デートの誘い方はどうする?好きな人を自然に誘うコツ・LINE例文を男女で解説

好きな人をデートに誘いたい。LINEで文を作ったが送信できない。

好きな人をデートに誘いたい。

行ってみたいお店もある。二人でもっと話してみたい。できれば、これをきっかけに少し距離を縮めたい。

そこまでは決まっているのに――。

「なんて誘えばいい?」

たった一通のLINEが、なかなか送れない。

ある日のこいこと。編集部でも、スマホを握ったまま動かなくなっている男が一人いた。

ナナ:イツキ、さっきからスマホ見すぎじゃない?

イツキ:ちょっと考えてるんですよ。

ミサキ:既読がつかない女でも眺めてるの?

イツキ:なんでそんな嫌な予想するんですか。

リク:何か送ろうとしてるんですか?

イツキ:……ちょっと聞いていいですか。

ユキノ:どうぞ。

イツキ:好きな人をデートに誘うときって、皆さんならなんて送ります?

ナナ:おお。

ミサキ:そういうこと。

ワニオ:まだ送っていなかったのですね。

イツキ:なんで送ったことになってるんですか。

ナナ:で、どんな関係の人?

イツキ:普通に話せるくらいです。LINEもします。でも二人で出かけたことはなくて。

リク:じゃあ、最初のデートですね。

イツキ:そうなんです。それで「デートしてください」は重い気がするし、「暇だったら遊ばない?」だと軽すぎる気もするし。

ミサキ:まず「デート」って言わなくていいんじゃない?

イツキ:え、言わなくていいんですか?

ミサキ:付き合ってもない男から急に「僕とデートしてください」なんて来たら、私はちょっと構える。

ナナ:ミサキの場合、言い方が大げさなんじゃない?(笑)

リク:でも僕も、最初から特別なイベントみたいにしなくていいと思います。「今度ご飯行きません?」くらいの方がお互い楽じゃないですか。

イツキ:それは分かるんですけど……。

ナナ:送れない?

イツキ:送れないですね。

ナナ:まあ、好きな人相手だとね。文章だけ見れば簡単なのに、送信ボタンが急に重くなるんだよ。

ワニオ:ボタンの重量は変化していません。

ナナ:そういう話じゃない(笑)。

ユキノ:でも、イツキみたいに「どう誘えば自然なのか」「断られにくい誘い方はあるのか」で悩む人は多いと思う。

イツキ:まさにそれです。変な誘い方して、それでダメになるのは嫌なんですよ。

ミサキ:じゃあ最初に言っておくけど、絶対にOKされるデートの誘い方なんてないわよ。

イツキ:いきなり希望を消さないでくださいよ。

ミサキ:でも本当でしょ。誘い方が上手でも、行きたくなければ断るもの。

ユキノ:そこは大事かもね。今回考えたいのは、相手を無理にOKさせるテクニックじゃない。

ユキノ:好きな人が答えやすく、自分の気持ちも自然に伝えられるデートの誘い方。そこをみんなで考えてみようか。

ワニオ:では、イツキさんの送信ボタンが軽くなるところまでを目標に。

イツキ:最後は自分で押しますからね。

ナナ:押すところまで見届けようよ。

イツキ:なんで公開処刑みたいになってるんですか(笑)。

好きな人をデートに誘うなら、どんな言葉が自然なのか。

まずは、誘い文句を考える前に知っておきたい「デートの誘い方で大切なポイント」から話していこう。

目次

好きな人へのデートの誘い方で大切な3つのポイント

デートの誘いのLINEを受信した女性。嬉しそう。

ユキノ:まずイツキは、どんな誘い方をしようとしてたの?

イツキ:それが決まらないから困ってるんですよ。「今度ご飯でも行きませんか?」とか。

ミサキ:悪くないけど、「今度」っていつ?

イツキ:そこまで決めてないです。

ナナ:じゃあ誘われた方も、「いいね、今度行こう」で終わる可能性あるね。

イツキ:ああ……一番進まないやつだ。

ワニオ:双方が「今度」と言い続けた場合、デートは開催されません。

リク:間違ってないですけど、すごく事務的ですね(笑)。

ユキノ:上手なデートの誘い方って、気の利いたセリフを考えることじゃないと思うんだよね。

ユキノ:大切なのは、相手が「行きたい」「今回は難しい」を答えやすい誘い方にすること。まずそこから考えてみよう。

1.相手が答えやすい誘い方にする

ユキノ:例えば「今度どこか行かない?」だけだと、相手も何を想像すればいいか分からないよね。

リク:僕なら、ある程度具体的にします。「この前話してた映画、今度観に行きません?」とか。

ナナ:いいね。誘われる側も判断しやすい。

イツキ:じゃあ、場所とか目的を入れた方がいい?

ユキノ:うん。「○○に行ってみたいんだけど、一緒に行かない?」くらいでも十分。

ミサキ:あと、相手に選択肢を残すことね。

イツキ:選択肢?

ミサキ:「土曜日空いてるでしょ? じゃあここ行こう」みたいに勝手に決めないってこと。

ナナ:それは誘いというより予定を入れられてる(笑)。

ミサキ:誘う側は勇気を出してるから自分のことでいっぱいになりがちだけど、誘われる側にも断る自由があるのよ。そこ忘れない方がいい。

イツキ:なるほどなあ。

ワニオ:出口のない部屋には入りにくいですからね。

ナナ:デートを急に怖い場所にするな(笑)。

2.最初から「特別なデート」にしすぎない

イツキ:せっかく誘うなら、ちゃんとデートっぽいところに行った方がいいのかなとも思ってたんですけど。

ミサキ:私は逆。

イツキ:そうなんですか?

ミサキ:まだ二人で出かけたこともない相手から、いきなり一日がかりのデートに誘われたら重い。

ナナ:朝待ち合わせして、水族館行って、夜景見て、ディナーまで予約してあります――みたいな?

ミサキ:そう。まだ付き合ってもないのに朝から晩まで私の一日を押さえないでって思う。

イツキ:厳しい(笑)。

ミサキ:むしろ最初なんて、ご飯とかカフェくらいでいいのよ。「もうちょっと一緒にいたかったな」くらいで終わる方が次につながるでしょ。

リク:僕も最初は短めの方が誘いやすいですね。相手にとっても負担が少ないですし。

ナナ:映画とかランチとか、「ちょっと行ってみようか」くらいの方が気楽だよね。

ワニオ:初回から十二時間コースにする必要はないということですね。

ミサキ:十二時間も何するのよ。

ワニオ:途中で休憩を。

ナナ:もうデートじゃなくて勤務時間なのよ(笑)。

3.「あなたと行きたい」が少し伝わる方がいい

ナナ:たださ、気軽に誘うのはいいんだけど、気軽すぎるのもちょっと寂しくない?

イツキ:どういうことです?

ナナ:例えば「暇だから誰かと飯行きたいんだけど、来る?」みたいな。

ミサキ:嫌ね。

ナナ:でしょ? 好きって告白する必要はないけど、誘われた側だって「これ、私だから誘ってるのかな?」くらいは気になるじゃん。

リク:だから共通の会話をきっかけにするのはいいですよね。「この前好きって言ってたから」とか。

イツキ:あ、それなら好意を出しすぎずに特別感もあるか。

ナナ:そうそう。「誰でもいい」じゃなくて、ちゃんとその人を見て誘ってる感じ。

ミサキ:変に恋愛テクニックを使うより、そっちの方がよっぽど嬉しいわよ。

ワニオ:つまり、「重くしない」と「どうでもよさそうにしない」の間ですね。

ユキノ:うん。そこがちょうどいいと思う。

イツキ:その「間」が難しいんですけどね。

ミサキ:だから考えすぎなのよ。

イツキ:好きな人を誘う側は考えるんですよ!

ナナ:まあまあ(笑)。じゃあ次はもっと具体的にやろうよ。

イツキ:お願いします。

ナナ:会話してるとき、LINEしてるとき、特にきっかけがないとき。それぞれどう誘えば自然なのか。

ワニオ:いよいよ実践編ですね。

ミサキ:あなたはデートしないのに楽しそうね。

ワニオ:人が何かに悩んでいる様子は興味深いです。

イツキ:観察対象にされてる……。

自然なデートの誘い方は?きっかけ別に考えてみよう

デートする男女。楽しそうにしている。

ユキノ:じゃあ、ここからは実際にどう誘うか考えてみようか。

イツキ:待ってました。

ミサキ:さっきから聞いてると、イツキは「自然な誘い方」にこだわりすぎなのよ。

イツキ:だって突然誘ったら、「なんで私?」って思われません?

ナナ:思われてもよくない? 好きだから誘ってるんでしょ。

イツキ:それがバレるのが恥ずかしいんですよ。

ナナ:デートには誘いたい。でも好意は絶対バレたくない。

イツキ:できれば。

ミサキ:欲張りね(笑)。

会話の流れからデートに誘う

リク:自然さを重視するなら、普段の会話から誘うのが一番やりやすいと思います。

イツキ:例えば?

リク:相手が「韓国料理好きなんだよね」って話したとしますよね。

イツキ:はい。

リク:そこで無理に誘わなくても、近くに気になる店があれば「そういえば○○に新しい店できましたよね。一緒に行きません?」とか。

ナナ:いいじゃん。めちゃくちゃ普通。

ミサキ:こういうのでいいのよ。

イツキ:でも、その場でそんな綺麗に話題が出ます?

ミサキ:出なかったら後から誘えばいいじゃない。

イツキ:後から?

ミサキ:「この前○○好きって言ってたよね。よさそうなお店見つけたんだけど行かない?」でいいでしょ。

ナナ:むしろ覚えててくれたんだって、ちょっと嬉しいかも。

イツキ:なるほど。それなら確かに自然だな。

ユキノ:食べ物じゃなくても同じだね。映画、イベント、趣味、行ってみたい場所。普段の会話にはデートにつながるきっかけが結構あるよ。

ワニオ:相手の話を覚えておく必要がありますね。

ナナ:そこ大事。

ワニオ:「何が好きでしたっけ?」から始めると難易度が上がりそうです。

ミサキ:それはまず普段の会話を頑張りなさい(笑)。

行きたい場所を理由にデートへ誘う

ユキノ:もう一つ使いやすいのは、自分が行きたい場所をきっかけにする方法かな。

イツキ:「ここ行きたいんだけど一緒に行かない?」ってことですか?

ユキノ:そう。かなりシンプル。

リク:僕はこれが一番誘いやすいですね。「気になってる店があるんですけど、今度一緒に行きません?」とか。

ナナ:リクっぽいね。

リク:そうですか?

ナナ:変な小細工しなさそう。

リク:誘う時点で緊張するので、小細工まで考える余裕ないですよ(笑)。

イツキ:リクさんも緊張するんですね。

リク:しますよ。ただ、理由は場所でも、結局その人と行きたいから誘うわけじゃないですか。それなら普通に言った方がいいかなって。

ナナ:うん。そのくらいがちょうどいいと思う。

ミサキ:ただし、本当に自分しか興味なさそうな場所へ強引に連れていくのは違うからね。

イツキ:相手の好みも考える。

ミサキ:当然。デートって相手も参加するのよ。

ワニオ:一人では成立しませんね。

ナナ:当たり前なのよ(笑)。

誘う理由がなくても、普通に「ご飯行かない?」でいい

イツキ:じゃあ逆に、共通の趣味もないし、ちょうどいい店も見つからない場合はどうします?

ミサキ:ご飯に誘えば?

イツキ:だから、その理由ですよ。

ミサキ:いらない。

イツキ:え。

ミサキ:「今度ご飯行かない?」

イツキ:それだけ?

ミサキ:それだけ。

イツキ:いやいや、それができたら苦労しないんですよ。

ナナ:あはは(笑)。

ミサキ:じゃあ何? 「以前からあなたと食事をする正当な理由を探しておりまして」って前置きするの?

イツキ:それは怖いです。

ミサキ:でしょ。自然なデートの誘い方を考えすぎて、不自然な口実を作るくらいなら普通に誘った方がいいのよ。

ナナ:これはミサキに賛成だな。

イツキ:でも相手に「なんで二人で?」って聞かれたら?

ナナ:「もっと話してみたいと思って」とかでよくない?

イツキ:うわ、それ結構好意出ません?

ナナ:出るよ。

イツキ:出るんだ(笑)。

ナナ:だって好きなんでしょ。少しくらい出していいじゃん。

リク:何の好意も感じない誘い方にしちゃうと、相手も友達として誘われたのか判断できなくなりますしね。

ワニオ:好意を完全に隠しながら恋愛関係を進めるのは、姿を隠したまま集合写真に写ろうとするようなものでしょうか。

イツキ:例えが分かるような分からないような。

ナナ:でもワニオが言いたいことは分かる(笑)。

ユキノ:きっかけがあれば利用する。でも、きっかけを作ること自体が目的にならないようにする。それくらいでいいんじゃないかな。

イツキ:なるほど……。

ミサキ:で、あなたは何に誘いたいの?

イツキ:ご飯です。

ミサキ:じゃあ、ご飯行こうって言いなさいよ。

イツキ:簡単に言うなあ。

ナナ:じゃあ実際に文章作ってみる?

イツキ:お願いします。

ワニオ:いよいよ送信でしょうか。

イツキ:まだです! まず例文を作るところからです!

ミサキ:先が長いわね。

LINEでのデートの誘い方|そのまま使える例文

スマホの画面、LINEでデートに誘う文面。OKの返信が来ている。

イツキ:ここ、一番知りたいです。

ミサキ:やっと実際に送る文章まで来たわね。

ナナ:長い道のりだった(笑)。

ユキノ:じゃあ関係性ごとに考えてみようか。ただ、例文をそのままコピーするというより、相手との会話に合わせて少し変えて使うのがおすすめね。

友達や知り合いをデートに誘う場合

リク:普段から話す相手なら、前に出た話題を使うのが自然ですよね。

リク:例えば、「この前話してた○○、今度一緒に行きません?」くらい。

ナナ:いいね。シンプル。

ミサキ:変に「実は前から誘おうと思ってたんだけど……」とか付けなくていいのよ。

イツキ:でも付けたくなるんですよ。こっちは一大決心してるから。

ミサキ:その一大決心を全部相手に背負わせないの。

ナナ:ああ、それ大事かも。誘う側にとっては一大イベントでも、誘われる側には普通のLINEとして届くんだもんね。

ワニオ:送信者側では最終決戦でも、受信者側では夕食後に届いた一件の通知かもしれません。

イツキ:最終決戦まで追い込まれてないです(笑)。

職場や学校など、普段会う相手をデートに誘う場合

ユキノ:職場や学校で会う人なら、その人が好きだと言っていたものをきっかけにするのもいいね。

ナナ:例えば?

ユキノ:「○○好きって言ってたよね。気になってるお店があるんだけど、今度一緒に行かない?」とか。

リク:普段の会話を覚えていたことも伝わりますね。

ミサキ:ただし、職場なら断られたあとも普通に会うんだから、余計に圧をかけないこと。

イツキ:ああ……確かに。

ミサキ:断られて翌日から露骨に落ち込んだり、態度変えたりしない。それまで込みで誘いなさい。

ナナ:そこまで考えられると大人だね。

ワニオ:デートの誘いは一日ですが、職場は翌日も営業します。

ナナ:会社を店みたいに言わない(笑)。

ある程度仲がいい相手なら、日程まで具体的に誘う

イツキ:すでに結構仲がいい場合は?

ユキノ:それなら、もう少し具体的でもいいと思う。

ユキノ:「今度二人でご飯行こうよ。来週の金曜か土曜あたり空いてる?」みたいに。

イツキ:いきなり日にちまで聞いていいんですね。

リク:むしろ本当に行きたいなら、どこかで日程は決めないといけないですからね。

ナナ:「今度行こうね!」だけで終わると、本当にずっと行かないから(笑)。

ワニオ:「今度」という言葉だけで半年経過する人もいます。

イツキ:さっきから時間経過に厳しいなあ。

ミサキ:でも一理あるわよ。「今度行こう」を三回くらい繰り返してるなら、もう日程出しなさい。

ユキノ:ただ、「○日しか空いてないから、この日にして」ではなくて、候補を出したり「都合いい日ある?」と聞いたりして、相手が選べる形にするといいね。

イツキ:なるほど。具体的だけど、決めつけない。

ユキノ:そういうこと。

ナナ:で、イツキはどれが使えそう?

イツキ:「この前話してた店、今度一緒に行かない?」かなあ。

ミサキ:いいじゃない。

イツキ:最後に「もしよかったら」とか入れた方がいいですかね。

ミサキ:いらない。

イツキ:即答。

リク:一個くらいなら別にいいと思いますけど、「もし迷惑じゃなかったら、都合がよければ、よかったら」って重ねると逆に不安そうに見えますね。

ナナ:分かる。断りやすくしてあげるのと、自信なさそうに誘うのはちょっと違う。

ワニオ:非常口を増やしすぎると、どこからも出ていきそうです。

イツキ:それは困る(笑)。

ユキノ:LINEでデートに誘うなら、短く、具体的に、相手が返事を選べる形にする。基本はそれで十分だと思う。

イツキ:なんか最初に考えてた文章より、だいぶ短くなりました。

ナナ:最初は何文字くらい書こうとしてたの?

イツキ:いや、それはちょっと……。

ミサキ:長文だったのね。

イツキ:まだ送ってないからセーフです!

ユキノ:じゃあちょうどいいから、次は逆に「やらない方がいい誘い方」を見てみようか。

ナナ:イツキの下書き、教材になりそうだね。

イツキ:絶対見せませんからね(笑)。

これは避けたい!好きな人をデートに誘うときのNG

デートに誘う文を考える男性。異様な長文。NGの代表例。

ナナ:じゃあイツキ。見せないって言ってた下書き、どんな感じだったの?

イツキ:見せませんよ。

ミサキ:内容じゃなくて、長さ。

イツキ:……まあ、そこそこ。

リク:画面いっぱいになるくらい?

イツキ:そこまではいってないです。

ナナ:じゃあ半画面?

イツキ:なんで取り調べみたいになってるんですか(笑)。

ユキノ:でも、好きな人をデートに誘うときって、失敗したくないからこそ余計なことを足しちゃうんだよね。

イツキ:そうなんですよ。「急にごめん」とか「変な意味じゃないんだけど」とか。

ミサキ:変な意味じゃないなら、何の意味なのよ。

イツキ:そう言われると……。

ナナ:好きなのに「好きじゃないですよ」って保険かけながら誘うと、かえって分かりにくくなるかもね。

NG1.長文で気持ちを説明してから誘う

ユキノ:まず避けたいのは、デートに誘うだけなのに長文で気持ちを説明することかな。

リク:まだ告白するわけじゃないですからね。

イツキ:でも、「急に誘ってごめん」くらいは?

ミサキ:別に悪いことしてないんだから謝らなくていい。

ナナ:本当に突然で相手を驚かせそうなら一言あってもいいけど、謝罪文みたいにしなくていいよね。

ミサキ:「前からもっと話してみたいと思ってて、急にこんなこと言ったら迷惑かもしれないんだけど、もし嫌じゃなかったら……」って続いたら、まだ誘われてもないのにこっちまで緊張するわよ。

イツキ:ちょっと僕の下書きに近い気がする。

ナナ:危なかったね(笑)。

ワニオ:デートの誘いより前置きの方が長いと、本題が行方不明になります。

ユキノ:「一緒に行かない?」という肝心な部分をシンプルに伝える。それで十分だよ。

NG2.相手が断りにくい誘い方をする

ナナ:私はこっちの方が嫌かな。「土曜日空いてるよね?」みたいな決めつけ。

ミサキ:嫌ね。「空いてる」って答えたら、その後断りにくくなるやつ。

イツキ:先に予定を聞くのもダメなんですか?

ユキノ:予定を聞くこと自体は問題ないよ。ただ、何に誘うのか隠したまま逃げ道をなくすような聞き方は避けた方がいいね。

リク:「土曜空いてます?」より、「土曜、よかったら○○行きません?」の方が分かりやすいですよね。

ナナ:そうそう。行きたいなら行く。予定があるなら断る。まだ二人で出かけたくないなら、それも断れる。

ミサキ:上手な誘い方って、断れない状況を作ることじゃないから。

ワニオ:断れない誘いは、誘いというより捕獲に近づいていきます。

ナナ:恋愛記事で「捕獲」って言わないの(笑)。

イツキ:でも分かりやすいです。

NG3.断られた瞬間に理由を追及する

イツキ:……これ聞くの怖いんですけど、断られたらどうします?

ミサキ:断られる。

イツキ:終わった。

ナナ:違う違う(笑)。断られたときにどう返すかってことでしょ?

イツキ:そうです。「その日は無理」って来たら、「じゃあいつ空いてる?」って聞きたくなるじゃないですか。

ミサキ:一回待ちなさい。

イツキ:待つ?

ミサキ:相手が「その日は無理、ごめん」って言ってるのに、即座に「じゃあ日曜は? 来週は?」って始まったら断る方も疲れるでしょ。

リク:僕なら一度「了解です、またタイミング合ったら行きましょう」くらいで返しますね。

ナナ:それで相手から「来週なら空いてるよ」とか返ってきたら嬉しいしね。

イツキ:何も返ってこなかったら?

ワニオ:スマートフォンを置きます。

イツキ:現実的(笑)。

ワニオ:画面を見続けても予定は生成されません。

ナナ:それは本当にそう。

ユキノ:一度断られただけなら、本当に予定が合わなかった可能性もある。だから、その一回だけで「完全に脈なし」と決めなくてもいいと思う。

イツキ:じゃあ、もう一回誘ってもいい?

ユキノ:そこは相手の反応を見たいね。

ミサキ:そう。断られたことより、どう断られたかを見るの。

イツキ:どう断られたか……。

ナナ:「その日は無理だけど来週なら行ける」と言われるのと、毎回「最近忙しくて」で終わるのは、やっぱりちょっと違うじゃん。

リク:次はそこを整理した方がよさそうですね。

ワニオ:では、「デートに断られたら脈なしなのか」について。

イツキ:今、一番聞きたくないテーマが来た……。

ナナ:誘う前から落ち込まないの(笑)。

デートに断られたら脈なし?見るべきなのは「断り方」

デートに誘ったが断りの返信。脈なしなのか考える男性。

イツキ:できればここ、誘う前に知りたくなかったです。

ナナ:なんでよ(笑)。知ってた方が気楽に誘えるじゃん。

イツキ:「断られた場合」を具体的に想像すると、急に送信ボタンが遠くなるんですよ。

ミサキ:まだ押してもないのに、もう振られた気分になってるじゃない。

リク:でも実際、デートに誘って断られたら「脈なしかな」って考えますよね。

ユキノ:うん。ただ、一度デートを断られただけで脈なしとは限らないよ。

イツキ:本当ですか?

ナナ:そりゃそうでしょ。本当に予定がある日だって普通にあるよ。

ミサキ:好きな人に誘われたからって、先約全部キャンセルするわけじゃないもの。

イツキ:確かに。

ワニオ:人間にはデート以外にも予定があります。

ナナ:当たり前なんだけど、恋してると忘れるんだよね(笑)。

「その日は無理だけど○日なら」は前向きな反応

ユキノ:断られたときに見ておきたいのは、断ったという事実だけじゃなくて、その後の反応かな。

リク:例えば「土曜日は無理ですけど、日曜なら大丈夫ですよ」とか。

イツキ:それ来たら嬉しいですね。

ナナ:それなら普通に日曜に行けばいいじゃん。

ミサキ:「今週は無理だけど来週なら」とか、「その店は難しいけどご飯なら」とかね。相手から別の案が出てくるなら、少なくとも会うこと自体を嫌がってはいない可能性は高いでしょ。

イツキ:じゃあ代案があるかどうかを見る。

ユキノ:一つの目安にはなるね。ただ、代案がなかったから即脈なし、と決めつける必要もないよ。

イツキ:そこは違うんですか?

ナナ:断った瞬間にそこまで頭回らない人もいるからね。「ごめん、その日予定ある!」で普通に終わっちゃう人もいる。

ミサキ:一回のLINEから恋愛感情を全部判定しようとしない方がいいわよ。

ワニオ:一枚の写真だけで映画全編の内容を判断するようなものでしょうか。

ナナ:今日のワニオ、例えがちゃんとしてる。

ワニオ:普段もしています。

ミサキ:自覚はあるのね。

何度誘っても曖昧に断られるなら、一度引いてみる

イツキ:じゃあ一回断られて、しばらくしてもう一回誘うのはアリ?

リク:僕はアリだと思います。ただ、何度も同じ反応なら引きますね。

イツキ:同じ反応って?

リク:誘うたびに「最近忙しくて」「また今度」で終わって、向こうから日程の話も出ない。それが続くなら、少なくとも今は積極的に会いたいわけではないのかなって。

ナナ:そこを「誘い方が悪かったのかな」って考えすぎなくてもいいと思う。

ミサキ:そうね。言い回しを変えて何度も突破しようとしないこと。

イツキ:「今度ご飯行かない?」がダメだったから、「映画行かない?」に変えるとか?

ミサキ:そう。それでダメなら水族館、それもダメなら花火大会って、イベントを変えながら迫ってきたら怖いでしょ。

ナナ:デートスポット総当たり(笑)。

ワニオ:一度閉まっていた店の前で、毎日開店を待つ必要はありません。

ナナ:お、分かりやすい。

ワニオ:店の話です。

ナナ:急に逃げた(笑)。

ユキノ:好きな人をデートに誘うときって、「どうすればOKしてもらえるか」に意識が向きやすいけど、相手の反応を受け止めるところまでが誘うことなんだと思う。

イツキ:……なるほど。

ユキノ:OKなら嬉しい。予定が合わないならまた機会を探す。何度誘っても難しそうなら、一度距離を置く。

リク:その方がお互い気まずくなりにくいですよね。

ナナ:それに、断られたからって「誘わなきゃよかった」にはならないと思うよ。

イツキ:そうですかね。

ナナ:だって誘わなかったら、ずっと何も始まらないじゃん。

ミサキ:そういうこと。デートの誘い方を100点にしてから誘おうとしてたら、いつまで経っても誘えないわよ。

ワニオ:そして「今度」が半年後になります。

イツキ:半年はもういいですって(笑)。

ユキノ:じゃあ、そろそろイツキにも結論を出してもらおうか。

イツキ:え。

ナナ:送るんでしょ?

ミサキ:ここまで全員に相談して送らなかったら、何の記事だったのよ。

イツキ:分かってますって!

イツキはもう一度、手元のスマホに目を落とした。

最初に作っていた長い文章は、すでに消してある。

残っているのは、驚くほど短い一文だった。

まとめ|上手なデートの誘い方は「OKさせること」ではない

デートに誘うのに成功。関係を深めて付き合うまでに発展した。

ナナ:で、何て送ることにしたの?

イツキ:読み上げるんですか?

ミサキ:ここまで付き合わせたんだから当然でしょ。

イツキ:付き合わせたって……皆さん途中から楽しんでましたよね。

ワニオ:私は興味深く観察していました。

イツキ:それが一番嫌なんですよ(笑)。

ユキノ:まあまあ。嫌なら相手の名前とかは言わなくていいから。

イツキ:じゃあ……。

イツキはスマホの画面を見ながら、少し照れくさそうに読み上げた。

イツキ:「この前話してたお店、やっぱり気になってて。今度一緒に行かない?」

ナナ:いいじゃん。

リク:自然だと思います。

ユキノ:うん。相手も返事しやすいね。

ミサキ:最初からそれでよかったのよ。

イツキ:それを作るために今日ずっと相談してたんですよ!

ミサキ:十数文字増やすか減らすかで、ずいぶん遠回りしたわね。

ワニオ:しかし、最初の長文は送信されずに済みました。

ナナ:それだけでも今日の成果だね(笑)。

イツキ:じゃあ……これで送ります。

ナナ:お。

リク:頑張ってください。

イツキ:ちょっと静かにしてもらっていいですか。

ミサキ:なんでよ。

イツキ:集中したいんです。

ミサキ:送信ボタン押すだけで何に集中するのよ。

ワニオ:重量が増しているのでしょう。

ナナ:最初の話に戻った(笑)。

イツキの親指が、画面の上で止まる。

数秒。

さらに数秒。

ミサキ:まだ?

イツキ:今やりますって。

ミサキ:今っていつ?

ワニオ:半年後でしょうか。

イツキ:送った!

ナナ:おおー!

リク:ついに。

イツキ:……なんか、送った瞬間の方が怖いですね。

ミサキ:もうできることないんだから、スマホ置きなさい。

イツキ:いや、でも既読が――

ワニオ:画面を見続けても返信は生成されません。

ナナ:今日それ二回目(笑)。

ユキノ:でも、今回の答えってそこなのかもしれないね。

イツキ:どこです?

ユキノ:上手なデートの誘い方は、相手から必ずOKをもらえる誘い方じゃない。

ユキノ:行きたいなら「行きたい」と言える。都合が悪ければ別の日を提案できる。行きたくなければ断れる。そんなふうに、相手が自分の気持ちで返事できる誘い方が一番いいんじゃないかな。

リク:そのうえで、自分も「あなたと行きたい」ってことをちゃんと伝える。

ナナ:あとはもう、ちょっと勇気だね。

イツキ:結局そこは必要なんですね。

ナナ:そりゃ必要だよ。好きな人を誘うんだもん。

ミサキ:断られる可能性をゼロにしてから恋愛しようなんて無理なのよ。

ワニオ:しかし、誘わなければデートが発生する確率はかなり低そうです。

イツキ:ワニオさんに言われると妙に現実的だな……。

ユキノ:好きな人をデートに誘いたいなら、完璧な言葉を探し続けなくても大丈夫。

相手の好きなものや会話の流れをきっかけにして、行き先をある程度具体的にする。そして、相手が無理なく返事できる余白を残す。

「この前話してた○○、今度一緒に行かない?」

最初の一歩なら、それくらいシンプルでも十分だ。

大切なのは、うまく誘って相手を動かすことではない。

自分は会いたいと伝えて、相手の答えもちゃんと尊重すること。

その二つができれば、少なくとも「上手なデートの誘い方」のスタートラインには立てているはずだ。

イツキ:……あ。

ナナ:どうした?

イツキ:既読つきました。

ナナ:早っ。

ミサキ:スマホ置きなさいって言ったでしょ。

イツキ:無理ですよ!

ワニオ:ここからは別の記事になりそうですね。

リク:確かに(笑)。

ユキノ:じゃあ今回はここまで。

ナナ:返事は?

イツキ:まだ来てません!

ミサキ:待ちなさい。

ワニオ:半年は待たなくてよいと思います。

イツキ:半年ネタ、いつまで引っ張るんですか(笑)。

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