「この仕事、向いてないのかもしれない……」
朝起きた瞬間から会社へ行きたくない。頑張っているのに成果が出ない。同僚は楽しそうに働いているのに、自分だけ取り残されている気がする。
そんなふうに悩んで、「転職した方がいいのかな」「自分が甘えているだけなのかな」と検索してこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
でも、「仕事が向いてない」と感じる理由は一つではありません。
本当に仕事そのものが合っていない場合もあれば、職場環境や人間関係、経験不足が原因でそう感じているケースもあります。
今回は、こいこと。編集部で「仕事向いてない問題」をテーマに座談会を開催しました。
共感担当のミユ、論理派のリク、人生経験豊富なマリ、そして人間観察が趣味のワニオが、それぞれ違った視点から「仕事が向いてない」と感じたときの考え方や対処法について語ります。
今の仕事を続けるべきか、それとも転職を考えるべきか。
この記事を読み終える頃には、自分が今、本当に悩むべきポイントが少し整理できるはずです。

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仕事が向いてないと感じる人によくあるサイン

ユキノ:今日は「仕事向いてない」と感じる人によくあるサインについて話していきましょう。まずは、どんなときに「この仕事、自分には合ってないかも」と思うのでしょうか?
ミユ:私はやっぱり、朝起きた瞬間に「会社行きたくない……」って毎日思うようになったら危険信号だと思う。
マリ:そうだね。でも、その気持ちだけで「向いてない」って決めつけるのは少し早いかな。
リク:そうですね。例えば、新しい部署へ異動した直後や入社したばかりなら、慣れないことが原因でつらく感じることもあります。
リク:「仕事が向いてない」と「まだ慣れていない」は、まったく別の話です。
ワニオ:泳ぎを覚えたばかりのカモが、「私は空を飛ぶのに向いていません」と落ち込んでいるようなものですね。
ミユ:いや、それは最初から飛べないじゃん(笑)
ワニオ:でも人間も似ています。
ワニオ:まだ泳ぎ方を覚えている途中なのに、「向いていない」と結論を出してしまう人は意外と多いんです。
ユキノ:なるほど。他にはどんなサインがありますか?
マリ:何年続けても、仕事が少しも楽にならない時かな。
マリ:経験を積めば普通は少しずつ余裕が出てくるものだけど、何年経っても毎日限界まで苦しいなら、一度立ち止まって考えてもいいと思う。
リク:それと、周りと比べすぎてしまう人も多いですね。
リク:同期が評価されている、自分だけミスが多い。それだけで「向いてない」と思い込んでしまうケースもあります。
ミユ:SNSとか見てても、「みんな仕事楽しそう」って思っちゃうんだよね。
マリ:でも、楽しそうに見える人も、家では悩んでいるかもしれない。
マリ:他人と比べることと、自分に仕事が向いているかは別問題なんだよ。
ユキノ:まずは「仕事が向いてない」と決めつける前に、その原因を整理することが大切なんですね。
ユキノ:では次に、「本当に仕事が向いてない人」と「そうではない人」の違いについて掘り下げていきましょう。
本当に仕事が向いてない人と、そうではない人の違い

ユキノ:ここが一番気になるところかもしれませんね。「仕事が向いてない」と感じても、本当に転職した方がいい人と、そうではない人の違いって何でしょう?
リク:僕はまず、「仕事」と「職場」を分けて考えることが大切だと思います。
ミユ:仕事と職場?
リク:はい。
リク:例えば営業の仕事が嫌なんじゃなくて、上司との相性が悪いだけかもしれません。
リク:逆に、人間関係は最高でも、仕事内容そのものが苦痛という人もいます。
リク:「今の会社が合わない」のか、「仕事そのものが合わない」のかを切り分けることが大切です。
マリ:それ、すごくあるよね。
マリ:私の友達も、「仕事向いてない」って辞めたけど、同じ仕事を別の会社でしたら毎日楽しそうに働いてるわ。
ミユ:えっ、そんなことあるんだ!
マリ:あるある。
マリ:職場の雰囲気や人間関係が変わるだけで、人って驚くくらい変わることがあるの。
ワニオ:水槽が合わない魚を見て、「この魚は泳ぐのに向いていません」と言う人はいませんからね。
ミユ:また魚(笑)
ワニオ:淡水魚を海へ入れれば元気がなくなります。
ワニオ:でも、水を変えたら元気になることもあります。
ワニオ:能力ではなく、環境が合っていないだけというケースは、人間にもよくあります。
ユキノ:逆に、「これは仕事そのものが向いてないかもしれない」というケースはありますか?
リク:あります。
リク:何年経験を積んでも苦痛が減らない。
リク:成果が出ないだけでなく、仕事そのものに興味も持てない。
リク:改善するために努力しても、まったく噛み合わない。
リク:そういう場合は、仕事内容との相性を考え直してもいいと思います。
マリ:「向いてない」と気付くことって、悪いことじゃないのよ。
マリ:自分に合う働き方を探すための、大事なヒントになることもあるからね。
ユキノ:なるほど。「仕事が向いてない」と感じたら、まずは仕事なのか、職場なのか、それとも環境なのかを整理することが第一歩なんですね。
ユキノ:では次は、多くの人が一度は考える「仕事を辞めたいと思うのは甘えなの?」というテーマについて話していきましょう。
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仕事を辞めたいと思うのは甘え?そんなふうに自分を責めなくてもいい

ユキノ:「仕事辞めたいなんて甘えかな……」って悩む人も多いですよね。
ミユ:分かる!
ミユ:SNSとかでも「みんな頑張ってるんだから我慢しろ」って意見を見ちゃうと、「私が弱いだけなのかな」って思っちゃう。
マリ:でもね、自分を責めすぎなくていいのよ。
マリ:「辞めたい」と思うことと、「甘えている」ことは同じではないの。
リク:そうですね。
リク:例えば、人間関係で心がすり減っていたり、長時間労働が続いていたりするなら、それは環境の問題です。
リク:そういう状況で「辞めたい」と思うのは、ごく自然な反応なんですよ。
ワニオ:靴の中に小石が入っているのに、「歩くのがつらい私は甘えています」と言う人はいません。
ミユ:また変な例え話だ(笑)
ワニオ:まず小石を出します。
ワニオ:人間は、小石が入ったまま何年も歩こうとしてしまうことがあるんです。
マリ:いい例えだわ。
マリ:もちろん、少し大変だからすぐ辞めるという選択はおすすめしないの。
マリ:でも、毎日泣きたくなるほど苦しかったり、体調まで崩してしまったりしているなら、自分を守ることを優先していいのよ。
リク:「辞める・辞めない」をすぐ決める必要はありません。
リク:まずは「なぜ辞めたいのか」を言葉にして整理することが大切です。
ミユ:「仕事が嫌」じゃなくて、「何が嫌なのか」を考えるってことだね!
ユキノ:そうすると、転職した方がいいのか、それとも今の職場で解決できることなのかも見えてきそうですね。
ユキノ:では次は、「仕事が向いてない」と感じたときに試してほしい対処法を紹介していきましょう。
仕事が向いてないと感じたときに試したい5つの対処法

ユキノ:ではここからは、「仕事が向いてない」と感じた時に、まず試してほしいことを教えてください。
リク:一つ目は、「何がつらいのか」を書き出すことです。
ミユ:頭の中で考えるだけじゃダメなの?
リク:頭の中だけだと、「全部嫌だ」と感じやすいんです。
リク:でも書き出してみると、「仕事」ではなく「人間関係」だったり、「残業」だったり、本当の原因が見えてくることがあります。
マリ:原因が分かるだけでも、少し心が軽くなるものなのよ。
マリ:漠然と「仕事が嫌」と思い続けるより、「私はここがつらいんだ」って気付けることが大切だわ。
ユキノ:二つ目は何でしょう?
リク:信頼できる人へ相談することです。
リク:上司や先輩、家族、友人など、自分だけで抱え込まないことですね。
ワニオ:地図を持っている人に道を聞くのは恥ずかしいことではありません。
ワニオ:迷子ほど、一人で歩き続けようとするものです。
ミユ:ワニオって、たまにすごく刺さること言うよね(笑)
ユキノ:三つ目は?
マリ:自分が少しでも「得意だった仕事」を思い出してみることね。
マリ:人は苦手なことばかり見てしまうけど、ちゃんとできていたこともあるはずよ。
マリ:そこに、自分らしく働けるヒントが隠れていることも多いの。
リク:四つ目は、異動できるなら検討することです。
リク:会社を辞める前に部署や仕事内容を変えられるなら、それだけで状況が改善するケースもあります。
ユキノ:最後は?
マリ:転職活動を始めること、かしら。
ミユ:えっ、辞めるってこと?
マリ:ううん、違うのよ。
マリ:すぐ辞める必要はないわ。
マリ:求人を見るだけでも、「他にも選択肢がある」と思えるようになるの。
マリ:その安心感だけで、今の仕事と落ち着いて向き合える人もいるのよ。
ミユ:「辞めるか続けるか」の二択じゃなくて、「選択肢を知る」ってことなんだね!
ユキノ:そう考えると、気持ちにも余裕が生まれそうですね。
ユキノ:では最後に、「転職した方がいいサイン」について整理していきましょう。
転職した方がいいサインとは?無理を続けないための判断基準

ユキノ:最後に、「仕事が向いてない」と感じた時に、本当に転職を考えた方がいいサインについて教えてください。
リク:一番分かりやすいのは、心や体に不調が出ている時ですね。
リク:眠れない。
リク:食欲がない。
リク:休日も仕事のことばかり考えてしまう。
リク:仕事が原因で健康を失い始めているなら、働き方を見直すタイミングだと思います。
ミユ:「もう少し頑張れば変わるかも」って思っちゃう人も多いよね。
マリ:その気持ちも、とてもよく分かるの。
マリ:でもね、自分の心や体は、一度壊れてしまうと回復するまで時間がかかることもあるのよ。
マリ:だから、限界まで我慢する前に立ち止まる勇気も大切だわ。
ユキノ:他にもありますか?
リク:成長できる未来が見えないことです。
リク:毎日同じ仕事を繰り返すだけで、新しい経験も学びもない。
リク:何年後の自分を想像しても希望が持てないなら、一度キャリアを見直してもいいでしょう。
ワニオ:鉢植えの植物は、自分で植木鉢を選べません。
ワニオ:でも人間は、自分で植え替えることができます。
ワニオ:根が悪いのではなく、鉢が小さくなっているだけということもあります。
ミユ:今日はワニオの例え、全部分かりやすい(笑)
マリ:それとね、ハラスメントや暴言が当たり前の職場なら、「自分が我慢すればいい」と思わなくていいのよ。
マリ:安心して働ける環境は、誰にとっても当たり前に大切なものよ。
マリ:自分を守るために環境を変えることは、逃げではないわ。
ユキノ:今日は「仕事向いてない」というテーマでしたが、「自分がダメだから」と決めつける必要はないということがよく分かりました。
ミユ:うん!
ミユ:仕事が向いてないんじゃなくて、環境や働き方が合ってないだけってこともあるんだね。
ユキノ:では最後に、今日の話をまとめていきましょう。
まとめ|「仕事が向いてない」は、自分を知るチャンスかもしれない

ユキノ:今日は「仕事が向いてない」というテーマについて話してきました。
ミユ:最初は「向いてない=転職しなきゃ」って思ってたけど、そうじゃないんだね。
リク:はい。
リク:「仕事が向いてない」と感じた時に大切なのは、感情だけで結論を出さないことです。
リク:仕事内容が合わないのか。
リク:職場環境が合わないのか。
リク:経験不足なのか。
リク:原因が分かれば、次の行動も見えてきます。
マリ:それとね、自分を責めすぎないでほしいの。
マリ:向いていない仕事に苦しむことは、決して恥ずかしいことじゃないわ。
マリ:いろいろな経験をしながら、「自分らしく働ける場所」を見つけていく人もたくさんいるのよ。
ワニオ:渡り鳥は、一年中同じ場所にはいません。
ワニオ:季節に合わせて居場所を変えるから、元気に生きていけます。
ワニオ:人間も、「今いる場所だけがすべて」と思わなくてもいいのかもしれませんね。
ミユ:なんか今日は勇気をもらえた気がする!
ミユ:「向いてないかも」って思うことは悪いことじゃなくて、自分を知るきっかけになるんだね。
ユキノ:もし今、仕事に悩んでいるなら、一人で抱え込まないでください。
ユキノ:焦って結論を出す必要はありません。
ユキノ:まずは「なぜ向いてないと感じるのか」を整理することから始めてみましょう。
ユキノ:その一歩が、今より自分らしく働ける未来につながるかもしれません。



