「浮気癖って、やっぱり治らないの？」
その疑問が頭に浮かんだ時点で、もう心はすり減ってるよね。
あたし（ナナ）はね、はっきり言う。“誰でも変われる”けど、“誰もが変わるわけじゃない”。
つまり、浮気癖が治るかどうかは“性格”じゃなくて“選択”。
今日は、何度も相談を受けてきた立場から、
「治らない人」と「変われる人」の違いを噛み砕いて話す。あなたが自分の幸せを守れるように。
浮気癖が“治らない人”の特徴
① 罪悪感より“刺激”を優先するタイプ
浮気の後悔より、スリルや承認を優先する。
このタイプは、反省しても“次に同じ状況が来たらまた選ぶ”可能性が高い。
パートナーの涙より、今この瞬間の高揚を選ぶ癖がついているから。
口では「もう二度としない」と言うけど、
行動レベルのルール（連絡・交友関係の見直し）を自分から提案しないなら、変化は薄い。
② 「バレなきゃいい」と思っている
倫理より“リスク管理”。
証拠を消す・通知を切る・隠し通す術ばかり上達していく。
これは価値観の問題で、恋愛の努力では矯正しづらい。
「バレたから悪い」人は、次も“バレない別の方法”を探すだけ。
本気で変わる人は、「バレなくても自分が嫌だ」と言葉にする。
③ 相手を失うリスクを本気で感じていない
「怒っても結局は許してくれる」と思われていない？
関係が続く前提でいる限り、人は変わらない。
境界線（ルールとペナルティ）が曖昧だと、
浮気は“痛みの少ない選択肢”として残り続ける。
逆に、具体的な線を引かれた瞬間に初めて危機感が生まれる。
浮気を“繰り返す理由”は、恋愛じゃなく自己肯定感
④ 承認欲求の穴を恋愛で埋めようとする
浮気癖の根っこは“恋愛の欲”じゃなくて、“自分の空白”なの。
誰かに必要とされたい、褒められたい、注目されたい──その穴を埋めるために恋を乱発する。
でも、外からの承認でしか自分を保てない人は、
いくら恋を重ねても永遠に満たされない。
浮気は「愛の欠乏症」じゃなく、「自尊心の病」なんだよ。
ナナ：「恋で満たされようとする人ほど、恋を壊しやすいの。
自分で自分を肯定できるようにならない限り、誰と付き合っても不安は続くんだ。」
⑤ 愛されてる実感がないと落ち着けない
「もっと好きって言ってほしい」「前みたいに構ってくれない」──
恋の熱が落ち着くたびに“足りない”と感じて、他で補おうとするタイプ。
要は、“恋愛の温度差”を愛情の不足と勘違いしてるのよ。
本当の愛は、常に燃えてるわけじゃない。
穏やかさや安心を“退屈”と捉える人は、
刺激を求めてまた別の誰かに走る。
でも、それは新しい恋にハマってるんじゃなくて、「安心を怖がってる」だけ。
ナナ：「恋が落ち着いた時に“物足りない”って感じたら、
相手を変える前に、自分の心の癖を見直すのが先。
“穏やかさを幸せと感じられる人”が、結局いちばん強いのよ。」
浮気癖が“変われる人”の共通点
①“バレた後”に初めて自分と向き合える
ナナ：「浮気がバレて初めて、“自分が失うものの大きさ”に気づく人って多いの。
人ってね、痛みを通らないと変われない生き物なんだよ。」
“バレた＝終わり”じゃなく、“気づきの始まり”になる人は変われる。
言い訳や開き直りじゃなく、「なんであんなことしたんだろう」と自己分析が始まる人。
その瞬間から、少しずつ癖の根っこ（孤独・承認欲・不安）をほどいていける。
逃げずに「自分の傷」を見る勇気が、治るかどうかの分かれ道。
②“罪悪感”じゃなく“責任感”を持てる人
ナナ：「“もうしません”って言葉よりも、
“もう相手を傷つけない”って意識を持てる人が本当に変われる。
浮気をしたことに罪悪感を持つだけなら誰でもできる。
でも、“同じ痛みを自分が与えたくない”と行動を変える人は少ない。」
罪悪感は一時的。でも、責任感は継続する。
連絡の取り方を変える、飲みの場を選ぶ、異性との距離を自分で管理する──
そういう“小さな誠実”の積み重ねが、本当の「変わる」なんだ。
ナナ：「浮気癖が治る人って、“愛されたい”より“信頼されたい”に変わる人。
その意識が芽生えたら、もう恋のステージがひとつ上がってるよ。」
浮気癖のある人と付き合うなら、覚えておきたいこと
①相手を変えようとしない
ナナ：「まずね、“相手を変えよう”って思う時点で苦しくなるの。
浮気癖って、本人の課題だから、恋人の努力では治らない。
“信じてあげれば変わる”っていうのは、優しさじゃなくて依存に近い。
相手のペースでしか変化は起きないから、無理に引っ張る必要はない。」
あなたができるのは、“変わるかどうか”を見極めること。
そして、変わらないなら自分を守る覚悟を持つこと。
② “信じる”より“線を引く”
ナナ：「『信じたい』って気持ちは大事。だけど、
“なんでも許す＝信頼”じゃないのよ。
恋愛って、愛とルールのバランス。
浮気癖のある人には、“ここまでが限界”って線を引くことが必要。」
ルールは冷たさじゃなく、関係を守るための境界線。
線がない恋ほど壊れやすい。
だからこそ、“許す範囲”を自分の中で明確にしておく。
ナナ：「信じることより、“自分を裏切らないこと”を優先して。」
③自分の幸せを守る選択をする
ナナ：「浮気を繰り返す相手に疲れたなら、
離れるのも立派な愛の形だよ。
相手を責めるより、自分を守る方を選んでいい。
“愛してるのに苦しい”って状態は、もう十分頑張った証拠。」
恋愛って、本来は安心をくれるもの。
我慢し続ける関係は、愛じゃなくて執着になっていく。
相手を変えるより、自分の環境を変える方が、結果的に幸せが早い。
ナナ：「“私さえ我慢すれば”って思わなくていい。
我慢の先に愛は育たない。
自分を幸せにできるのは、いつだって“自分の決断”だから。」
まとめ──浮気癖は“性格”じゃなく“選択”
ナナ：「結局ね、浮気癖って“性格の問題”じゃなくて“選択の積み重ね”なのよ。
“バレなきゃいい”を選ぶ人は何度でも繰り返すし、
“もう同じ過ちをしたくない”と思えた人は、ちゃんと変わる。
浮気癖は“直せないクセ”じゃなく、“直す気のない習慣”。」
だから、相手を責めるよりも、“その人がどんな選択をしているか”を見てほしい。
反省の言葉より、行動が変わるか。
口だけの「ごめん」より、態度が落ち着いているか。
そこに本気度が出る。
ナナ：「そしてもうひとつ。
“浮気癖が治る人”の共通点は、“失いたくない相手に出会った人”。
本気で誰かを大切にしたいと思えた瞬間、人は変われるんだよ。」
ナナからのメッセージ：
・浮気癖は“治す気”があるかどうか。
・信じる前に、“自分をすり減らしてないか”を見て。
・別れる勇気も、愛のひとつ。
・「この人なら変われる」と思えるかどうかは、あなたが決めていい。
恋は我慢じゃない。
信じることも、手放すことも、どちらも愛の形。
あなたが心から安心できる場所を、ちゃんと選んで。
