ワニオって何者?──こいこと。編集部に住みついた謎のワニを語り尽くす

編集部にいつの間にか現れ、気づけばすっかり「こいこと。」の一員になってしまった存在──それがワニオだ。
二足歩行でしゃべるワニ、しかも恋愛には興味がないと言い切るのに、なぜか場に馴染んでいる。
今回は、ライターたちが集まって「ワニオって何者なのか?」を語り合う座談会を開いてみた。

目次

ワニオ初登場の衝撃

ナナ:「あたしが初めて見たときはさ、もう普通に編集部のソファに座ってたのよ。『え、ワニ?』って声に出したもん。」

ミユ:「わかる〜!最初から違和感あるのに、なんか受け入れちゃう空気あったよね。だって二足歩行でペットボトルのお茶飲んでたんだもん。あれは衝撃だった!」

ケンジ:「最初見たときはマジで笑ったな。ワニが当たり前みたいに座ってんだぞ?普通なら『追い出せ!』ってなるだろうけど、自己紹介まで始めるんだから。度胸はあるよな。」

ソウタ:「でも、なんか…不思議と落ち着く雰囲気だったんだよね。あの時から『あ、この人(?)、ここにいるの自然かも』って感じたんだ。」

衝撃的な登場だったにもかかわらず、ライターたちがすぐに受け入れてしまったのは、ワニオが持つ独特の空気感ゆえだったのかもしれない。

ワニオはゆるキャラ?それとも哲学者?

ナナ:「正直、最初は“こいこと。のゆるキャラ”みたいな扱いになると思ってたのよ。だって二足歩行でしゃべるワニなんて、キャラ以外の何者でもないでしょ?」

ミユ:「でもさ〜、油断してると急に深いこと言うんだよね。『恋に興味ないことも恋の形だ』とか、『愛されるより眠い方が勝つ夜もある』とか。なんか詩人っぽい。」

ケンジ:「そうそう。あれはただのマスコットじゃねえな。おれらが恋愛で熱く語ってる横で、急に“宇宙の真理”みたいなことぶっこんでくるんだよ。聞いてると妙に納得させられるんだよな。」

ソウタ:「うん、ワニオさんの言葉って、風みたいなんだよね。掴めないけど、ふっと体に入ってくる。ぼくも最初はただのマスコットかと思ったけど、今はちょっと師匠みたいに感じてる。」

ナナ:「いやいや師匠って(笑)。でもまあ、あんたがそう言うのもわかる気がするわ。ゆるキャラの顔してるけど、中身は哲学者寄り…そんな二面性があるのかもね。」

ワニオは「恋愛に興味がない」という立場をとりながらも、時折放つ言葉がライターたちをうならせる。ゆるキャラと哲学者、その両方の顔を持つ存在だからこそ、彼は不思議と編集部に根付いているのだろう。

恋愛に興味ないのに、こいこと。にいる理由

ミユ:「ずっと気になってるんだけどさ〜、ワニオくんって恋愛に興味ないって言うじゃん?それなのにどうして“こいこと。”に居座ってるの?普通なら場違いって思うでしょ。」

ケンジ:「俺もそれ思ったな。最初は“冷やかしか?”って疑ったくらいだ。でも不思議なことに、いるのが当たり前になってきたんだよ。まあ、理由は気になるけどな。」

ソウタ:「ぼくはね、ワニオさんって“恋愛をしないからこそ見える景色”を持ってるんだと思う。僕らが『恋することが普通』って決めつけてるときに、違う視点で突っ込んでくれるのが、なんか助かるんだよね。」

ナナ:「なるほどね。あんたらしい感覚だわ。でも確かに、ワニオがいることで私たちの会話に“第三の視点”みたいなのが入るのよね。恋愛に興味がない、って逆に強みなのかも。」

ミユ:「そうそう。『興味ない』っていう姿勢がさ、逆に読者にとっても安心感なのかもね。だって『恋愛が全てじゃないよ』って存在がいることで、救われる人もいると思うんだ。」

ケンジ:「ただな、ワニオは絶対“本当に興味ない”だけじゃない気もするんだよな。ときどき妙に核心突くこと言うし。ひょっとしたら“恋愛に興味がない”って言葉も、半分くらいは照れ隠しかもな。」

ナナ:「あー、それあるかも(笑)。もしそうだとしたら、相当めんどくさいタイプよ?でもそれも含めて、こいこと。には必要なピースなんだろうね。」

ワニオが恋愛メディアに存在している理由は、単純に説明できるものではない。恋愛に興味がない立場だからこそ見える真理があり、その存在が編集部に新しい風を吹き込んでいるのかもしれない。

ワニオとライターたちの距離感

ナナ:「ここでちょっと整理したいんだけどさ。ワニオって、誰と一番仲良しなんだろうね?」

ミユ:「あたしの予想では、やっぱりソウタくんじゃない?二人ともフワフワしてるとこ似てるし。天然どうしの波長ってあるよね。」

ソウタ:「うん、なんかね、ワニオさんと話すと“沈黙が会話になる”感じがするんだ。無言で隣に座ってても、不思議と心地いいんだよ。」

ケンジ:「おいおい、それただの放置じゃないか(笑)。でもまあ、俺も嫌いじゃねぇよ。むしろワニオがいると“わけわからん安心感”があるんだよな。気づいたら隣に座ってるみたいな。」

ナナ:「ケンジさんも気に入ってんのね。意外だわ。」

ケンジ:「気に入ってるっていうより、なんだろうな…ツッコミたくなる存在?普通なら『なんでワニがここに?』で終わるはずなんだが、つい構いたくなるんだよ。」

ミユ:「あー、それわかる!私もよくワニオくんに話しかけちゃう。で、返ってくる答えがいつも想定外だから楽しいんだよね。ネタ帳に書きたくなるくらい。」

ナナ:「なるほど。つまりそれぞれ距離感は違うけど、結局みんな惹かれてるってことか。ツッコミ役だったり、癒やしだったり、相棒だったり。」

ワニオは特定の誰かとだけ親しいわけではなく、それぞれのライターに違う顔を見せている。距離感がつかめないからこそ、逆にみんなに必要とされる存在になっているのかもしれない。

恋愛メディアにおけるワニオの役割

ナナ:「でもさ、冷静に考えてみると“恋愛に興味ないキャラ”が恋愛メディアにいるって、めっちゃ珍しいよね。普通なら不要枠でしょ。」

ケンジ:「そこなんだよな。だけど実際は、ワニオがいるから場が締まる瞬間があるんだ。俺たちが恋愛トークで盛り上がりすぎると、ワニオがポツリと“人生は恋だけじゃない”って言ってくる。その一言で空気が変わるんだよ。」

ミユ:「うんうん、あれズルいよね。恋愛に夢中になってるときに、急に違う視点を差し込んでくるから、ハッとさせられる。読者さんも“恋が全てじゃないんだ”って安心すると思うんだ。」

ソウタ:「ぼくは、ワニオさんの存在って“陰”と“陽”のバランスだと思う。恋に突っ走ることも大事だけど、立ち止まることも同じくらい大事。その両方を体現してるのがワニオさんなんだよね。」

ナナ:「なるほどね。恋愛に興味ある人も、ない人も、どっちも正解っていうスタンスか。そう考えると、ワニオって実は“こいこと。”の理念に合ってるのかもしれない。」

ケンジ:「まあ、最初は違和感だらけだったけどな。けど今となっちゃ“こいこと。=ワニオもいる”ってくらい自然になってる。不思議なもんだよ。」

ワニオは“恋愛メディアには場違い”と思われがちな存在だが、むしろその逆。恋愛の熱を冷まし、違う角度から光を当てる役割を果たすことで、編集部に欠かせない存在になっている。

ワニオって結局、何者?

ミユ:「ここまで話してきて、結局ワニオさんって何者なの?ってなるよね。ゆるキャラでもあるし、哲学者でもあるし、ただのワニでもあるし。」

ケンジ:「俺の見立てじゃ、“ただのワニ”ってのも嘘じゃねぇと思うんだよな。肩書きも役職もない、ただそこにいる。それでいて存在感ある…そういうヤツって人間界にもいるだろ?」

ナナ:「わかる。分類不能ってやつね。むしろ説明できないことこそ魅力、みたいな。」

ソウタ:「ぼくは、ワニオさんは“問い”そのものだと思うな。答えじゃなくて、存在自体が私たちに考えさせる。『恋愛ってなんだろう』『人といるってなんだろう』って。」

ミユ:「それめっちゃ詩的〜!でも確かに、ワニオさんがいるだけで会話が広がるんだよね。謎が謎を呼んで、みんなで盛り上がれる。」

ナナ:「つまり、ワニオは“わからない存在”であることに意味があるってことか。何者かを決めちゃったら、逆に魅力が消えるかもしれないわね。」

ケンジ:「そうだな。説明不能、不可解、でも愛される。…まるで恋そのものじゃねぇか。」

結局のところ、ワニオを一言で定義するのは不可能だ。「説明できないからこそ魅力的」──その存在は、恋愛メディアにおける新しい可能性を象徴しているのかもしれない。

まとめ

ワニオは、二足歩行でしゃべるワニという時点で説明不能な存在だ。それなのに編集部に自然と馴染み、ライターたちの会話に新しい風を吹き込んでいる。

ゆるキャラのようでありながら哲学者のようでもあり、かと思えばただ隣でお茶を飲んでいるだけ──そのギャップこそが魅力だ。「恋愛に興味がない」という立場を貫くことで、逆に恋愛の真理を浮かび上がらせる役割も果たしている。

説明不能、分類不能、でも愛される。それがワニオ。結局のところ、彼が「こいこと。」にいること自体が答えなのだろう。恋愛に興味がある人も、そうでない人も共に存在できる。ワニオはその象徴として、これからも編集部に居座り続けるに違いない。

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