゃうよね。
そもそも「女性」と言われているけど、現代なら「恋人」や「パートナー」に置き換えて読むのが自然かも。
というわけで、今回は編集部がこの名言を持ち込んで、座談会メンバーと一緒にいろいろ語ってもらいました。
今回のメンバーは、ナナ・ユウト・ミユ・ハルキの4人。
── 編集部:まずは、この名言を聞いて思ったこと、教えてください。
ナナ:うわ〜重たい!「たったひとりをずっと」って、言うのはカンタンだけど、実際そんな恋してる人どれくらいいるの?って正直思っちゃった。
ユウト:僕は…少数派かもだけど、共感する部分はある。長くひとりを想い続けるって、それだけ深く関わって、相手を知ろうとしてるってことだから。
ミユ:私は逆に「いろんな人と恋したからこそ、わかることもある」って信じたい派。ひとりだけって、美しいけど不安もあるよね。もし間違ってたらどうしようって。
ハルキ:俺は…まだそんな深い恋したことないかもしれない。でも、たったひとりのことをずっと好きでいたら、すげぇロックだなって思う。
── 編集部:「たくさんの恋」と「たったひとりの恋」、どっちが深いと思う?
ナナ:難しいよね〜。たくさんの恋も、浅いとは限らない。でも確かに、ひとりを愛し続けるって、覚悟がいる。その覚悟は確かにすごいと思う。
ユウト:僕は、関係の“深さ”って時間や人数じゃ測れないと思ってる。でも、自分を知ってくれてる人がずっとそばにいてくれるっていう安心感は、何にも代えがたい。
ミユ:恋って出会いと別れがあるものだから、ずっとひとりに固執するのが正しいとは思わないなぁ。でも、誰かをずっと想ってる人には憧れる。
ハルキ:俺は今まで片想いばっかだったけど、「ずっと好きでいたい」って思った子はいる。たくさんの恋もいいけど、ひとりを大事にするって、たぶんめちゃくちゃ勇気いると思う。
── 編集部:もしこの名言を、自分の言葉で言い換えるなら?
ナナ:「いろんな恋を経験したっていい。でも、最後に“この人だ”って思えたら、それがいちばん深い愛だと思うよ。」
ユウト:「ずっとそばにいた人の中に、本当の“理解者”がいる。それが愛なんじゃないかな。」
ミユ:「恋の数じゃなくて、どれだけその人のことを想えたかで、愛の深さは決まると思うな。」
ハルキ:「どんだけ恋しても、ずっと頭に残る“あの子”がいる。それが、俺の答えかも。」
── 編集部:まとめ
たったひとりを愛し続けるって、確かにロマンチック。でも、それだけが正解でもない。
たくさんの恋をして、失敗して、成長して、ようやく本当の愛に気づく人もいる。
大事なのは、どれだけ真剣に、誰かを想えたか。その想いが“深さ”を作るんじゃないかな。
あなたにとっての「深い愛」って、どんなかたち?