リク:今日はちょっと変わったテーマを持ってきました。
ミカコ:恋愛じゃないの?
リク:恋愛にもつながるんですけど、もっと大きなテーマです。
ワニオ:宇宙ですか。
ミカコ:急に広げるな。
リク:この前、駅前のカフェで会社員らしき人たちが話していたんです。
リク:一人は「年収がもっとあれば絶対幸せになれる。」
リク:別の人は「結婚しないと幸せじゃない。」
リク:さらにもう一人は「イケメンや美人は人生イージーモードだから羨ましい。」って。
ミカコ:まあ、ありがちな会話だね。
リク:でも僕、その帰り道に思ったんです。
リク:お金持ちなのに不幸そうな人っていますよね。
ミカコ:いる。
リク:結婚していても毎日つらそうな人もいる。
リク:すごく綺麗だったり、かっこよかったりするのに、自分に自信がない人もいます。
ワニオ:はい。
リク:逆に、決して裕福じゃなくても楽しそうに暮らしている人もいるし、一人暮らしを満喫している人もいます。
ミカコ:そう考えると不思議だね。
ミカコ:結局、幸せって何なんだろう。
ワニオ:興味深いテーマです。
リク:今日はそれを分析したいんです。
リク:幸せには正解があるのか。
リク:それとも、人によって全部違うのか。
ミカコ:答えがありそうで、一番難しいテーマかもしれないね。
ワニオ:では分析を開始します。

お金・恋人・容姿。それだけで幸せは決まるのか?

「これさえあれば幸せ」は本当?
リク:さっきの会社員の話を聞いていて思ったんです。
リク:みんな「これさえ手に入れば幸せ」っていうものが違うんですよね。
ミカコ:お金だったり、恋人だったり、結婚だったり。
ワニオ:人によって、幸せの材料が違います。
リク:でも、その材料を全部持っていても苦しんでいる人っていますよね。
ミカコ:むしろニュースを見てると、「なんでそんな人が?」って思うこともある。
ワニオ:はい。
ワニオ:人間は「持っているもの」と「幸せ」を強く結び付けます。
リク:確かに。
ワニオ:しかし実際は、持っていることと幸せは同じではありません。
ミカコ:じゃあ、お金は関係ないの?
ワニオ:関係はあります。
ワニオ:ただし、イコールではありません。
リク:そこが今日のポイントなんですね。
ワニオ:はい。
ワニオ:お金があると選択肢は増えます。
ワニオ:生活も安定しやすくなります。
ワニオ:しかし、それだけで「毎日幸せになります」という保証書は付いていません。
ミカコ:恋人も同じかもね。
ミカコ:恋人ができれば幸せ、と思っていても、付き合ったら付き合ったで別の悩みが出てくる。
リク:結婚もそうですよね。
ワニオ:容姿も同じです。
ワニオ:美しい人でも、自分を醜いと思う人はいます。
ワニオ:反対に、自分の見た目をあまり気にせず毎日を楽しんでいる人もいます。
リク:「幸せになる条件」と思っているものが、そのまま幸せになるとは限らない。
ワニオ:はい。
ワニオ:人間は時々、幸せそのものではなく、幸せの入れ物を集めています。
ミカコ:入れ物?
ワニオ:財布を買っても、お金が入っているとは限りません。
リク:なるほど。
ワニオ:恋人。
ワニオ:お金。
ワニオ:容姿。
ワニオ:人気。
ワニオ:それらは幸せが入りやすい入れ物ではあります。
ワニオ:しかし、中身まで自動では入ってきません。
ミカコ:今日は例えが上手い日だね。
ワニオ:今日は調子が良い日です。
幸せを壊しているのは「比較」かもしれない

人は現実よりも、他人と比べてしまう
リク:じゃあ、どうして同じ環境でも幸せな人とそうじゃない人がいるんでしょう。
ミカコ:ここが一番知りたい。
ワニオ:比較です。
リク:比較。
ワニオ:はい。
ワニオ:人間は現実だけではなく、他人との差も見ています。
ミカコ:ああ、それはあるね。
リク:例えば年収500万円でも。
リク:周りが300万円なら「恵まれている」と感じるかもしれない。
リク:でも周りが1000万円なら、「全然足りない」と感じるかもしれない。
ワニオ:はい。
ワニオ:現実は変わっていません。
ワニオ:変わったのは比較対象です。
ミカコ:恋愛もそうかも。
ミカコ:恋人がいて幸せだったのに、SNSでラブラブなカップルを見ると急に不満になったり。
リク:容姿もありますね。
リク:普通に生活していたのに、美男美女ばかり見るようになると急に自信をなくしたり。
ワニオ:はい。
ワニオ:比較は、現実を変えずに幸福度だけを動かします。
ミカコ:怖いな、それ。
ワニオ:しかも無料です。
リク:そこは無料じゃなくていいです。
ワニオ:人間は比較の才能があります。
ワニオ:ただし、その才能が幸せとは限りません。
SNSは「比較の博物館」
リク:比較って昔からありますよね。
ワニオ:はい。
ワニオ:ただ、現在は比較する相手が非常に増えました。
ミカコ:SNSだ。
ワニオ:はい。
ワニオ:昔は学校。
ワニオ:会社。
ワニオ:近所。
ワニオ:比較対象はその程度でした。
リク:今は世界中の人が見えますもんね。
ワニオ:旅行。
ワニオ:高級レストラン。
ワニオ:ブランド品。
ワニオ:結婚報告。
ワニオ:昇進。
ワニオ:美しい人。
ワニオ:成功した人。
ワニオ:一日に何百人とも比較できます。
ミカコ:それは疲れるわ。
ワニオ:はい。
ワニオ:博物館は一日で全部見ると疲れます。
リク:SNSも同じ?
ワニオ:はい。
ワニオ:SNSは比較の博物館です。
ワニオ:しかも展示されているのは、多くの場合その人の「一番良い場面」です。
ミカコ:普段の失敗とか、落ち込んでる日なんて、あまり載せないもんね。
リク:つまり僕たちは、自分の普段と、誰かのベストシーンを比べてしまっている。
ワニオ:その比較は、人間にとって少し不利です。
ミカコ:勝負にならないじゃん。
ワニオ:はい。
ワニオ:他人の表紙と、自分の本文を比べない方が安全です。
リク:……今日、一番好きな例えかもしれません。
幸せは「慣れる」という性質を持っている

手に入れた瞬間がゴールではない
リク:比較の話を聞いて思ったんですが。
リク:もし比較しなければ、一度幸せになった人はずっと幸せなんでしょうか。
ミカコ:確かに。
ミカコ:宝くじに当たったら一生幸せなのかな、とか。
ワニオ:残念ながら、人間には「慣れる」という能力があります。
リク:慣れる。
ワニオ:はい。
ワニオ:新しいスマートフォンを買った日は嬉しいです。
ワニオ:しかし、一年後には普通になります。
ミカコ:それは分かる。
ワニオ:恋人ができた日も嬉しいです。
ワニオ:昇進した日も嬉しいです。
ワニオ:しかし人間は、その環境を少しずつ「日常」に変えていきます。
リク:だから次の幸せを探し始めるんですね。
ワニオ:はい。
ワニオ:幸せは手に入れると消えるのではありません。
ワニオ:日常へ変わっていくのです。
ミカコ:なんか切ないね。
ワニオ:切なくもあり、人間らしくもあります。
だから「もっと」が終わらなくなる
リク:慣れるなら、人間って永遠に満足できないんでしょうか。
ミカコ:それは嫌だな。
ワニオ:「もっと」が始まります。
リク:もっと。
ワニオ:もっとお金が欲しい。
ワニオ:もっと評価されたい。
ワニオ:もっと綺麗になりたい。
ワニオ:もっと自由になりたい。
ワニオ:今ある幸せに慣れると、新しい目標が生まれます。
ミカコ:向上心ってこと?
ワニオ:場合によります。
ワニオ:向上心は人生を豊かにします。
ワニオ:しかし「今では足りない」という気持ちだけが残ると、苦しくなります。
リク:なるほど。
ワニオ:階段を上ることは悪くありません。
ワニオ:ただ、一度も景色を見ないまま上り続けると疲れます。
ミカコ:今日は比喩が安定してる。
ワニオ:今日は調子が良い日です。
幸せな人は「今あるもの」も見ている
リク:じゃあ幸せな人って、「もっと」を考えないんですか。
ワニオ:考えます。
リク:考えるんですね。
ワニオ:はい。
ワニオ:ただし、「もっと」だけを見ません。
ミカコ:どういうこと?
ワニオ:今あるものも見ています。
ワニオ:健康。
ワニオ:家族。
ワニオ:友人。
ワニオ:安心して眠れる家。
ワニオ:今日笑えたこと。
ワニオ:そういうものを、ちゃんと数えています。
リク:「足りないもの」と「あるもの」、両方を見るんですね。
ワニオ:はい。
ワニオ:幸せな人は、多く持っている人ではありません。
ワニオ:持っているものに気付ける人です。
ミカコ:それは今日、一番刺さったかもしれない。
リク:僕もです。
リク:じゃあ最後は、その「幸せな人は何を見ているのか」をまとめてみましょう。
幸せな人は何を見ているのか

「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向ける
リク:ここまで話を聞いていて思いました。
リク:幸せな人って、特別な人生を送っているわけじゃないのかもしれませんね。
ミカコ:そうかも。
ミカコ:もちろん恵まれている人もいるけど、それだけじゃ説明できない。
ワニオ:はい。
ワニオ:幸せな人は「ないもの」も見えています。
リク:え?
ワニオ:見えていないわけではありません。
ワニオ:ただ、それだけを見続けません。
ミカコ:なるほど。
ワニオ:恋人がいない。
ワニオ:給料がもっと欲しい。
ワニオ:もっと綺麗になりたい。
ワニオ:そう思う日もあります。
ワニオ:しかし同時に、今日ご飯がおいしかった。
ワニオ:友達と笑えた。
ワニオ:仕事が無事終わった。
ワニオ:そんなことにも目が向いています。
リク:幸せって、大きな出来事だけじゃないんですね。
ワニオ:幸せは人生のイベントではありません。
ワニオ:日常の中で何を見るかです。
ミカコ:だから同じ毎日でも、人によって感じ方が違うんだね。
幸せは誰かに決めてもらうものではない
リク:でも世の中には、「幸せってこういうものだ」っていう空気がありますよね。
ミカコ:結婚して。
ミカコ:家を買って。
ミカコ:子どもがいて。
ミカコ:そういう人生が幸せ、みたいな。
ワニオ:一つの幸せです。
ワニオ:しかし、唯一の幸せではありません。
リク:一人の時間が好きな人もいますし。
ミカコ:仕事が楽しい人もいる。
ワニオ:旅行が好きな人。
ワニオ:家で本を読むのが好きな人。
ワニオ:山が好きな人。
ワニオ:海が好きな人。
ワニオ:人間はかなり違います。
リク:だから誰かの幸せを、そのまま自分の幸せにしなくていい。
ワニオ:はい。
ワニオ:他人の地図だけで歩くと、自分の行きたい場所を通り過ぎます。
ミカコ:それ、好き。
リク:僕もです。
幸せは「見ている方向」で変わる
リク:最後に聞かせてください。
リク:ワニオさんにとって、幸せって何ですか。
ミカコ:今日はちゃんと答えてよ。
ワニオ:幸せは目的地ではありません。
リク:じゃあ何ですか。
ワニオ:見ている方向です。
リク:方向。
ワニオ:持っていないものだけを見る。
ワニオ:他人ばかり見る。
ワニオ:昨日より足りないことだけを見る。
ワニオ:その方向を向き続けると、幸せは遠ざかります。
ミカコ:逆に、今あるものを見る。
ミカコ:自分のペースを見る。
ミカコ:自分にとって大切なものを見る。
ワニオ:はい。
ワニオ:景色は同じでも、向く方向が変わると見えるものも変わります。
リク:今日の話って、「幸せの条件」を探す話じゃなかったんですね。
ワニオ:違います。
ワニオ:幸せを見る目の話です。
ミカコ:今日は本当に良い締めだったね。
ワニオ:ありがとうございます。
リク:では最後に、今回の分析をまとめましょう。

まとめ|幸せは「何を持っているか」より、「何を見ているか」

リク:では今回の分析をまとめましょう。
ミカコ:最初は「幸せって何?」なんて答えが出ないテーマだと思ったけど、意外と整理できたね。
リク:僕もそう思います。
リク:お金。
リク:恋人。
リク:結婚。
リク:容姿。
リク:どれも幸せになるきっかけにはなるかもしれません。
リク:でも、それだけで幸せが決まるわけではありませんでした。
ワニオ:はい。
ワニオ:持っていることと、幸せであることは同じではありません。
ミカコ:そして比較ね。
ミカコ:SNSだったり、周りの人だったり。
ミカコ:比べる相手が変わるだけで、自分の幸せまで変わった気になる。
リク:現実は同じなのに、不思議ですよね。
ワニオ:人間は比較する生き物です。
ワニオ:そして慣れる生き物でもあります。
リク:だから「もっと」が終わらない。
ミカコ:でも、それ自体は悪いことじゃない。
ミカコ:問題は「もっと」しか見えなくなること。
ワニオ:昨日より多く持っていても、不足だけを見続ければ心は満たされません。
リク:逆に、今あるものにも目を向けられる人は、同じ毎日でも幸せを感じやすい。
ワニオ:はい。
ワニオ:幸せな人には共通点があります。
リク:何ですか?
ワニオ:「足りないもの」だけで人生を採点しません。
ミカコ:それ、好きかも。
リク:僕もです。
ワニオ:もちろん、目標を持つことは大切です。
ワニオ:もっと成長したい。
ワニオ:もっと稼ぎたい。
ワニオ:もっと素敵な恋愛がしたい。
ワニオ:それらは人生を前へ進めます。
ワニオ:しかし、その途中にある今日まで失う必要はありません。
リク:未来の幸せばかり追いかけて、今日の幸せを見落とさないこと。
ミカコ:案外、それが一番難しいのかもね。
ワニオ:人間は遠くを見るのが得意です。
ワニオ:その代わり、足元の花を見落とすことがあります。
リク:……良い例えですね。
ミカコ:しかも最後にちゃんと花で締めた。
ワニオ:偶然です。
リク:本当ですか?
ワニオ:少し狙いました。
ミカコ:正直。
リク:今回分析して分かったのは、幸せには一つの正解があるわけではないということです。
リク:だから誰かの人生を、そのまま自分の幸せの基準にする必要もありません。
ワニオ:幸せは、何を持っているかだけでは決まりません。
ワニオ:何を見て生きているかで、大きく変わります。
ミカコ:分析室らしい結論だったね。
リク:ですね。
リク:というわけで今回は、「幸せって何?」について分析してみました。




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