昼下がりの編集部。
仕事がひと段落し、コーヒーを飲みながら雑談をしていた。
ナナ:ねぇ、みんなの周りにさ。
ユキノ:うん?
ナナ:何かと張り合ってくる人っていない?
ミカコ:いる。
ナナ:即答だね。
ミカコ:「昨日忙しくてさ」って言えば、「私は三日寝てない」。
ミカコ:「旅行行ってきた」って言えば、「私は海外だけどね」。
ナナ:そうそう!
ナナ:別に勝負してるつもりないのに、毎回試合が始まる人。
ユキノ:悪気がある人もいれば、本人は気付いてないこともあるよね。
ワニオ:張り合ってくる人は、温度計を持って散歩する人みたいですね。
ナナ:温度計?
ワニオ:外が暖かいか寒いかではなく、「隣の人より自分の数字が上か下か」が気になってしまうのです。
ミカコ:意味わからないけど、要するに比較することが目的になってるってことか。
ワニオ:はい。同じ景色を見ていても、見ているのは景色ではなく数字なんですね。
ユキノ:だから普通の会話まで勝ち負けになってしまうんだ。
ナナ:なるほどね。それは疲れるわ。
ユキノ:今回は、そんな「張り合ってくる人」の特徴や心理、上手な付き合い方についてみんなで話してみよう。

張り合ってくる人の特徴とは?

ユキノ:まずは、「張り合ってくる人」ってどんな特徴があるのか整理してみよう。
ナナ:一番分かりやすいのは、何でも自分の話に変わっちゃう人かな。
ミカコ:「私も」じゃなくて、「私はもっと」になる。
ユキノ:例えば、「昨日忙しかった」って話をすると。
ナナ:「私は三日寝てない。」
ミカコ:「旅行行ってきた。」って言えば、「私は海外だけど。」
ナナ:別に勝負始めた覚えないんだけどね。
ワニオ:検索エンジンみたいですね。
ナナ:急にGoogle。
ワニオ:相手の話を聞くと、自動的に「自分に関係ある情報」を探し始めます。
ミカコ:つまり、相手の話を聞いてるようで、自分の話題を検索してるってことか。
ワニオ:はい。検索速度は非常に優秀です。
ナナ:性能が高いのに使い方が惜しい(笑)
何でも勝ち負けで考えてしまう
ユキノ:張り合ってくる人って、普通の会話でも勝ち負けを作ってしまうことがあるよね。
ナナ:おすすめのお店を教えただけなのに、「私はもっと美味しい店知ってる。」とかね。
ミカコ:情報交換じゃなくて、優劣の話になってしまう。
ワニオ:体重計みたいですね。
ナナ:また急にきた。
ワニオ:数字そのものより、「隣の人より上か下か」が気になり始めると、本来の目的を忘れます。
ミカコ:会話を楽しむことより、勝つことが目的になるってことね。
ワニオ:はい。人間は、ときどき目的より順位を大切にします。
ユキノ:だから話していて疲れちゃうんだね。
否定から会話が始まりやすい
ナナ:あとさ、「でも。」から始まる人も多くない?
ミカコ:一回相手を否定してから、自分の話をする人ね。
ユキノ:悪気はなくても、言われた方は疲れちゃう。
ワニオ:スマートフォンのカメラみたいです。
ナナ:どういうこと?
ワニオ:相手は「写真を見て」と言っているのに、「新しい機能があります」と別の話が始まります。
ミカコ:相手が話したいことより、自分が話したいことを優先しちゃうんだ。
ワニオ:はい。便利な機能でも、今それじゃないと思われることがあります。
ナナ:あー、それはちょっと笑った(笑)
ユキノ:張り合ってくる人って、本人は普通に会話しているつもりでも、相手は競争させられている気持ちになることがあるんだね。
ナナ:じゃあ次は、どうしてそんなふうに張り合ってしまうのか、その心理を考えてみよう。
張り合ってくる人の心理|なぜ何でも競争したがるの?

ユキノ:じゃあ次は、「どうして張り合ってくるんだろう?」っていう心理について考えてみよう。
ナナ:単純に負けず嫌いだから?
ミカコ:もちろんそれもある。
ミカコ:でも、本当に自信がある人は、意外と張り合わないことが多いよ。
ナナ:そうなの?
ミカコ:うん。
ミカコ:自信がある人は、自分の基準で満足できる。
ミカコ:でも自信がないと、「自分は上なのか、下なのか」を周りで確認したくなる。
ユキノ:だから比較が増えるんだ。
ミカコ:そう。
ミカコ:相手に勝ちたいというより、「自分は大丈夫だ」って安心したい人も少なくない。
承認欲求や劣等感が隠れていることもある
ナナ:じゃあ、張り合ってくる人って劣等感が強いってこと?
ミカコ:全員じゃないけど、その傾向はあると思う。
ミカコ:認められたい気持ちが強かったり、自分に自信が持てなかったり。
ユキノ:だから「私の方が」「私はもっと」って言葉が増えるんだね。
ミカコ:そう。
ミカコ:本当は相手と戦いたいんじゃなくて、自分の不安と戦っているのかもしれない。
ナナ:そう聞くと、少し見え方が変わるね。
ワニオ:スマートフォンの充電みたいですね。
ナナ:今日はスマホ好きだね。
ワニオ:充電が十分ある人は、何%あるか何度も確認しません。
ミカコ:でも減ってくると、何回も見ちゃう。
ワニオ:はい。
ワニオ:心も似ています。満たされている人ほど、自分の残量を他人で確認しません。
ユキノ:……なるほど。
ナナ:張り合うことって、「勝ちたい」だけじゃなくて、「安心したい」なのかもしれないね。
だからといって我慢する必要はない
ユキノ:でも、理由が分かっても疲れるものは疲れるよね。
ナナ:そこは別問題。
ミカコ:相手の事情を理解することと、振り回されることは違うから。
ユキノ:うん。
ミカコ:「この人は不安なんだな」と思うのは自由。
ミカコ:でも、その不安まで背負う必要はない。
ワニオ:人間は、ときどき他人の荷物まで自分のリュックに入れてしまいますね。
ナナ:あ、それは分かる。
ワニオ:帰る頃には、「なぜ重いのだろう」と悩み始めます。
ユキノ:だから相手を理解しても、自分の心はちゃんと守ることが大事なんだね。
ナナ:じゃあ次は、張り合ってくる人に振り回されないための付き合い方を考えてみよう。
張り合ってくる人への対処法|振り回されないためにできること

ユキノ:じゃあ最後に、一番大事な「どう付き合えばいいのか」を考えよう。
ナナ:私はもう勝負しない。
ミカコ:それが一番。
ナナ:昔は「いやいや、私の方が…」って返してたんだけど。
ユキノ:張り合い返してた?
ナナ:そう。
ナナ:でも気付いたら、お互い疲れるだけだった。
ミカコ:張り合ってくる人と同じ土俵に立つと、終わりがなくなるからね。
ワニオ:オセロみたいですね。
ナナ:オセロ?
ワニオ:相手が石を置くたびに、自分も置き返しているとゲームは続きます。
ミカコ:でも、置かなければ始まらない。
ワニオ:はい。勝負は、参加した人だけが続けられます。
ユキノ:だから「張り合わない」が一番の対処法なんだね。
相手を変えようとしない
ナナ:「そんなに張り合わなくてもいいじゃん。」って言いたくなることもあるけどね。
ミカコ:でも、人を変えようとすると疲れる。
ユキノ:本人が気付かない限り、変わるのは難しいことも多いよね。
ミカコ:だから「この人はこういう話し方なんだ」と理解して、必要以上に引っ張られないこと。
ワニオ:天気みたいなものですね。
ナナ:今日はシンプル。
ワニオ:雨を止めようとするより、傘を持った方が早いです。
ミカコ:相手を変えるより、自分の対応を変える方が現実的ってことね。
ワニオ:はい。人間は、天気より他人を変えたがります。
ナナ:確かに(笑)
距離を取ることも立派な選択
ユキノ:どうしても疲れてしまう相手なら、少し距離を置くのもありだと思う。
ナナ:無理に仲良くし続けなくてもいいもんね。
ミカコ:仕事なら必要最低限。
ミカコ:友達なら会う回数を減らす。
ミカコ:それだけでも心はかなり楽になる。
ワニオ:充電器も、ずっと差しっぱなしにはしませんね。
ナナ:またスマホ(笑)
ワニオ:必要な距離を保つから、長く使えます。
ユキノ:人間関係も同じなのかもしれないね。
ナナ:近づきすぎないことも、優しさなんだ。
ユキノ:張り合ってくる人を変えようとするより、自分が心地よくいられる距離を選ぶ。
ユキノ:それが、一番自分を守る方法なのかもしれないね。
ナナ:じゃあ最後に、今日の話をまとめよう。
まとめ|張り合ってくる人と勝負しないことが一番の対処法

ユキノ:今日は「張り合ってくる人」について話してきたけど、一番大事なのは勝とうとしないことなのかもしれないね。
ナナ:うん。
ナナ:昔は「負けたくない」って思ってたけど、それって相手のペースに乗ってたんだなって思う。
ミカコ:張り合ってくる人は、これからも誰かと比較すると思う。
ミカコ:でも、自分までその競争に参加する必要はない。
ユキノ:相手を変えようとするより、自分の距離感や受け止め方を変える。
ユキノ:その方が心はずっと楽になるよね。
ナナ:「勝った」「負けた」より、「今日は楽しかった」で終われる会話の方が好きだな。
ワニオ:人間関係は、通知設定みたいですね。
ナナ:通知設定?
ワニオ:すべてにオンにすると、ずっとスマートフォンが鳴り続けます。
ミカコ:必要なものだけ受け取る。
ワニオ:はい。
ワニオ:心も同じです。すべての挑戦状に返信する必要はありません。
ナナ:それ、今日一番好きかも。
ユキノ:張り合ってくる人に疲れたときは、「勝つ方法」を探すより、「参加しない方法」を選んでみてね。
人間関係は、勝ち負けではなく心地よさで選んでいいもの。
あなたの毎日が、誰かとの比較ではなく、自分らしく過ごせる時間で増えていくことを願っています。



