「おじさん」って、なんだかネガティブなイメージで語られることが増えたよな。
SNSを見ても、「#嫌われるおじさん」なんてタグまであるし、街中の会話でも「○○さんって、ちょっと無理〜」なんて声がチラホラ。
……正直、おれ、ちょっとビビってる。
だって、年齢的にはもう完全に“おじさん”って呼ばれるゾーンに突入してるわけで。
このまま何も考えずに生きてたら、「うわっ、あの人きも…」って思われる側になるのか? いや、それは避けたい。なんとしてでも。
そこで今回は、おれケンジが本気で考えてみた。
「嫌われるおじさんって、どんな人?」ってとこからスタートして、「じゃあ、好かれるおじさんになるには何ができる?」ってとこまでガッツリ掘っていく。
「別におじさんじゃないし〜」って思ってる若い読者にも、これ、けっこう先取りで大事な話かもしれん。
男でも女でも、年取っても魅力ある人っているよな。
嫌われるより、好かれるおじさんになろうぜ。そのための第一歩、いっしょに踏み出してみようや。
嫌われるより好かれるおじさんになりたいよな
おじさんって、別に悪じゃない。
むしろ、うまく年を重ねてる人って魅力あるし、「なんか好きだな〜」って思われる存在にもなれる。
でも、その一方で「なんか無理」「うざい」「気持ち悪い」って思われるおじさんもいる。そして残念なことに、そう思われてる当の本人は、だいたい自覚がない……。
つまり、ここが分かれ道。
無自覚に嫌われるおじさんになっちゃうか、意識して好かれるおじさんになれるか。
この差って、たぶんちょっとした心がけや気づきの積み重ねなんだと思う。
たとえば、若い子と話すときの態度だったり、LINEの送り方だったり、身だしなみだったり。
おれも昔は「年を取るってラクになるのかな」なんて思ってたけど、現実は逆。
年を重ねるほどに、自分がどう見られてるかって、めちゃくちゃ大事。
仕事でも恋愛でも、人間関係でも。
だから今回は、「嫌われるおじさん」の特徴をきっちり整理して、それを避ける方法まで考えていくぜ。
嫌われるおじさんの特徴8選
① 話が長くて、結論がない
とにかく「で、何が言いたいの?」って思われがちなタイプだな。昔話を延々と語るんだけど、オチも結論もなくて、こっちは頭の中でカップラーメン作って食べ終わってるくらいの時間が経ってたりする。
もちろん、人生経験を語るのは悪くない。でも相手が求めてないタイミングで、求めてない長さで語り出すのはただの自己満。会話ってキャッチボールだから、投げっぱなしじゃ嫌われるのも当然だ。
② やたらとマウントを取りたがる
「俺の若いころはな〜」とか「それくらいで悩んでんのか?」みたいなセリフ、言ってないか? 若者の悩みを上から目線で潰しにかかるのは、マウントおじさんの典型だ。
経験があるのはいい。でもそれを“上から”じゃなく“横から”伝えるだけで、全然印象は違う。「俺も同じことで悩んだことあるよ」って言うだけで、すごく頼れる存在に変わるのにな。惜しいよ、ほんとに。
③ セクハラ発言に気づいてない
「かわいいね〜」って軽く言ったつもりでも、それ相手にとっては不快なだけってこと、多い。昭和のテンションで褒めたつもりが、今じゃアウトっての、あるあるだよな。
時代が変わったことに気づけてないのは、かなりマズい。「悪気はない」が一番タチ悪いって言葉、ちゃんと覚えとこうぜ。無自覚な発言が、人を遠ざける最大の原因になる。
④ 若者言葉をムリに使ってくる
「それ、マジ卍〜?」とか言われても、返事に困るんよな…。しかも微妙に間違ってる使い方だと、若者からすると“ちょっと痛い”って印象になる。
気に入られようとする気持ちはわかる。でも、無理して若者に合わせるより、自分らしい言葉で会話したほうがずっと自然だし、誠実に見える。背伸びより地に足ついた姿勢、これ大事。
⑤ やたらと説教を始める
「最近の若いもんはさ〜」って始まったら最後。相手の顔が笑ってても、心の中では「出たよ…」って思われてる可能性、高いぞ。アドバイスと説教の違い、わかってるか?
説教って一方通行なんだよな。アドバイスは、相手の状況や感情に寄り添ってこそ価値がある。語りたい気持ちが出たときこそ、一呼吸置いて「これ言ったらどう感じるかな?」って考えるクセをつけたい。
これは俺も気をつけないとな……。
⑥ おごりたがるけど恩着せがましい
「今日はおごるよ〜」って言ったあとに、「あのときおごってやっただろ?」って言う人。それ、貸しじゃなくて嫌がらせです。
おごるのはかっこいい。でも、恩着せがましくなった瞬間にその魅力はゼロになる。むしろマイナスだ。スマートに払って、「おう、じゃあ次、奢ってくれよ」くらいの茶目っ気が好かれるコツ。
⑦ 清潔感がない
これは外見だけじゃなくて、ニオイ・仕草・声のトーンにも出る。鼻毛が出てたり、爪が黒ずんでたり、体臭ケアしてなかったりすると、どんなに中身が良くても入り口でアウト。
別にイケメンになれってことじゃない。「ちゃんとしてる」って思われる見た目を心がけるだけで、接しやすさは段違いに上がる。第一印象、大事だぞ。
⑧ 自分語りが止まらない
「俺さ〜、昔こんなことがあってさ〜」って、何度も聞いた話をリピート再生。相手の話を遮ってまで話すって、もう自己PR大会じゃんって思われる。
会話って、お互いの話が交差してこそ楽しいんだよな。「俺の話」じゃなくて、「俺たちの会話」にしようぜってこと。聞く力を磨くのも、好かれるおじさんの第一歩だ。
あなたが見てきた嫌われるおじさんについて話し合ってみた!
ケンジ:今日は俺が記事を書いてるテーマ、「嫌われるおじさん」についてちょっと語り合ってもらいたくてな。遠慮なしでよろしく!
ミカコ:遠慮なんかしないわよ。職場にもいたなぁ、「やたら距離感近いおじさん」。毎日「今日もかわいいね」とか言ってくる人。
ナナ:いるいる〜!そーゆーのって、褒めてるつもりなのかもしんないけど、“わたしの見た目をジャッジしていいと思ってる”感がキツイんだよね。
ミユ:しかも、こっちがリアクション困っても気づかずずっとしゃべってるやつ〜!あたし、トイレに逃げたことあるもん(笑)
ケンジ:……あー、グサグサ刺さるわ(笑)。でも確かに、昔は「おじさんの冗談=盛り上げ役」みたいな空気あったけど、今は違うんだよな。
ナナ:うん。“どう見られるか”をアップデートできてないのがヤバいのよ。若い子の感覚ってどんどん変わるし、年上がそれを無視してたら、そりゃ嫌われるっしょ。
ミユ:あとさ、「説教おじさん」もキツくない?恋バナしてんのに「若い頃はそんな甘え通らなかった」とかマジ語り始めるやつ。
ミカコ:そのタイプはいる。共感じゃなくて“上からの教育”モードに入っちゃうんだよね。あれ、会話が一気に寒くなる。
ケンジ:……俺、ちょっと前までそれやってたわ……。
ナナ:でもケンジさんは“気づいて変わろうとしてる”からええよ!それが一番大事なんじゃない?
ミユ:そーそー。逆に「この人、おじさんだけど心が若いな〜」って感じる人もいるし!
ミカコ:そういう人って、空気読んでるし、聞き上手だったりするよね。あと「知らないことは聞く」姿勢ある人。知ったかぶらない。
ケンジ:なるほどな〜。嫌われるのって、“自分の正解しか信じてない”おじさんか。うん、勉強になったわ。
ナナ:結局、「自分の若い頃の常識」からアップデートできない人は時代に取り残されるってことね。
ミユ:逆にさ、そういうの気にして努力してるおじさんって、あたし普通に好き♡
ケンジ:よーし、俺も“好かれるおじさん”になるべく、アップデート頑張るか!
好かれるおじさんになるためにできること5つ
1. リアクションは「共感」から入る
若い世代と話すとき、つい「それは違う」「俺の頃は…」って口を挟みたくなる。でも、まずは共感してからがスタートだ。「そうなんだね」「たしかに、それはしんどいよね」と、相手の感情に一度寄り添ってから、自分の意見を言うと受け入れられやすくなる。
これだけで、ただの説教おじさんから「ちゃんと話せる大人」に昇格できる。リアクションって、実はおじさんの武器にもなる。
2. 知らないことを「知らない」と言える勇気
世代が違えば、価値観もツールも全然違う。なのに、なんとなく「TikTokとか知ってるよ」と知ったかぶりをしてしまうと、一気に“痛いおじさん”認定されがち。
逆に「ごめん、よかったら教えてくれる?」って言える人は、謙虚で素直に見えるし、学ぶ姿勢があるおじさんはむしろかっこいい。教える側も楽しくなるし、距離も縮まる。
3. 清潔感と身だしなみは“武装”だと思え
「中身が大事」と言いたくなるけど、外見の印象ってやっぱり大きい。特におじさん世代は、汗・加齢臭・服のくたびれ感などで「清潔感がない」と思われがち。
シンプルでも清潔で整っているだけで印象はガラッと変わる。髪・服・靴・肌、どれか一つでも手をかけると「ちゃんとしてる人」に見える。見た目は“相手への気遣い”でもあるのだ。
4. うんちくより「聞き役」に回る
「経験豊富なおじさん」がやりがちなのが、話しすぎ問題。「あーそれ知ってる、実はね…」と話が長くなりがちだが、相手が求めてるのはそれじゃない。
まずは聞き役に徹する。うんちくや武勇伝は、相手が「もっと聞きたい」と感じたときに出すくらいがちょうどいい。聞き上手はモテるの、年齢関係ない。
5. ユーモアは「自分をいじる」方向に
ダジャレ・下ネタ・若い子いじりなど、昔ながらの「おじさんジョーク」は時に空気を凍らせる。けれど自虐ネタやセルフツッコミは、若い世代にもウケがいい。
たとえば「俺が“映え”なんて言ったら逮捕されるな(笑)」くらいの軽さなら、場も和むし、距離感もちょうどいい。“笑い”は自分で背負えば好感度も爆上がりだ。
どうせなら好かれるおじさんになろうぜ
なあ、どうせ“おじさん”やるなら、嫌われるより、好かれるほうが絶対に得なんだよ。
若い人と話すときに「最近の若者は…」なんて言いたくなる気持ちもわかる。でもさ、それ言ってる自分が“年寄り扱いされる第一歩”だってこと、自覚してるか?
年齢ってのはただの数字だ。でも、どう生きてるかは、顔にも言葉にもにじみ出る。だからこそ、俺たち世代が意識するべきは「どう見られるか」じゃなくて「どう関わるか」なんだよな。
ちょっと勇気出して「知らない」って言ってみたり、「それ、面白いね!」って言ってみたり。たったそれだけで、あなたは“話したくなるおじさん”に変われる。
そういうおじさん、かっこいいじゃん?
若い子に好かれたいってのは、下心だけじゃなくてさ。「一緒にいて気持ちいい」と思ってもらえる関係性って、実は年齢関係なく貴重だよ。
だからさ、今日から少しずつでもいい。“好かれるおじさん”への一歩を踏み出そうぜ。
俺たち、まだまだこれからだろ?
まとめ
「嫌われるおじさん」って、言われるとグサッとくるかもしれない。でもな、そこに気づいた時点で、もう半分“好かれるおじさん”に近づいてるんだよ。
今回紹介したように、嫌われるおじさんには共通する特徴がある。無自覚なマウント、清潔感のなさ、聞く耳を持たない態度……そういうところ、ちょっと見直すだけで印象ってガラッと変わる。
逆に、好かれるおじさんってのは、自分の経験をひけらかすんじゃなくて、相手の話を面白がれる人なんだ。若い人からも信頼されて、同世代からも一目置かれる。そんな存在って、カッコよくないか?
年齢を重ねるってのは、恥ずかしいことじゃない。自分をアップデートし続ける姿勢がある限り、俺たちは何歳でも“進化できる”んだ。
だから、この記事を読んでくれたあなたも、今日から少しだけ意識してみてほしい。
好かれるおじさんって、実はすごい可能性を秘めた存在なんだからさ。
一緒に、カッコいいおじさんになろうぜ。