昼休みのこいこと。編集部。
ソファでスマホを眺めていたミユが、小さく「あっ」と声を上げた。
ミユ:ねぇみんな、これ見て。
ナナ:また面白い動画?
ミユ:違う違う。恋愛相談なんだけど。
ミユ:『彼女の女友達と会うのが苦手です。今度みんなでご飯に行くことになって憂うつです』だって。
ケンジ:ああ……その気持ちは分かるな。
リク:検索でも意外と多い悩みですよね。
ミサキ:えっ、そんなに?
ミユ:コメント欄も「分かる」「居場所なくなる」「何話せばいいか分からない」っていっぱい書いてあるよ。
ナナ:女性からすると、「友達を紹介したい」くらいの感覚なんだけどね。
ワニオ:興味深いですね。
ワニオ:人間は「知らない人」と会うことより、「評価されるかもしれない場」を苦手とする傾向があります。
ミユ:評価?
ワニオ:例えば就職面接です。面接官を嫌っているわけではありません。評価される環境そのものに緊張しています。
ケンジ:なるほど。
ケンジ:彼女の女友達と会う時って、「この人が彼氏なんだ」って見られてる感じはあるんだよ。
ミサキ:……それは少しあるかも。
ミユ:あるんだ!?
ミサキ:でも品定めじゃないよ。大切な友達だから、「どんな人なんだろう」って自然に気になるだけ。
ユキノ:なるほど。男性と女性で感じ方が結構違うテーマなんですね。
今回は「彼女の女友達が苦手」「実際に会う予定があって憂うつ」という男性の悩みについて、男女それぞれの本音を交えながら座談会を始めます。
彼女の女友達が苦手なのは普通?嫉妬だけが理由ではありません

ユキノ:まずはここからですね。「彼女の女友達が苦手」って、珍しいことなんでしょうか?
ケンジ:いや、かなり普通だと思うよ。
ケンジ:女友達本人が嫌いなんじゃない。ただ、完全アウェーなんだよね。
リク:男性同士なら多少無言でも成立しますけど、女性グループの中に一人だけ入ると、「何か話さなきゃ」というプレッシャーを感じる人は多いと思います。
ミユ:えー。でも別に試験なんてしてないよ?
ワニオ:試験かどうかは関係ありません。
ワニオ:人間は、採点される可能性を感じた瞬間、自分で試験会場を作ります。
ミユ:あ、それちょっと分かるかも。
ミサキ:でもね。
ミサキ:女性側も全員が歓迎ムードってわけじゃないのよ。
ミユ:え?
ミサキ:だって友達が「すごくいい人だから!」って連れてきた彼氏が、あまりにも横柄だったら嫌じゃない?
ナナ:まぁ、それはそう。
ミサキ:だから最初の30分くらいは、みんな結構見てるわよ。
ミユ:見てるんだ……。
ミサキ:もちろん減点方式じゃないわ。
ミサキ:でも「この人なら安心して任せられそう」って確認してるだけ。
ケンジ:それ聞くと男は余計緊張する(笑)。
ミサキ:だから勘違いしないで。
ミサキ:面白い人になろうとか、人気者になろうとか思わなくていいの。
ミサキ:彼女への態度を見れば、その人がどんな人かは大体分かるから。
ワニオ:なるほど。
ワニオ:面接ではなく、会社見学に近いですね。
ミユ:会社見学!?
ワニオ:ええ。働くのは彼氏本人です。周囲は社風を確認しているだけです。
ナナ:……なんか分かるような、分からないような例え(笑)。
男性が本当に苦手なのは「女友達」ではなく、その場の空気
話についていけない。「彼女を取られた」ような孤独感もある
ユキノ:さっき「アウェー」という話が出ましたけど、それが一番の理由なんでしょうか?
ケンジ:俺はそう思う。
ケンジ:女友達そのものが苦手というより、その空気についていけない。
リク:例えば学生時代の思い出話が始まると、男性は会話に入りづらくなります。
ミユ:あ、それやっちゃうかも。
ナナ:久しぶりに会う友達だと、どうしても昔話になるもんね。
ミサキ:しかも女性って、その場で一気に昔のテンションに戻るのよ。
ミユ:戻る戻る(笑)
ミサキ:彼氏から見たら、「知らない彼女」が急に現れたように感じるでしょうね。
ケンジ:まさにそれ。
ケンジ:横にいるのに、一人だけ置いていかれる感じになる。
ワニオ:興味深いですね。
ワニオ:人間は会話の内容よりも、「自分が参加できているか」を重要視します。
ワニオ:食事会というより、途中から始まっていたドラマの第八話だけ見せられる感覚です。
ミユ:それは入りづらい(笑)
リク:だから男性は、「嫌われているのかな」と勘違いしてしまうこともあります。
ナナ:でも女性側は全然そんなつもりないんだよね。
ミサキ:ええ。
ミサキ:むしろ逆。
ミサキ:友達との時間を楽しんでいるだけで、彼氏を仲間外れにしたいわけじゃない。
ミサキ:だから彼氏が急に黙り込むと、「今日疲れてるのかな?」くらいにしか思っていないことも多いわ。
ケンジ:男は「居場所がない」と感じてるのに、女性は気付いてないんだ。
ミユ:それは今日初めて知ったかも。
ミサキ:だから女性にも少しだけ気遣いは必要ね。
ミサキ:「ワニオくんはどう思う?」って一回話を振るだけで、空気はかなり変わるもの。
ワニオ:会議でも同じです。
ワニオ:一人だけ発言機会がないと、その人は議題より、自分の存在意義を考え始めます。
ミユ:恋愛の話なのに、また会社になった(笑)
ワニオ:人間関係は、案外どの組織でも似た構造をしています。
彼女の女友達が苦手だと感じる男性の多くは、女友達そのものを嫌っているわけではありません。
本当に苦手なのは、会話に入れないことや、自分だけ居場所がないように感じる空気です。
一方で女性側には悪気がないこともほとんどです。お互いの感じ方の違いを知っているだけで、「苦手」という気持ちは少し和らぐかもしれません。
無理に盛り上げなくて大丈夫。彼女の女友達と上手く付き合うコツ

「好かれよう」とするほど空回りしやすい
ユキノ:では実際に会うことになったら、男性は何を意識するといいのでしょうか?
ケンジ:まず、「全員に気に入られよう」と思わないことかな。
リク:それは大きいですね。
リク:頑張って盛り上げようとして、普段の自分とかけ離れた振る舞いをすると、かえって疲れてしまいます。
ミユ:でも静かすぎても気まずくならない?
ナナ:多少なら大丈夫。
ナナ:女友達同士でも、おしゃべりな人もいれば聞き役の人もいるし。
ミサキ:むしろ、無理して目立とうとする男性の方が気になるかもしれないわ。
ミユ:そうなの?
ミサキ:ええ。
ミサキ:面白い人を演じたり、自慢話ばかりしたり。
ミサキ:そういう人を見ると、「この人、今日の主役になりたいのかしら」って思うもの。
ケンジ:耳が痛い(笑)。若い頃はやったことあるなぁ。
ワニオ:人間は緊張すると、自分の価値を証明しようとする傾向があります。
ワニオ:しかし信頼は、プレゼンテーションより観察によって積み重なることが多いです。
リク:だから彼女への接し方が一番見られているんですよね。
ミサキ:その通り。
ミサキ:女友達が見ているのは、「話が面白い人か」じゃない。
ミサキ:友達を大切にしてくれる人かどうか。意外とそこだけなの。
ミユ:確かに、あたしもそこは見るかも。
ナナ:店員さんへの態度とか、彼女の話をちゃんと聞いてるかとかね。
ケンジ:つまり、彼女だけ大事にしてれば十分ってことか。
ミサキ:そう。
ミサキ:女友達を攻略しようとしなくていいの。
ミサキ:それより彼女を自然に大切にしている姿の方が、何倍も印象がいいわ。
ワニオ:投資でも同じです。
ワニオ:短期間で急激に信用を得ようとすると、高い利回りを約束する怪しい商品に手を出してしまいます。
ミユ:恋愛で投資の話になるの、ワニオだけだよ(笑)。
ワニオ:長期的な信用は、地味ですが最も再現性があります。
彼女の女友達と会うときは、無理に人気者になる必要はありません。
彼女を大切にする姿勢や、自然体で接することが、結果的に一番好印象につながります。
彼女の女友達は敵じゃない。味方になってくれることもある

最初の印象を乗り越えれば、関係はぐっと楽になる
ユキノ:最後にもう一つ気になることがあります。
ユキノ:彼女の女友達って、やっぱり彼氏を厳しく見ているものなんでしょうか?
ミユ:なんとなく「敵」みたいなイメージを持ってる男性もいそう。
ケンジ:俺も若い頃は思ってたよ(笑)。
ミサキ:それ、もったいない勘違いね。
ミユ:違うの?
ミサキ:もちろん、「友達を泣かせるような人じゃないか」は少し見るわ。
ミサキ:でも、それが分かったら終わり。
ミサキ:ずっと監視するほど暇じゃないもの。
ナナ:確かに(笑)。
ナナ:彼氏のことより、自分の仕事や恋愛で忙しいよね。
リク:男性は「ずっと評価され続ける」と考えがちですが、実際は最初だけということですか。
ミサキ:ええ。
ミサキ:それにね、本当に友達を大切にしてくれる彼氏なら、女友達は案外味方になるわよ。
ケンジ:味方?
ミサキ:例えば彼女が落ち込んでいたら、「あの人も頑張ってたよ」ってフォローしたり。
ミサキ:記念日の相談に乗ったり。
ミサキ:恋愛って二人だけで進むように見えて、実は周りの人に助けられることも多いの。
ワニオ:人間関係は対立構造で考えると複雑になります。
ワニオ:協力関係で考えると、意外と説明しやすくなります。
ミユ:敵チームじゃなくて、同じチームなんだ。
ワニオ:ええ。
ワニオ:彼女を大切にしたいという目的は一致していますから。
ナナ:もちろん相性はあるけどね。
ナナ:でも最初から「どうせ嫌われる」って壁を作っちゃうと、お互い話しづらくなる。
ケンジ:苦手でも普通に挨拶して、普通に話せばいい。
ケンジ:それくらいで十分なんだな。
ミサキ:そう。
ミサキ:彼女の女友達に好かれようとする必要はないわ。
ミサキ:でも、彼女を大切にする人なら、自然と嫌われる理由もなくなる。
ユキノ:なるほど。
ユキノ:「女友達は敵」と決めつけるより、お互いを知る機会だと思った方が気持ちも楽になりそうですね。
まとめ|彼女の女友達が苦手でも、無理に変わる必要はありません

ユキノ:今日は「彼女の女友達が苦手」というテーマで話してきました。
ミユ:最初は「男性ってそんなに嫌なんだ!」って驚いたけど、理由を聞いたら納得することばかりだったなぁ。
リク:苦手なのは女性そのものではなく、居場所がないように感じる空気でしたね。
ケンジ:男って意外と単純だからさ。
ケンジ:「歓迎されてないかも」って思うだけで、一気に縮こまっちゃう人もいる。
ナナ:女性側も、その気持ちは知っておいた方がいいね。
ナナ:一言話を振るだけでも全然違うと思う。
ミサキ:そして男性にも伝えたいことがあるわ。
ミサキ:彼女の女友達は、あなたと勝負したいわけじゃない。
ミサキ:友達が幸せそうなら、それだけで安心する人がほとんどよ。
ワニオ:人間関係は、不安があると対立として認識しやすくなります。
ワニオ:しかし実際には、敵がいるのではなく、知らない人がいるだけという場面も少なくありません。
ミユ:その考え方、ちょっと気持ちが楽になるね。
ユキノ:もし今度、彼女の女友達と会う機会があるなら、無理に盛り上げたり好かれようとしたりしなくても大丈夫です。
自然体で彼女を大切にする姿勢は、きっと周りにも伝わります。
最初は少し緊張するかもしれません。でも、その時間を乗り越えれば、「思っていたより普通だったな」と感じる男性も少なくありません。
ぜひ肩の力を抜いて、自分らしくその場を楽しんでみてください。



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