「彼女のことは好き。でも、なんだか一緒にいると疲れてしまう……」
そんなモヤモヤを抱えている男性、意外と多いのではないでしょうか。
恋人と過ごす時間は本来、癒しや喜びを感じるものであるはず。それなのに、会うたびに気を遣ったり、どっと疲れたりしてしまうのは、心や体からのサインかもしれません。
この記事では、「彼女と一緒にいると疲れる」と感じてしまう理由とその背景にある心理、また具体的な対処法について解説します。さらに、こいこと。の男性ライター3名によるリアルトークも交えて、共感とヒントをお届け。
好きだからこそ、うまく付き合っていきたい——。そんなあなたに向けて、心の荷物を少し軽くできる記事をお送りします。
「彼女と一緒にいると疲れる」ってどういうこと?
「彼女と一緒にいると疲れる」と聞くと、少し冷たい印象を受けるかもしれません。
でも、これは「彼女のことが嫌い」とか「もう別れたい」といった感情とはまったく別物。
むしろ、多くの男性は彼女に対して愛情を持ちつつも、「なんとなく気疲れする」「会ったあとはぐったりする」といった状態に悩んでいるのです。
この「疲れる」の正体は、精神的なプレッシャーや、無意識に自分を抑えてしまう癖、価値観のズレからくる摩擦など、人によってさまざま。
そしてこの悩みを抱えている人の多くが、「自分だけがこんな風に感じるのはおかしいのかな」と罪悪感を持ちやすいのも特徴です。
まずは、「彼女と一緒にいると疲れてしまう」という気持ちは誰にでも起こりうることだと認めて、自分の内側にある感情を丁寧に見つめていきましょう。
彼女と一緒にいると疲れる男性の特徴8選
「彼女と一緒にいると疲れる」と感じやすい男性には、いくつかの共通点があります。ここでは、そんな男性の特徴を8つ紹介しながら、それぞれがなぜ疲れを感じやすいのかを深掘りしていきましょう。
1. 気配りしすぎてしまう
デート中も、彼女の表情や言動に常に気を配ってしまい、「楽しませなきゃ」「退屈させたらダメだ」と自分を追い込んでしまうタイプ。自分の気持ちよりも彼女を優先しがちで、知らず知らずのうちにエネルギーを消耗します。
2. 本音を言うのが苦手
「嫌われたくない」「変に思われたくない」と感じて、自分の意見や感情をうまく出せない人は、どこかで無理をしてしまいます。会うたびに“いい人”を演じていると、心が疲れてしまうのも当然です。
3. ひとり時間がないと落ち着かない
内向的な傾向がある人にとって、人と一緒に過ごすこと自体がエネルギーの消耗につながります。彼女のことが好きでも、「常に一緒」は負担になりがち。自分のペースを守れないと、気疲れが蓄積します。
4. 恋愛経験が少なく、距離感がわからない
恋愛に不慣れな人は、「どこまで踏み込んでいいか」「何を言ってはいけないか」がわからず、常に緊張状態に。失敗を恐れるあまり、自然体でいられず、デートのたびにぐったりしてしまいます。
5. 頼られることにプレッシャーを感じる
「なんでも任せてくる」「頼りにしてくれる」彼女に対して、「ちゃんと応えなきゃ」と思いすぎてしまうタイプ。責任感が強いぶん、自分を追い込みやすく、疲れが積もっていきます。
6. 感情のアップダウンに弱い
彼女の機嫌や気分が変わりやすいと、どう対応すればいいのかわからず戸惑ってしまう人もいます。「怒らせたかな?」「何か気に障ったかな?」と考えすぎて、精神的にヘトヘトに。
7. 完璧主義で理想が高い
「理想の彼氏像」を自分の中で抱えすぎている人も要注意。デートも会話も「完璧にこなさないと」と無意識に自分を縛ってしまい、その反動で疲労感が出やすくなります。
8. コミュニケーションが苦手
うまく会話が続かなかったり、沈黙が気になったりするタイプは、彼女との時間を「楽しい」より「大変」と感じがち。会話ひとつで気を遣いすぎて、リラックスできない状態が続きます。
彼氏を疲れさせる彼女の特徴8つ
「彼女と一緒にいると疲れる」と感じるのは、男性側だけの問題ではありません。実は、無意識のうちに“彼氏を疲れさせる言動”をしているケースもあります。ここでは、そんな彼女の特徴を8つ取り上げ、その背景にある心理や関係性についても掘り下げていきます。
1. 常にリアクションを求める
LINEの返信スピードやテンション、会話のリアクションなどに過敏で「もっと楽しそうにしてよ」と求めがちな彼女は、相手に気疲れを与えてしまうことも。コミュニケーションを「義務」に感じさせると関係が窮屈になります。
2. 感情表現が極端
怒るとすぐ不機嫌になる、喜ぶと過剰にテンションが上がるなど、感情の振れ幅が大きいと、彼氏側はその波に飲まれてしまいます。「今日は機嫌がいいかな?」と探る日々は、心が休まりません。
3. 束縛が強い
「誰といたの?」「なんで既読無視したの?」といった強い束縛は、安心よりもプレッシャーを与えます。彼氏が自由を感じられなくなり、徐々に一緒にいることが負担に変わってしまいます。
4. 依存度が高い
「あなたがいないとダメ」「毎日会いたい」と依存気味な彼女は、一見かわいらしくても、長く付き合うほど相手に精神的な重みを感じさせがちです。彼氏が“支え役”になってしまう関係は、バランスを欠いてしまいます。
5. ネガティブな話題が多い
愚痴や不満、自己否定などが多く、会話のたびに気分が沈むような内容が多いと、彼氏は「自分が元気づけなきゃ」と責任を背負いがち。ポジティブな雰囲気が持続しない関係は、疲れを呼びやすくなります。
6. 自己中心的な言動
予定を勝手に決めたり、相手の都合を無視して自分の話ばかりしたりするタイプは、彼氏の「察する力」や「我慢力」に頼りがち。心の余裕が奪われ、関係が一方通行になりやすいです。
7. 比較癖がある
「〇〇くんは彼女に〇〇してるらしいよ」「友達カップルはもっと楽しそう」など、他人との比較を口にしがちな彼女は、彼氏に「自分はダメなんだ」と思わせてしまいます。無意識に相手の自己肯定感を下げてしまうことも。
8. 細かいことにこだわりすぎる
言葉選びやプレゼントのセンス、デートの進行など、細部までチェックして指摘するタイプは、彼氏にとって“緊張感のある存在”になります。一緒にいても気が抜けず、安らぎを感じられなくなるのです。
彼女と一緒にいると疲れた経験ある?こいことライターが本音トーク!
「彼女のことは好きなのに、一緒にいるとなんだか疲れる…」
そんなモヤモヤした気持ちに覚えがある人、きっと少なくないはず。
今回は「こいこと。」の男性ライター陣、リク・ユウト・ソウタの3人が、それぞれの実体験や価値観をもとに、率直なトークを交わしました。
リク:距離感が近すぎると、呼吸できなくなることもある
あるよ、「疲れる」って言葉を選ぶとちょっと申し訳なくなるけど、事実としてある。
たとえば、連絡の頻度。仕事の合間に「今なにしてるの?」ってLINEが3回も4回も来ると、さすがに気持ちが追いつかなくなる。
もちろん、彼女に悪気はないってわかってる。でも俺 僕は、何でも報告・連絡・相談スタイルの関係だと、ちょっと息が詰まってしまうんだ。
ユウト:優しすぎて、相手に合わせすぎて、疲れた
僕の場合は、自分が「NO」って言えなかったことが原因かな。
たとえば、彼女のしたいことに全部付き合う。映画もショッピングも、僕はどちらかといえば一人で静かに過ごすのが好きなんだけど、彼女の提案を断れなかった。
どこかで「彼女をがっかりさせたくない」って気持ちが強くて、自分の気持ちを後回しにしすぎてたんだよね。その結果、自分のキャパがいっぱいになって、疲れてしまった。
ソウタ:会話が止まると責められてる気分になった
あ〜、俺 ぼくもあるなあ。沈黙が苦手な彼女と付き合ってた時、ちょっとスマホいじってるだけで「私といて楽しくない?」って言われちゃって。
たぶん彼女は「もっと話したい」って気持ちを伝えたかっただけなんだけど、こっちはプレッシャー感じちゃって…。ずっとテンション高くしてなきゃいけない感じがして、ぐったりしたな。
疲れるっていうか「自然体でいられない」感じかな。好きだから頑張るんだけど、その頑張りが蓄積してくると、やっぱしんどくなるよね。
3人の共通点:我慢が続くと、恋も苦しくなる
リク:でも結局、「疲れる」って感情って、自分の中に無理があるってサインなんだよね。
ユウト:そうそう。「好き」って気持ちだけじゃ乗り越えられないこともある。ちゃんと気持ちを伝えることも、すごく大事。
ソウタ:無理せず、でも逃げず。バランスってほんと難しいけど、少しずつ探っていくしかないよね。
疲れる彼女とどう付き合う?5つの対処法
「彼女といると疲れる…」でも「別れたいわけじゃない」。
そんな葛藤を抱える男性に向けて、関係を壊さず自分の心も守るための対処法を5つ紹介します。
1. 自分の「疲れるポイント」を自覚する
まずは、どんな時に「疲れる」と感じるのかを明確にしましょう。
話し方?LINEの頻度?会話の中身?──ぼんやりとした疲れは、具体化しないと対処できません。
日記に書いてみたり、感情をメモすることで、自分のストレスの正体が見えてきます。
2. 無理に合わせすぎない
優しさゆえに、つい彼女の希望に全部応えてしまう人もいますが、それが続くと自分が壊れます。
「今日はひとりの時間がほしい」など、正直に伝える勇気も、関係性を健全に保つためには必要です。
3. 会う頻度や時間を調整する
毎週末フルでデート、毎晩長電話…
一緒にいる時間が多いほど愛が育つとは限りません。
あえて“間”を取ることで、お互いの存在を大切に感じられることもあります。
4. 伝え方を工夫する
「一緒にいると疲れる」とストレートに言うと傷つけてしまいます。
たとえば「たまには自分の時間もあるとリフレッシュできるんだよね」など、柔らかい言い回しで伝えると、相手も受け止めやすくなります。
5. 相手の不安や背景も理解しようとする
もしかすると、彼女の「依存的な行動」や「過度な干渉」には、不安や寂しさが隠れているのかもしれません。
怒る前に、まず「なんでそうするのか?」を想像してみてください。
理解しようとする姿勢が、ふたりの関係にやさしい風を吹き込むはずです。
まとめ|「疲れる」の奥にある、本当の気持ちに気づこう
「彼女と一緒にいると疲れる」──この気持ちは、決して珍しいものではありません。
恋愛は楽しいだけじゃない。お互いの違いに悩み、すれ違いに戸惑い、そして自分の心と向き合う時間でもあります。
今回の記事で紹介したように、自分の疲れの原因を知ること、相手にやさしく伝える方法を持つこと、お互いの違いを認める姿勢があれば、関係は前に進んでいけます。
こいこと。ライターのトークにもあったように、「疲れる」という感情の裏には、「本当はこうありたい」という願いが隠れていることもあります。
逃げるだけではもったいない。
でも我慢し続けるのも違う。
ちょうどいい距離感と、ちょうどいい伝え方で、ふたりの関係が心地よいものになるように。
「疲れる恋」を、「育てていける恋」へ──。
そんな未来を、あなた自身の手でつくっていけますように。