「元カレをどうしても忘れられない…」──そんな声をミユの友達から聞いたのが、今回の座談会のきっかけ。恋が終わったはずなのに心のどこかで引きずってしまう気持ちは、多くの女性が経験するものです。とはいえ、忘れられないままでは次の一歩を踏み出せないことも。そこで今回はミユ・ナナ・マリ・リクの4人が集まり、「元カレを忘れられないときどうする?」をテーマに本音トーク。経験や視点の違う4人が、心の整理や前に進むヒントを語ります。
なぜ元カレを忘れられないのか?
ミユ「あたしの友達もそうなんだけど、“嫌いで別れたわけじゃない”ってときに忘れられないってパターン多いよね。いい思い出ばっか思い出して、“やっぱり彼以上の人はいないかも”って考えちゃうんだよね〜。」
ナナ「うんうん! 恋愛の記憶って美化されやすいんだよ。喧嘩したり嫌なことがあって別れたはずなのに、時間が経つと“楽しかった頃”ばっかり思い出しちゃう。だから余計に未練が残るんだと思う。」
リク「心理的に言えば、“自己肯定感の低下”も大きいです。恋人に愛されていた時期の自分を基準にしてしまうと、別れた後に自分の価値が下がったように感じてしまう。その結果、元カレに執着する形になるんです。」
マリ「あと、“比較”もあるわよね。新しい出会いがあっても、無意識に元カレと比べちゃう。『あの人はこうしてくれたのに』って。比較するたびに過去に引き戻されてしまうのは大人でもあるあるよ。」
――元カレを忘れられないのは、思い出の美化・未練・自己肯定感の低下・比較癖といった心理が背景にある。理由を整理することで、少しずつ自分の気持ちを客観的に見つめられるようになるはずだ。
元カレを忘れられないときにやるべき行動5つ
1. 思い出の品や連絡先を整理する
マリ「まずは身の回りからよ。写真やプレゼント、LINEの履歴…残しておくとどうしても思い出に引っ張られるから。思い切って整理することで、気持ちの切り替えがしやすくなるの。」
ナナ「わかる!“まだ連絡できる状態”ってだけで未練を育てちゃうんだよね。削除する勇気が、新しいスタートにつながるんだと思う。」
2. 新しい趣味や環境に身を置く
リク「忘れられないときは“空白の時間”を埋めることが大切です。スポーツや勉強、ボランティアなど、新しい刺激を受けると脳が過去から未来へ意識をシフトしやすいんです。」
ミユ「友達が最近ヨガ始めたんだけど、『気持ちが軽くなった』って言ってたよ♡ 自分を満たす時間を作るの、大事だよね。」
3. 友達に気持ちを話す
ナナ「気持ちをため込むのは一番よくない! 信頼できる友達に吐き出すだけでスッキリするし、『あたしだけじゃないんだ』って安心できるんだよね。」
ミユ「うんうん♡ あたしの友達も、話すことでだいぶ整理できてた。人に話すって“自分の気持ちを言葉にする”ことだから、頭の中もクリアになるんだよね。」
4. 自分磨きで気持ちを切り替える
マリ「外見や内面を磨くのは、次の恋への一番の近道。『元カレに見返したい!』って気持ちから始めてもいい。最終的に自分の自信につながるから。」
リク「“自己効力感”が高まると、過去の執着は自然と薄れます。小さな成功体験を積むことで“自分は大丈夫”と思えるようになりますね。」
5. 新しい出会いに目を向ける
ナナ「やっぱり最後はこれ! 新しい恋が始まったら、元カレの影なんてすぐに薄れるよ。だからこそ、合コンでもマッチングアプリでも動いてみるのが大事。」
ミユ「うん♡ 『もう恋なんていいや』って言葉、実は一番危険なんだよね。次の出会いを探す勇気が、未来を変えると思う!」
――元カレを忘れられないときは、環境を変える・気持ちを外に出す・自分を高める・新しい出会いに動くといった行動が有効。少しの一歩が大きな前進につながるのだ。
絶対にやってはいけないNG行動3つ
1. 酔った勢いで連絡する
ナナ「これやっちゃう人多いのよ! お酒入ると気持ちが大きくなって、“今なら言えるかも”って連絡しちゃう。でも次の日に自己嫌悪でどっと落ち込むの、何度も見てきたわ。」
マリ「一度送ってしまうと、相手も“まだ未練あるんだな”ってわかってしまうの。自分の価値を下げることにもつながるから注意ね。」
2. SNSを毎日チェックする
リク「元カレのSNSをチェックするのは、心を自分で傷つける行為に近いです。幸せそうな投稿を見て落ち込んだり、逆に更新がないと気になったり。どちらにせよ前進を妨げてしまいます。」
ミユ「“彼は今どこで何してるんだろう”って気になるのはわかるけど、SNSの情報って想像を膨らませすぎちゃうんだよね〜。余計に忘れられなくなっちゃうから危険!」
3. 新しい恋人と無理に比べる
マリ「新しい恋をしても“元カレはこうだった”って比べるのはNGよ。相手に不満を持つ原因になるし、そもそも人はみんな違うものだから。」
ナナ「比較するたびに“やっぱり元カレの方が良かった”って気持ちが強くなっちゃうのよ。新しい恋を大切にするためにも、比べない努力は必要!」
――元カレを忘れられないときにやってはいけないのは、衝動的な行動や比較で自分を苦しめること。それは未練を断ち切るどころか、さらに深めてしまう落とし穴になる。
実際に元カレを忘れられなかった経験談
ミユ「あたしの友達がね、3年付き合った彼と別れた後、1年くらいずっと“忘れられない”って泣いてたの。新しい出会いがあっても『やっぱり彼じゃなきゃ』って言い続けてた。でも少しずつ趣味に打ち込むようになって、気づいたら『前より元気になれた』って笑ってたんだよね♡」
ナナ「あたしも若い頃そうだったな〜。情熱的に好きになった人ほど、忘れるのに時間がかかった。特に別れ方が中途半端だと『なんであんな風になったんだろう』って答えを探してしまってね。今思えば、あれは執着に近かったかも。」
マリ「私は離婚を経験しているから、“忘れられない”気持ちはよくわかるの。夫婦って恋人以上に生活が絡んでいたから、ふとした瞬間に思い出が蘇るのよ。でもね、時間をかけて整理していく中で『別れても私は私』と思えるようになった。それが次の幸せにつながったんだと思うわ。」
リク「僕は遠距離恋愛で別れた相手がいて、しばらく忘れられなかった経験があります。距離のせいで別れたので気持ちは残っていて、毎日連絡したい衝動にかられました。でも、そのときに仕事や学びに打ち込むことで、気持ちが少しずつ前に向いていったんです。」
――それぞれの体験から見えるのは、「忘れられない」時期は誰にでもあるということ。けれど、時間や新しい行動によって気持ちは少しずつ変化していく。忘れることを焦るのではなく、自然な心の回復を信じることが大切だ。
元カレを忘れられない気持ちを前向きに変えるには?
リク「“忘れなきゃ”と思うほど余計に思い出してしまうんです。だからまずは『忘れられないのも自然なこと』と受け入れることから始めましょう。否定しないで認めることが、前に進むための第一歩です。」
マリ「そうね。そして、“失ったもの”ではなく“得たもの”に目を向けるのも大事。恋愛を通して学んだことや成長できた部分は、あなたの財産になるはずよ。」
ナナ「あたしは“この経験があるから次はもっといい恋ができる!”って自分に言い聞かせるかな。ネガティブに囚われ続けるより、未来に使った方がエネルギーとして健全だよね。」
ミユ「うん♡ 友達にもよく言うんだけど、“元カレを超える人が現れるかも”って思えるだけで気持ちが軽くなるんだよ。未来にワクワクできると、自然と過去への執着も減っていくんだよね。」
――忘れられない気持ちを否定せずに受け入れながら、経験を自分の成長や未来の恋へとつなげる。そうすることで「未練」から「希望」へと感情を変えていけるのです。
まとめ
「元カレを忘れられない」という気持ちは、多くの人が一度は経験する自然な感情です。思い出の美化や未練、比較などによって心が過去に縛られてしまうこともありますが、そのままでは前に進むことが難しくなってしまいます。
今回の座談会で出た答えは、環境を整理し、新しい刺激や出会いに目を向けること。そして絶対にやってはいけない行動──衝動的に連絡する、SNSを追いかけ続ける、比較する──を避けることです。誰にでも「忘れられない時期」はありますが、それは時間と行動で必ず薄れていきます。
――元カレを忘れられない自分を責めず、少しずつ気持ちを未来へシフトさせていきましょう。その一歩が、次の幸せな恋へとつながるはずです。



