編集部で雑談している時だった。
「あの人、急に来なくなったよね」
そんな何気ない一言から、話題は“優しい人”についてになった。
空気を読んで。
頼まれごとも断れなくて。
いつもニコニコしている。
でも、そういう人ほど、ある日突然いなくなることがある。
周囲からすると、「え、なんで?」となる。
でも本人の中では、ずっと前から限界だったりする。
今回は、「優しい人ほど急にいなくなる理由」について、編集部メンバーで本音トークしていく。

優しい人ほど、“無理してる顔”を見せない

ソウタ:なんか……。
ソウタ:「いい人だったのに急に来なくなった」みたいな人、たまにいますよね
ユキノ:いるいる
ユキノ:しかも、周りからは全然そんな風に見えてなかったりするのよね
ケンジ:だいたい限界まで我慢してんだよ
マリ:うん。
マリ:本当に優しい人って、“しんどい顔”を見せないの
ソウタ:あぁ……。
ソウタ:周りに気を遣わせたくないんですかね
マリ:そうねぇ。
マリ:「空気悪くしたくない」とか、「自分さえ我慢すれば」って思っちゃうのよね
ケンジ:で、頼まれると断れない
ユキノ:優しい人って、“ちゃんとしなきゃ”も強い気がする
ソウタ:あ、それわかります
ソウタ:期待に応えようとしすぎるというか
マリ:優しい人ほど、“嫌われない努力”をずっと続けちゃうのよね
編集部の空気が、少し静かになる。
ケンジ:でもさ。
ケンジ:人間って、ずっと無理できるようには作られてねえんだよ
ユキノ:うん……。
ユキノ:だから、ある日突然プツって切れちゃうんだろうね
“急にいなくなる人”は、本当はずっと我慢している

ソウタ:でも、不思議なんですよね
ソウタ:周りから見ると、普通に元気そうな人も多いじゃないですか
ケンジ:そりゃそうだ
ケンジ:限界の人ほど、ギリギリまで普通にしてるからな
ユキノ:あぁ……。
ユキノ:“迷惑かけたくない”が強いんだろうね
マリ:優しい人って、「しんどいです」って言う前に頑張っちゃうのよね
ソウタ:……。
ケンジ:だから周りは、「急にいなくなった」って感じる
ケンジ:でも本人の中じゃ、何回も限界きてんだよ
編集部の空気が少し静かになる。
ユキノ:こいこと。のメンバーでも、抱え込みそうな人いるよね
マリ:リクくんとか、結構ひとりで頑張っちゃうタイプよねぇ
ケンジ:ユウトもそうだな
ケンジ:あいつ、人に気遣いすぎる
ソウタ:……なんか、わかります
ユキノ:逆に、ミカコさんとかナナさんって、限界くる前にちゃんと言いそう
マリ:ふふ。
マリ:タイプ違うものねぇ
ケンジ:ただな。
ケンジ:“いい人”って、周りからは本当に限界が見えにくいんだよ
ソウタ:だから、急に消えたように見えるんですね
マリ:そう。
マリ:でも本当は、“急”じゃないことが多いのよね

優しい人が壊れないために必要なこと

ソウタ:じゃあ……。
ソウタ:優しい人って、どうしたら壊れずに済むんですかね
ユキノ:それ、知りたい人めちゃくちゃ多そう
ケンジ:まあまず。
ケンジ:“嫌われない”を頑張りすぎねえことだな
ソウタ:……。
マリ:優しい人って、“ちゃんとしてる人”でいようとしすぎるのよね
ユキノ:断るの苦手だったりね
ソウタ:あぁ……。
ソウタ:「これくらい大丈夫」って思っちゃうんですよね
ケンジ:その“これくらい”が積み重なるんだよ
マリ:で、気づいた時には限界なの
ユキノ:しかも本人、“頑張りすぎてる自覚”ないこと多いよね
マリ:そうなのよ。
マリ:我慢が普通になっちゃってるから
ケンジ:本当に優しい人って、“壊れる直前まで自分を後回し”にするんだよ
ソウタ:……痛いなぁ、それ
ユキノ:でも、ちょっとわかる
ユキノ:「自分が我慢すれば丸く収まる」って思っちゃう時あるし
マリ:優しさって、本当は“無理し続けること”じゃないのよね
ソウタ:え?
マリ:ちゃんと疲れて。
マリ:ちゃんと断って。
マリ:ちゃんと距離を取れることも、大事なの
ケンジ:“いい人”でいようとしすぎると、人間関係って長持ちしねえからな
ユキノ:あぁ……。
ユキノ:なんかそれ、すごいわかる
ソウタ:優しい人って、“我慢できる人”じゃなくて。
ソウタ:“ちゃんと自分も大事にできる人”なのかもしれないですね
マリ:ふふ。
マリ:たぶん、そういうことなのよ
編集部に、少しやわらかい空気が流れる。
優しい人ほど、急にいなくなる。
でも本当は、“急”じゃない。
その人はずっと前から、静かに頑張り続けていたのかもしれない。
ユキノ:でも、ケンジさんも昔そうだったんじゃないですか?
ケンジ:ん?
ユキノ:なんか……。
ユキノ:今は豪快な感じですけど、案外ずっと周り優先してそうというか
ケンジ:はは。
ケンジ:まあ、否定はできねえな
マリ:昔はもっと酷かったわよねぇ
ケンジ:おい
マリ:無理して“いい人”やってた感じ
ケンジ:……。
ソウタ:え、ケンジさんが?
マリ:周り優先して。
マリ:自分は後回しにして。
マリ:で、限界きても平気な顔してたのよ
ケンジ:まあ……。
ケンジ:昔は、“ちゃんとしてる男”でいなきゃって思ってたからな
ユキノ:やっぱり
ケンジ:でも結局、無理し続けるとどっかで壊れるんだよ
マリ:優しい人ほど、“壊れるまで頑張れちゃう”のよね
まとめ|“急にいなくなった”ように見えるだけかもしれない
優しい人ほど、空気を読む。
頼まれごとも断れない。
「自分さえ我慢すれば」と思ってしまう。
だからこそ、限界が見えにくい。
周囲からすると、“急にいなくなった”ように見える。
でも本当は。
その人の中では、ずっと前から限界だったのかもしれない。
今回、編集部メンバーが話していたのは、
“優しさ”は、無理し続けることじゃないということだった。
ちゃんと疲れる。
ちゃんと断る。
ちゃんと距離を取る。
それは冷たさではなく、“壊れないために必要な優しさ”なのかもしれない。
もし今、
「なんかしんどい」
「全部ちょっと疲れた」
そう感じているなら。
無理して“いい人”を続けすぎていないか、一度だけ自分に聞いてみてもいいのかもしれない。




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