昼休みの編集部。
コンビニで買ってきたお菓子を机に広げながら、ミユがスマホを見て首をかしげた。
ミユ:ねぇ、この検索ワード見て。「わがままな彼女 うんざり」だって。
ナナ:おぉ、ずいぶんストレートに疲れてる人が検索してるね(笑)。
ケンジ:「彼女 ちょっと自由人」じゃなくて、「うんざり」まで来てるのか。
ミカコ:そこまで検索するってことは、一回や二回じゃないんでしょうね。
ミユはスマホを置いて腕を組んだ。
ミユ:でもさ、「わがまま」って人によって違わない?
ナナ:そうそう。「今日はイタリアン食べたい」くらいで「わがままだ!」って言う人もいるし。
ケンジ:逆に夜中の二時に「今から会いに来て♡」なんて言われても、「かわいいなぁ」なんて思ってた頃もあったな。
ナナ:若いねぇ(笑)。
ケンジ:いや、若いっていうか完全に振り回されてた(笑)。
編集部に笑いが広がる。
ミカコ:恋愛って、不思議なくらい「好き」が判断力を鈍らせるのよね。
ミユ:わかる〜。「好きだからしょうがない」って自分に言い聞かせちゃう。
ナナ:でも、それが積もると「なんでいつも私だけ」「なんで俺ばっかり」になるんだよね。
ケンジ:好きだから多少のわがままは笑える。でも、毎日だと笑えなくなる。
ミカコ:まずは本当に「わがまま」なのか、それとも価値観の違いなのかを整理した方がいいかもしれないわね。
「わがままな彼女にうんざりしている。」
そう感じるとき、相手が本当に自分勝手なのか、それとも伝え方や受け取り方の問題なのかは意外と見えにくいものです。
今回は編集部のみんなで、「男性が彼女にうんざりしてしまう瞬間」と、「改善できるケース・見直した方がいいケース」の違いについて、いつものように本音で話してみました。

わがままな彼女にうんざりするのはどんなとき?

自分の都合ばかり優先される
ミユ:やっぱり一番多そうなのって、自分の都合ばっかり優先されるパターンかな。
ナナ:あるある。「今日は会いたい」「今日は会えない」「迎えに来て」「やっぱいいや」。振り回される側は疲れるよね。
ケンジ:昔付き合ってた子がさ、金曜の夜だけ決まって「暇?」って連絡してきたんだよ。
ミユ:え、それ脈ありじゃん!
ケンジ:最初はそう思うだろ?でも土日は友達や趣味を優先して、平日は忙しい。結局、俺が空いてそうな金曜だけだった(笑)。
ナナ:便利な人扱いじゃん(笑)。
ケンジ:当時は好きだったから、「必要とされてる」って勘違いしてたんだよな。
ミカコ:恋愛では、好きな相手に予定を合わせること自体は普通。でも、それが一方通行になると話は別。
ミユ:「今回はごめん、次は私が合わせるね」って一言あるだけでも違うもんね。
ミカコ:そう。問題は予定変更そのものじゃないの。相手の時間や都合を想像しているかどうか。
ナナ:恋人だからって、相手の時間まで自分の持ち物じゃないからね。
ケンジ:俺も若い頃は「好きなら全部合わせるのが男だろ」なんて思ってた。でも続かなかった。
ミユ:好きだから頑張れる時期はあるけど、それが当たり前になると苦しくなるよね。
ミカコ:「わがままな彼女にうんざりした」と感じる男性の多くは、実は一回の出来事ではなく、小さな我慢の積み重ねで限界を迎えていることが多いのよ。
デートの予定を何度も変えられる、自分の都合だけで呼び出される、相手の予定は気にしない──。
そんな状態が続くと、「好きだから」で支えていた気持ちよりも、「自分ばかり我慢している」という感覚が大きくなり、やがて「うんざり」という気持ちにつながってしまいます。
感謝や謝罪がほとんどない
ナナ:あと地味にしんどいのが、「ありがとう」と「ごめん」が全然ない人。
ミユ:あ、それは恋愛じゃなくてもイヤかも。
ケンジ:俺、一回だけ車で片道二時間かけて迎えに行ったことあるんだよ。
ミユ:えっ、優しすぎない?
ケンジ:「着いたよ」って連絡したら、「もうちょっと待って」って言われてさ。
ナナ:あるあるだ(笑)。
ケンジ:三十分待って、ようやく乗ってきたと思ったら、「お腹すいた」。その日は最後まで「ありがとう」は聞けなかったな。
ミユ:うわぁ…それはちょっと切ない。
ミカコ:本人に悪気がない場合もあるのよ。誰かがしてくれることが当たり前の環境で育つと、それを特別なことだと認識できないことがあるから。
ナナ:でも悪気があるかないかって、受け取る側からしたらあんまり関係ないんだよね。
ケンジ:そうなんだよ。たった一言「ありがとう」があれば、「また頑張ろう」って思えるんだけどな。
ミユ:逆に、コンビニで飲み物一本買っても「ありがとー!」って笑顔で言われると、なんかこっちまでうれしくなるもん。
ミカコ:恋愛って、大きなサプライズよりも、小さな感謝や気遣いの積み重ねで満足度が決まることが多いの。
ナナ:だから「わがままな彼女にうんざりした」っていう人の話を聞くと、実際はわがままそのものより、「自分が大事にされてる感じがしない」って言ってることが多いよね。
ケンジ:好きだから何でもしてあげたい。でも、それを当たり前にされると、だんだん心がすり減っていくんだ。
感謝や謝罪の言葉は、特別なテクニックではありません。
「ありがとう」「ごめんね」という短い一言があるだけで、相手は「ちゃんと見てもらえている」と感じます。
逆に、それが長く欠けてしまうと、「自分ばかりが尽くしている」という不満が積み重なり、「もううんざりだ」という気持ちにつながってしまうことがあります。
実は「わがまま」ではないケースもある

価値観や伝え方の違い
ミユ:ここまで聞いてると、「わがままな彼女はダメ!」ってなりそうだけど…全部がそうとも限らないよね。
ナナ:そうそう。「わがまま」って便利な言葉なんだよ。自分の思い通りにならないと、すぐそう言う人もいる。
ケンジ:耳が痛い(笑)。若い頃の俺、たぶん何回か言ってた。
ミカコ:例えば、「もっと会いたい」「もっと連絡してほしい」という希望を伝えること自体は、わがままではないわ。
ミユ:好きだから会いたいって思うのは普通だもんね。
ミカコ:問題は、自分の希望を伝えることじゃなくて、相手の事情を無視して押し通そうとすること。
ナナ:「忙しいって言ってるのに、なんで来ないの?」はキツいけど、「寂しかったな」は全然違うよね。
ケンジ:同じ気持ちでも、言い方ひとつで受け取り方って変わるんだな。
ミユ:あとさ、人によって「普通」が違うのもあるよね。
ナナ:あるある。毎日LINEするのが普通の人もいれば、週に何回かで十分な人もいるし。
ミカコ:だから、「自分の普通」と「相手の普通」がズレているだけなのに、「わがままな彼女だ」と決めつけてしまうケースも少なくないの。
ケンジ:俺も付き合うたびに思うけど、「恋愛の常識」って人の数だけあるんだよな。
ナナ:結局、「相手がおかしい」で終わらせるより、「何が違うんだろう?」って話せるカップルの方が長続きする気がする。
「わがままな彼女にうんざりした」と感じたときでも、それが本当に相手の性格なのか、それとも価値観やコミュニケーションの違いなのかは、一度冷静に考えてみることが大切です。
話し合いで解決できるズレなら、必要なのは我慢ではなく、お互いを理解しようとする姿勢かもしれません。
甘えられる関係だから素が出ていることもある
ミユ:あとさ、家族とか親友にはちょっと雑になっちゃうことってない?
ナナ:ある(笑)。外では気を張ってるから、その反動で気が抜けるんだよね。
ケンジ:恋人にも同じことはあるよな。「この人なら大丈夫」って安心して、つい甘えすぎちゃう。
ミカコ:そこは難しいところね。安心して素を出せる関係は健全。でも、その安心に寄りかかりすぎると、相手への配慮が薄くなってしまう。
ミユ:「甘える」と「雑に扱う」って、似てるようで違うんだ。
ミカコ:違うわ。甘える人は、相手が嫌そうならブレーキをかけられる。でも、相手の反応を気にしなくなったら、それは配慮を失っている状態。
ナナ:たまにいるよね。「素の私を受け入れてよ」って言う人。
ケンジ:昔、それ言われたことある(笑)。
ミユ:どう返したの?
ケンジ:「もちろん受け入れたい。でも、俺にも素があるぞ」って(笑)。
ナナ:あはは、それは正論(笑)。
ミカコ:恋愛って、自分だけが素を出す関係じゃないの。お互いが安心して素を見せられる関係だから成り立つ。
ミユ:どっちかだけ我慢してるなら、それはもう「素」じゃなくて「遠慮」になっちゃうね。
ケンジ:安心できる相手だからこそ、「ありがとう」とか「ごめん」は意識して言った方がいいんだろうな。
ナナ:うん。近い人ほど、その一言を忘れちゃいけない。
恋人に甘えること自体は、決して悪いことではありません。
ただ、「この人なら許してくれる」と甘え続けて相手の気持ちを考えなくなると、それは愛情ではなく依存や配慮不足になってしまいます。
「わがままな彼女にうんざりしている」と感じたときは、その行動が一時的な甘えなのか、それとも相手への思いやりを失っている状態なのかを見極めることが大切です。
わがままな彼女と上手に付き合う方法

我慢ではなく「ここは嫌だった」を伝える
ミユ:でもさ、「わがままだな」って思っても、好きだと言えなくない?
ケンジ:めちゃくちゃ言えない(笑)。俺なんて「まあいっか」を積み重ねて、最後に爆発したことある。
ナナ:それ、一番ダメなやつじゃん。
ケンジ:そうなんだよ。「なんで今さらそんなこと言うの?」って向こうもなるしな。
ミカコ:我慢って、優しさに見えて実は問題を先送りしているだけのことも多いの。
ミユ:でも、「わがままだよ!」って言ったらケンカになりそう。
ミカコ:だから相手を評価する言い方じゃなくて、自分の気持ちを伝えるの。
ナナ:「君はわがままだ」じゃなくて、「今日は急に予定が変わって悲しかった」とかね。
ケンジ:確かに、それなら責められてる感じは少ないな。
ミカコ:人は「あなたが悪い」と言われると反発しやすい。でも、「私はこう感じた」と伝えられると話を聞きやすくなるのよ。
ミユ:恋愛って、勝ち負けじゃなくて「二人で困りごとを解決する」感じなのかも。
ナナ:そうそう。相手を変えようとするんじゃなくて、「どうしたら二人ともラクになる?」って考えられると強いよね。
ケンジ:若い頃の俺に教えてやりたいわ(笑)。我慢しても、相手はエスパーじゃないから気づかないんだよな。
ミユ:言わなくても分かってほしいって思っちゃうけど、意外と伝わってないことって多いんだね。
わがままな彼女にうんざりしたと感じても、すぐに別れを考える必要はありません。
まずは「何が嫌だったのか」「どうしてほしかったのか」を落ち着いて伝えることが大切です。
言葉にすることで初めて気づく人もいますし、改善しようと努力してくれる人もいます。我慢を続けるよりも、お互いに歩み寄るための会話を増やすことが、長く付き合うための第一歩になります。
改善がないなら、関係を見直すことも必要
ミユ:ちゃんと話し合って、それでも変わらなかったらどうするんだろ。
ケンジ:そこは難しいよな。好きだから簡単には離れられない。
ナナ:でもさ、「好きだから我慢する」が何年も続く恋愛って、結構しんどいよ。
ミカコ:話し合いをしても、「気にしすぎ」「そんなことで怒るの?」と受け止めてもらえないなら、一度立ち止まって考えた方がいいかもしれないわね。
ミユ:「気持ちを伝えること」と、「受け止めてもらえること」は別なんだ。
ミカコ:そう。恋愛は一人では改善できないから。
ケンジ:俺も「そのうち変わるだろ」って期待して付き合い続けたことがあるんだ。
ナナ:変わった?
ケンジ:俺が先に疲れた(笑)。
ミユ:あぁ…なんかリアル。
ケンジ:もちろん、人は変わることもある。でも、それは本人が「変わろう」と思ったときなんだよ。隣で願ってるだけじゃ、なかなか変わらない。
ナナ:恋愛ってさ、相手を育てるゲームじゃないんだよね。
ミカコ:その通り。相手を変えることに人生を使うより、自分が安心して笑える関係を選ぶことも大切な判断よ。
ミユ:「別れる」って悪いことだと思ってたけど、お互いのためになることもあるんだね。
ケンジ:あるよ。恋愛は続けることが正解じゃない。二人とも幸せになれることが正解だから。
ナナ:だから、「うんざりしてる自分」を責めなくていい。「何に疲れてるんだろう」って、一回ちゃんと考えてあげればいいんだよ。
わがままな彼女にうんざりしている状態が長く続き、話し合いをしても改善が見られない場合は、関係そのものを見直すことも選択肢の一つです。
恋愛は、どちらか一方だけが我慢し続けることで成り立つものではありません。
お互いを尊重し、思いやりを持てる関係であることが、長く幸せに付き合うためには欠かせない条件です。

まとめ|「好きだから我慢する」が続く恋愛は長続きしにくい

ミユ:なんか今日の話聞いてたら、「わがままな彼女」って一言じゃ片付けられないんだなって思った。
ケンジ:そうだな。本当にわがままな人もいる。でも、価値観が違うだけだったり、甘え方が不器用だったりすることもある。
ミカコ:だから大切なのは、「相手が悪い」と決めつけることではなく、二人の関係が健全かどうかを見ることね。
ナナ:それでもずっと「自分ばっかり我慢してるな」って思うなら、その恋愛は一回立ち止まって考えた方がいい。
ケンジ:恋愛って、我慢大会じゃないからな。
ミユ:好きな人と一緒にいるのに、ずっと疲れてるのは悲しいもんね。
ナナ:うん。笑うことよりため息の方が増えてきたら、黄色信号かもしれない。
ミカコ:相手を変えることに必死になるより、自分が自然体でいられる関係を大切にしてほしいわ。
ケンジ:好きだから頑張る日はあってもいい。でも、毎日頑張らないと続かない恋愛は、どこかで無理が出る。
ミユ:なんか今日は、彼女の話というより「恋愛ってお互い様なんだなぁ」って話だったね。
ナナ:結局そこなんだよ。どっちかだけが我慢する恋愛じゃなくて、二人でちょっとずつ歩み寄れる恋愛の方が、きっと長く続く。
「わがままな彼女にうんざりしている」と感じたときは、感情だけで結論を出すのではなく、その原因を冷静に考えてみることが大切です。
話し合いで解決できることもあれば、価値観の違いが大きすぎることもあります。
大切なのは、好きだから我慢し続けることではなく、お互いを思いやりながら笑顔で過ごせる関係を築くこと。
もし今の恋愛に疲れを感じているなら、一人で抱え込まず、自分の気持ちにも目を向けてみてください。それが、これからの恋愛をより幸せなものにする第一歩になるはずです。



