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リクの恋日記一気読み!リンク集
また、恋をしたいと思った。 何度かの恋活を繰り返し、それでも本気の恋にはなかなか巡り会えなくて── そんなある日、カフェで出会ったのがミサキだった。 不器用で優しい彼女との日々は、 僕の心を少しずつ変えていった。 恋をして、悩んで、書いて、また... -
夏のプール「NATSUME」で、不条理な恋と水しぶきを──ナツメとソウタとリクの午後
夏の日差しがじりじりと降り注ぐ午後。 リクとソウタはプール「NATSUME」へとやってきた。 ──そう、ここは常識が水に溶ける場所。 液体と感情が同化し、不条理という名のアートが静かに跳ねる、ナツメのフィールド。 ようこそ、夏のプール「NATSUME」へ 「... -
きみと夢を描くことを決めた日─リクの恋日記・最終話
夢と恋のあいだで カフェの窓際席。コーヒーの香りが、ほんの少しだけ落ち着かせてくれる。 リクはノートPCを閉じたまま、手帳を見つめていた。 ──記事が書けない。 思えば最近、ミサキの活躍ばかりが目についていた。 こいこと。編集部でも評価され、読者... -
優しさがつらい夜に─リクの恋日記・第7話
彼女の才能に、僕は追いつけない 最近、記事を書くのが怖い。 どう書いても納得がいかないし、提出したあとも胸がざわつく。 編集部から戻ってくる原稿には、これまで見たことのない数の赤字がついていた。 「リクさん、らしくないですね」 「どこか、よそ... -
評価される僕の記事。でもこれは誰のもの?──リクの恋日記 第6話
すれ違い ──こんなにも、誰かを愛おしいと思ったのは、初めてかもしれない。 ミサキと付き合いはじめてから、毎日が光に満ちていた。 朝の「おはよう」から、寝る前の「おやすみ」まで。 LINEのやり取り、並んで歩いた帰り道、ちょっとした意見の違いすら... -
恋人を紹介するって、ちょっと照れるよね──リクがミサキを連れてきた日【リクの恋日記番外編】
今日は紹介したい人がいて── 「ごめん、ちょっと遅れた!」リクが手を上げて現れたとき、隣には初対面の女の子がいた。やわらかい色のワンピースに、控えめな笑顔。けれど目はまっすぐで、どこか芯の強さを感じる子だった。 「あれ?リクくんの彼女ってこ... -
【リクの恋日記・第5話】ラブラブ期──君を笑顔にしたくて、恋愛ライターが本気出してみた
ラブラブ期、はじまりました 「彼女を喜ばせる方法」「はじめてのおうちデートで気をつけること」——最近の僕は、かつて自分が書いた恋愛コラムや、他のライターの記事を読み返す日々だった。 恋愛ライターとして誰かに読まれる記事を書くなら、自分自身も... -
思い描いた告白じゃないけど、君が笑った・リクの恋日記第4話
──恋愛って、タイミングがすべて。 そう言うと、まるで恋の成功に「答え」があるみたいだけど、実際はそうじゃない。でも、告白のタイミングだけは、ずっと考えてしまう。 あの日、ミサキと手を繋いだことで、僕たちは「友達以上」になったと思う。 それで... -
名前のない関係に、指先が触れた━リクの恋日記第3話
少しずつ、一緒にいる時間が増えてきた。笑い合えるようになったし、沈黙すら心地よく感じる。 だけど──まだ、僕たちは恋人じゃない。 関係に名前がつかないまま過ごす時間のなかで、“あの瞬間”が、ふたりの距離を静かに変えていった。 遠すぎず、近すぎず... -
「恋はまだ、こわい──それでも隣を歩きたい」|リクの恋日記 第2話
恋をしようと決めた。 合コン、恋活パーティー、マッチングアプリ──いろんな出会いに挑戦してみたけれど、なぜかピンとこなかった。 そんな中、偶然カフェで隣り合った女性・ミサキと話すようになり、何度か会っていくうちに「この人といると落ち着く」と...
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